こんにちは!ぐうたび編集部副編集長のいっし~です。今回は、層雲峡温泉にある「層雲閣MOUNTAIN RESORT 1923」に泊まってきました。
「層雲閣グランドホテル」の方が聞き馴染みがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
実は2022年に「層雲閣Mountain Resort 1923」としてリニューアルしているんです。(以下、層雲閣)
2021年のレストランリニューアルをはじめ、ロビーや客室の改装もどんどん進んでおり、どんな風に変わっていくのか注目のホテルです。

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■目次
層雲峡温泉で一番の老舗「層雲閣」がリニューアル
2021年に命名100周年を迎えた層雲峡。なんと層雲峡温泉を開拓した方が層雲閣の初代社長「

2021年に第1弾リニューアルオープンとしてレストランの改装が完了。2022年には第2弾のエントランス&ロビーと9階客室の改装が完了しました。
現在は10階の客室を改装中で、2023年ゴールデンウィーク前にオープン予定とのこと。こちらも楽しみですね。
2022年4月リニューアルのエントランス&ロビー

▲暖炉は15時頃から火が灯り、薪が燃えるいい匂いが漂います
ホテルの入り口を抜けると、暖炉を中心にソファが配置された憩いの空間が広がります。
取材したのは氷瀑まつりの開催真っ最中の2月の層雲峡。気温は実にマイナス10℃近く!
そんな厳しい寒さに震える体を暖かく迎えてくれるこの暖炉は、どこの暖炉よりも頼もしい存在に感じられました。
8階の花風フロアに宿泊!リニューアルした9階客室もご紹介
ホテルの客室は全162室。すべてのお部屋に空気清浄機、ウォシュレットトイレを完備しています。
花風フロアの「和」の趣を兼ね備えた洋室
宿泊したのは、2021年にベッドルームの内装を一新した8階の花風フロア。
客室タイプは「FLORA(フローラ)」「SYLPHY(シルフィ)」「ELFIN(エルフィン)」の3タイプで、「FLORA」と「ELFIN」は氷瀑まつり会場を一望できます。

▲写真に写っていない窓辺の右側には一人掛けのデスクが隠れています
今回宿泊したのは「SYLPHY(シルフィ)」のタイプ。氷瀑まつりの会場こそ見えませんが、層雲峡の雄大な自然がばっちり望めます。
クローゼットにはお風呂セットを持ち運べる便利なカゴバッグ、さらに透けたくない下着などを入れる不織布バッグが用意されていました。これは嬉しい!

2022年5月にリニューアルした9階客室
特別にリニューアルした客室を見せてもらいました。

▲左:ラグジュアリールーム和洋タイプ、右:スーペリアツイン和洋タイプ
現在は全室のうち和室が6割、洋室が4割というバランスですが、今後はリニューアルして、このような洋室・和洋室を増やす予定だそう。
木のぬくもりと畳の「和」が調和した新しい客室、ぜひ泊まってみてくださいね。
ホテルに体育館!?卓球どころかバトミントンができる
夕食前に館内をちょこっと探検することに。
だって館内の案内図に「アリーナ」「キッチン」の文字を見つけてしまったのだから……気になります。
バドミントンもできる広さの5階アリーナ

▲更衣室やトイレもホール内にあります
アリーナは学校の体育館ほどもある広ーい多目的ホールでした!
フロントでバドミントンや卓球の道具を時間無制限、しかも無料で貸出しているんですよ!太っ腹ですね。

温泉宿で卓球…ではなく、温泉宿でバドミントン。お風呂前に思いっきり汗を流すのも楽しそうです。
3階のキッチン&コインランドリー

▲共有のキッチンですがとても清潔
3階には誰でも使えるキッチンが本当にありました。
IHコンロが備え付けられており、他にもフライパンや鍋、ボウルなど調理道具が一通り揃っています。
旅先で買ったものを簡単に調理したり、1階の売店で購入した北海道ご当地の袋ラーメンを夜食に食べたり、そういう過ごし方もいいですよね。
圧倒的ライブ感!リニューアルしたレストランで和洋中ビュッフェ
夕食は、2021年4月にリニューアルした新レストランでビュッフェをいただきます。
「銀鱈柚庵焼」などの和食から、「ズワイ蟹の餡かけチャーハン」などの中華、「スモークサーモン」や「合鴨のロースト」などのオードブル系洋食まで所狭しと並んでいます。
厨房に手が届きそうなオープンキッチン

▲厨房を仕切る壁がないためか、臨場感が半端ない
何よりもまず、オープンキッチンの近さにびっくり!
その場でカットしてくれる「ローストポーク」、ガツンとくるガーリックソースがおいしい「牛ステーキの鉄板焼」、衣が薄くてサクサクの「天ぷら」、一口サイズの食べやすい「お寿司」。
料理が厨房からお皿に移るまで本当に1秒なので、出来たて中の出来たてで提供されます!
茹でじゃない!焼きズワイガニ

▲焼けたそばから次々と無くなっていくカニ脚
夕食のメインメニューはこちらの焼きズワイガニ!「焼き」は、ホテルビュッフェではあまり見ないですよね。
焼くと余計な水分が飛んで身がふっくら、風味も凝縮されている気がします。

まだまだある一風変わった面白いメニュー

▲左:ラクレットチーズ、右:石焼き芋
他にもホールのラクレットチーズを薄切りにしたふわふわのチーズや石焼き芋など、他のホテルにはないインパクトある料理が印象的でした。
石焼き芋はねっとり、あまーい♪芋はお腹にたまるので、いっぱい食べるのは危険とわかっていても、おいしくて手が伸びちゃいます。焼き芋はデザート。
夜も朝も2種類の大浴場で温泉を満喫
湯上がりには一つのお楽しみがあるんです。が、はやる気持ちを押さえてしっかり温泉であたたまりたいと思います。
層雲閣には2種類の大浴場があります。温泉は無色透明・無味・無臭で、肌に対する刺激が少ない泉質です。
サウナは午前0時までOK♪1階「マルモ大浴場」

▲「マルモ」はイタリア語で大理石の意味。その名の通り大理石をふんだんに使用して造られています ※画像は公式より提供
景色が楽しみな露天風呂は朝にとっておいて、夜は1階にある「マルモ大浴場」にきました。
大きな内湯は多少混んでいる時間帯でも人との距離を気にせず入れる広さです。
個人的に嬉しかったのは、サウナが午前0時まで入れること!しかも朝は5時30分から利用できるので、朝サウナも楽しめちゃうんですよね。

サウナ営業時間:15:00〜0:00、5:30〜8:30
※日付により利用時間が変更になる場合あり
層雲峡のダイナミックな峡谷を望む5階「峡谷露天風呂」

▲吹きすさぶ風に雪がたたきつけられた岩の表情がいい! ※画像は公式より提供
朝は5階にある露天風呂に朝風呂へ。岩肌がのぞく雄大な山を見上げながらつかる朝の露天風呂は格別です。
つい立てで景観が隠れがちの女性浴場が多い中、ギリギリの眺望を攻めているのが個人的にかなりの好印象。
浴槽の中には背が低い椅子が設置されているので、全身浴と半身浴が楽しめます。
※特別清掃日15:00〜
冬季は夜間限定でライトアップしています
湯上がりのお楽しみ♪飲み食べ放題のラウンジサービス
温泉もサウナもしっかり堪能して体はぽっかぽか。これから始まるお楽しみの準備は万端です。
ではでは、1階のラウンジに移動しましょう。

▲チェックインカウンターの横がBarスペースになっています
チェックインの時からずーっと気になっていたこちら!「Bar&Lounge」の食べ飲み放題!
ビールを2杯飲んだら元がとれる良心的コスパが素晴らしいですよね。
特に利用時間は決まっておらず、スタッフさんが対応できる状況であれば、いつでも利用できるので自由度も抜群です。
アルコールあり…1,000円/人
アルコールなし…500円/人
【メニュー(料金は単品の場合)】
・自家製ジェラート
シングル300円/ダブル400円/トリプル500円
フレーバー:ミルク、チョコチップ、ストロベリー、マンゴー、ピスタチオ、季節のジェラート
・自家製ソフトクリーム…300円
・ソフトドリンク…300円
・アルコールドリンク
トルネードビール550円/ハイボール550円/初一(オリジナル日本酒)660円
自家製のジェラート&ソフトクリーム食べ放題

▲スタッフさん「どうぞ!特製・氷瀑盛りです!」 ※ぐうたびスタッフ用の特別サイズです
クオリティにもこだわっていて、ジェラートもソフトクリームもシェフが毎日手作りしている自家製です。
ソフトクリーム好きのぐうたびスタッフも自信をもっておすすめできるおいしさ!
ソフトクリームは東川町の牧場から取り寄せている生乳を使用。はじめの口当たりはあっさり、あとから生クリーム系のコクが追いかけて飽きない味わいです。
黒糖が配合されたコーンもソフトクリームと絶妙の相性でした。
オリジナル日本酒も対象の飲み放題

▲湯上がりにカンパーイ♪スタート時に渡される砂時計で30分はかります
アルコールメニューの中には、層雲閣オリジナルの日本酒「初一(はついち)」も含まれていました。
初代社長の名を冠した「初一」は層雲閣の社員が田植えから仕込みまで手がけた、ホテルの限定酒です。穏やかな香りとすっきりとしたキレをぜひ味わってください。
ノンアルコールのコースもあるので、子どもと一緒に夜のひと時を楽しめるのがいいですね。

朝食もオープンキッチンで出来たてを
朝もオープンキッチンから運ばれる出来たてメニューがたくさん並びます。
朝は和食系のメニューが多い印象でした。煮物系は朝にぴったりの優しい味付け。あつあつふわふわの甘い厚焼き玉子はいくつでも食べられそう。
オムレツは注文を受けてから作ってくれます。

▲写真左上:北海道産「とよまさり」を使ったざる豆富
写真右下は「あんバターサンド」。北海道スイーツのトレンドも取り入れてるんですね。
左下はクロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼いた「クロワッサンワッフル(クロッフル)」です。焼きたては外はサクっ、中はもちもち。
いくらを好きなだけ♪贅沢な海鮮勝手丼

▲2杯目はいくらだけどっさりかけた「いくら丼」にしました
朝食のメインというべき、お好みの具材で好きな丼を作れる海鮮勝手丼。
具材はマグロ、サーモン、イカ、いくら、とろろ、のり、わさび。海鮮は大きなぶつ切りで、いくらは粒が大きくてぷっちぷち!
夕食にも言えることなんですが、オープンキッチンメニューは作り置きせず2~3皿ずつ提供しているのに、お客様を待たせているところを見なかったんです。
ストレスなく食べられるのはビュッフェで重要なポイントですよね。ごちそうさまでした!
今年のゴールデンウィークは層雲閣へいこう!
ぞくぞくとリニューアルが進んでいる層雲閣の宿泊レポートでした。
改装中の10階客室は2023年ゴールデンウィーク前にオープン予定ということなので、今年の5月の連休は層雲閣の新客室へ泊まりにいきませんか。