こんにちは!ぐうたび編集部副編集長のいっし~です。今回は、層雲峡温泉にある「層雲峡 朝陽亭」に泊まってきました。
層雲峡温泉にある温泉宿の中でも特に高台に位置するこちらの宿。氷瀑まつり会場や層雲峡温泉街を見下ろす、大浴場からのダイナミックな眺望も魅力です。
この記事を書いたぐうたび編集スタッフ
動画でも宿泊レポート公開中♪
施設名 | 層雲峡 朝陽亭(ちょうようてい) |
所在地 | 上川郡上川町字層雲峡 |
アクセス | 旭川から車で約90分 |
駐車場 | あり(無料) |
送迎バス | 札幌駅発着:片道1人2000円、旭川駅発着:片道1人500円 ※要事前予約 |
問い合わせ先 | 0570-026572 |
■目次
層雲峡温泉街を見下ろす絶景の温泉宿
大雪山連峰の切り立った大渓谷の中にある層雲峡温泉へ到着です。
到着時の気温は-6℃。峡谷に吹き荒れる層雲峡らしい風にお出迎えされて「層雲峡に来たなぁ…早く温泉に入りたいなぁ…!」という気持ちでいっぱいに。
この日のセルフサービスのウェルカムドリンクは、温かいとうきび茶と菊芋茶。体が温まります。
>>朝陽亭のフォトギャラリを見る
ホテルスタッフ直伝!館内から氷瀑まつりを見るならココ
「朝陽亭は7階の大浴場や一部客室から氷瀑まつり会場を見ることができますが、実は1ヵ所!ベストポジションがあるんです」というスタッフさんの後に付いて7階へ。
エレベーターを降りた左手にあるちょっとしたお座敷。こちらの窓が氷瀑まつり会場を一望できる、常連さんに人気のスポットだそう。
お座敷から氷瀑まつりのフィナーレを飾る花火を見るなんて粋ですよね!暖かい館内から花火を見たいという人はここからの観賞がおすすめです。
食事処「北番屋」で予約するとプラン専用客室へご案内♪
夕食タイプが食事処「北番屋」のプランでは、他のプランでは選べない「和洋DX(デラックス)」という専用客室の宿泊となります。それがこちら!
年季の入った畳からホテルの歴史を感じる、昔ながらの和洋室です。「デラックス」と付くだけあって中はかなり広々としており、定員の5名で泊まってもまったく窮屈さを感じなさそう。
温泉も入りたいですが、今回の宿泊のメインは夕食!さっそく浴衣に着替えてそわそわと食事の時間になるのを待ちます。
炙っておいしい♪炭火と囲炉裏を楽しむ「北番屋」の本懐石料理
朝陽亭の夕食には2タイプあります。一つは「山の料理茶屋 早紅葉(はやもみじ)」のバイキング形式の和食会席コース、そしてもう一つが今回いただく食事処「北番屋(きたばんや)」の本懐石料理です。
「北番屋」という名前は、北海道漁業の繁栄を象徴した鰊番屋をモデルにしたから。漁師の作業所や休憩所のことを「番屋」と言います。
朝陽亭そのものが休館だったこともあり、2023年10月13日に営業再開しました!ファンの方お待ちかねですね。
素材の味を活かした料理に舌鼓
食前酒、白老町虎杖浜産ドナルドサーモンの塩麹レア焼きなどの前菜5品ときて、お次は先椀。
囲炉裏で温めた「北海道産つぶ貝&愛別町産焼き舞茸の土瓶蒸し」。つぶ貝と舞茸の出汁が溶け込んで、胸の奥から「ほっ」と息がこぼれる美味しさ。つぶ貝も大きい!
続いてお造りです。本マグロ、ボタンエビ、北海道産八角の昆布〆、北海道産イワシの酢〆。
マグロとボタンエビは土佐醤油、八角はスダチ醤油、イワシはポン酢ジュレのおすすめに従っていただきます。
心おどる囲炉裏の醍醐味!白老牛もヤマメも炭火で炙っていただきます
いよいよお楽しみの焼き物です!どうぞ!
豪華ー!!白老町産ヤマメの塩焼き、白老牛もも肉の低温ロースト、北海道産宗八カレイの一夜干し、北海道産エゾシカ肉の朴葉味噌焼きです。
ヤマメに添えてあったレモンをかけて……ふっくら肉厚な背中にかぶりつく!幸せ。白老牛のローストは炙ることで脂がとろけて旨味が倍増。
北海道らしいジビエのエゾシカ肉は、炭火で少し焦がした味噌の香りと朴葉の香りが食欲をそそります。
焼き物の後は、北海道産鶏肉&愛別町産なめこ・冬野菜のみぞれ鍋と、北海道ブランド米「ゆきさやか」釜炊きご飯をいただきました。
by北海道フードマイスターより
趣向を凝らした和デザートで締め
そして最後のデザートへ。
幌加内そばのパウンドケーキ、抹茶パンナコッタ、生麩&アイスクリームです。もっちもちの生麩は少し塩味があって、黒蜜がかかった甘いアイスクリームと意外に合う!ちょっとクセになりそう♪
※「北番屋」は2024年2月から金・土のみの営業となります
男女入れ替えで3つの大浴場を満喫
朝陽亭の大浴場はなんと3つもあるんです。しかもそれぞれが特徴を持っているので、できれば夜と朝で分けて制覇してほしい!
ということで、すべての大浴場を回るために、夜は壮大な峡谷美が望める7階の「天空露天」へ。
雄大な峡谷を望む7階の大浴場
7階にある大浴場は男女入れ替え制。この日の女性は夜が「天空露天 朝陽山」、朝が「展望大浴場 黒岳」でした。
「展望大浴場 黒岳」からは氷瀑まつり会場が見えるので、花火が上がる時間帯を狙って入る人も多いそう。
サウナは「展望大浴場 黒岳」のみ。カラカラのドライサウナルームには小窓がついていて、そこから山と空の風景を眺めることができます。
展望大浴場「黒岳」 | 天空露天「朝陽山」 | |
月・水・金 | 火・木・土・日 | |
13:00~3:00 | 男性 | 女性 |
4:00~9:30 | 女性 | 男性 |
眺望は無いけど雰囲気バツグン!幻想的な2階の大浴場
間接照明が幻想的な2階の大浴場「癒しの湯 桂月」にも夜のうちに入っちゃいます!
浴場の扉を開けるとまず感じるのは強い硫黄の匂い。金屏風のような広い浴槽に、枯山水風の小さな庭を眺めながら入れる浴槽、それに打たせ湯、20名が一度に入れる大きなドライサウナがあります。
日帰り入浴の人気が高いのにも納得です。日帰り利用でも2階と7階の大浴場を両方とも利用できるという太っ腹!ロビーのウェルカムドリンクも利用していいそうです。お得ですよね♪
癒しの湯「桂月」 | |
営業時間 | 13:00~3:00、4:00~9:30 |
北海道産食材にこだわった朝食バイキング
おはようございます。朝は「山の料理茶屋 早紅葉」でバイキングです。
メニューには和洋どちらもありますが和食が多め。ホテルの“和”の雰囲気と合っていていいですね。
ぐるりと会場を回ってみると、北海道産食材にこだわりを感じるメニューが目に付きます。野口観光グループの自社農園「のぐち北湯沢ファーム」のトマトジュースを使った料理もありました。
どれも濃すぎず薄すぎず、食べやすい味付けです。焼き魚もしょっぱすぎず私好み。
生産量日本一で有名な幌加内町のそば粉でつくった自家製麺のお蕎麦、刻みタマネギたっぷりのオニオンスープカレー、北海道産カボチャのコロッケなどがありました。
最後は温泉卵でつくる卵かけご飯で締め!(これにハマってる)ごちそうさまでした。
層雲峡 朝陽亭へ泊まりに行こう!
層雲峡温泉にある「層雲峡 朝陽亭」の宿泊レポートでした。いかがでしたか。“和”のこころを大切にした、懐かしい日本の温泉宿を満喫する1泊2日でした。
宿泊者は車で約4分のところにある姉妹館「朝陽リゾートホテル」の温泉にも無料で入ることができます!「湯めぐりシャトルバス」が運行していない日でもスタッフさんにお願いすれば快く送迎してくれるので、気軽に湯巡りを楽しんでください。
日帰り入浴 | |
利用時間 | 受付13:00~19:00 ※入浴は20:00まで |
利用料金 | 大人1200円・小人600円 |
レンタル料 | バスタオル・タオル 各300円 |
また、土曜日限定で隠れた道北グルメを提供するウェルカムサービスも実施中です。
地元で愛される老舗の一品や郷土料理などが週替りで登場。道北の食の魅力を発信しています。
今回は昨年10月に営業を再開した炭火と囲炉裏の食事処「北番屋」のプランで宿泊♪実は氷瀑まつりの開催期間に合わせて、2024年1月27日~3月31日まで札幌駅発着の送迎バスが運行中なんです。行くなら今だ!ということで、冬の層雲峡へやってきました