【1泊2日】道の駅をはしごしながら縄文の歴史を訪ねる函館旅 |北海道モデルコース

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2021年にユネスコの世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。もう見に行きましたか?

コロナ禍で行きそびれてしまったという方のために、海の幸や山の幸が充実した道の駅をはしごしながら道南の縄文遺跡群を訪ねる1泊2日のコースをご紹介します。

ぐうたびキャラクター・ぐうキチ
遺跡見学を楽しむコツは、ガイドツアーに参加すること!
北海道観光PRキャラクター・キュンちゃん
キュッキュ~♪(解説を聞きながら歩くことで、この地に暮らしていた人たちの姿を具体的にイメージできるのです♪)

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【応募期間】終了しました
※画像はイメージです

1泊2日のコース地図

※取材時点での情報です。最新情報をご確認のうえお出かけください。
※各ルートの所要時間は、Googleマップを参考にした時間です。季節や道路状況などによって異なります。

【1日目】8:15 函館市
「恵山岬灯台公園」から、津軽海峡を航行する船を眺める

恵山岬灯台公園

▲公園内には子どもが遊べる木製のアスレチック遊具も(提供:灯台活用推進協議会)

噴火湾、太平洋、日本海。3つの海を照らし安全航行を担う灯台

渡島半島の東端にある「恵山岬灯台公園」は、目前に広がる真っ青な海、背後には噴気が上る活火山・恵山がそびえるロケーションにあります。

夕日に照らされる灯台

▲半島の先端にあるので、夕日はもちろん朝日もドラマチック(提供:灯台活用推進協議会)

海を行き来するのは、津軽海峡を航行する海外の大型コンテナ船や、室蘭港を出入りするフェリー。恵山沖は、暖流の対馬海流と寒流の千島海流が合流するイカ漁の漁場で、最盛期の8月〜11月になると漁火が夜の海を照らします。

施設名 恵山岬灯台公園
所在地 函館市恵山岬町
アクセス JR函館駅から車で約70分
営業時間 なし
定休日 なし
駐車場 あり(22台・無料)
公式サイト なし
問い合わせ先 0138-86-2111(函館市椴法華支所_産業建設課)


移動時間 車で約31分

【1日目】9:00 函館市
「縄文ロマン南かやべ・函館市縄文文化交流センター」で事前勉強

中空土偶

▲北海道で第一号の国宝、「中空土偶」も展示されている

紀元前1万5.6千年前から約1万年以上続いた縄文時代に思いを巡らせる

函館市では数多くの縄文遺跡が出土し、特に南茅部地域では約100カ所の遺跡が確認されています。

縄文ペンダントづくり

▲予約なしで体験できる縄文ペンダントづくり150円

漁労・狩猟・採集によって1万年以上も続いた縄文時代。遺跡や出土品から垣間見られるのは、石や動物の骨を加工する技術の高さや、魚の回遊や太陽の位置を把握していたであろう知恵の深さ。

函館市縄文文化交流センターの展示品

▲漁網につける石の錘がたくさん見つかった。右の写真が「足形付土板」

子どもの足形が残る「足形付土板」を見ると、縄文人の存在が確かに感じられるはずです。

博物館に併設された道の駅で、オリジナルの縄文スイーツを味わう

函館縄文スイーツ

▲中空土偶をあしらった「函館縄文スイーツ」は道の駅で販売

函館市内の菓子店がアイデアを膨らませた「縄文スイーツ」

「函館市縄文文化交流センター」を見学したあとは、道の駅の売店へ。

売店に並ぶのは、モナカとクッキー生地のサクサク食感が楽しい「ジョリ・クレール」の「モナスク」150円や、「函館美鈴」の中空土偶型「土偶クッキー」1箱750円、龍栄堂菓子舗の「土偶最中」200円、土偶の編みぐるみ「どぐるみ」など、ユニークなアイテムの数々です。

施設名 函館市縄文文化交流センター・道の駅 縄文ロマン南かやべ
所在地 函館市臼尻町551-1
アクセス JR函館駅から車で50分
営業時間 9:00〜17:00(4月〜10月)、9:00〜16:30(11月〜3月)
定休日 函館市縄文文化交流センター:月曜、毎月最終金曜、年末年始
道の駅 縄文ロマン南かやべ:月曜、年末年始
料金 函館市縄文文化交流センター:入館料 大人300円、学生・生徒・児童150円、未就学児無料、65歳以上(函館市民)150円
駐車場 あり(33台・無料)
公式サイト 道の駅 縄文ロマン南かやべ公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-25-2030(函館市縄文文化交流センター)


移動なし

【1日目】10:00 函館市
「垣ノ島遺跡」で、縄文人が暮らしていた世界遺産の上を散策

垣ノ島遺跡

▲かつて縄文人が見たであろう景色を体感できる

縄文人の生活の場と貴重な遺跡の上を歩く、時空を超えた散策

「道の駅 縄文ロマン南かやべ」「函館市縄文文化交流センター」の裏手に広がるのは、気持ちのよい緑の草原。発掘の後に保存のために埋め戻された、まさに縄文人が暮らした生活の場を歩けることが魅力の遺跡です。

学芸員の坪井さん

▲定時ガイドで遺跡の見どころを案内する学芸員の坪井さん

道路建設にあたって遺跡全体の2%が発掘され、そこから27万点以上の出土品が見つかったのだとか。発掘跡を巡る定時ガイドツアーに参加すれば、地形が持つ意味がわかり縄文人の知性の豊かさに驚くはずです。

遠くおぼろげだった縄文人の存在を身近に感じる出土品

漆塗り注口土器

▲出土した際は色鮮やかな朱色だった「漆塗り注口土器」

展示物を思い出しながら遺跡を歩くと楽しみが倍増

「函館市縄文文化交流センター」の展示物には、「垣ノ島遺跡」や「大船遺跡」で発掘された出土品の目印があるので、写真に撮っておくと遺跡の現場を歩く楽しみが広がります。

発掘体験

▲実際に出土した本物の土器を疑似発掘する無料の発掘体験

「垣ノ島遺跡」は9,000年前から3,000年前まで、およそ6,000年間続いた集落跡。海と山、川に囲まれた遺跡を歩けば、平和な生活が続いた理由が見えてくるようです

施設名 垣ノ島遺跡
所在地 函館市臼尻町416-4
アクセス JR函館駅から車で約50分
営業時間 9:00〜17:00(11月〜3月は〜16:30)
定休日 年末年始
料金 定時解説ガイドツアー 無料
10:00〜10:45、13:00〜13:45、15:00〜15:45(各回、集合は5分前)
発掘体験 無料
11:00〜11:45、14:00〜14:45(各回、集合は5分前)
駐車場 あり(33台・無料)
公式サイト 北海道・北東北の縄文遺跡群公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-25-2030(函館市縄文文化交流センター)


移動時間 車で約9分

【1日目】13:00
竪穴住居が復元された世界遺産「大船遺跡」で縄文時代の生活を実感

大船遺跡

▲5,500年〜4,000年ほど昔、集落があった場所に建物を復元

大型建物跡をはじめ、100軒以上の竪穴建物群が発掘された遺跡

竪穴建物の完全復元や骨組復元によって、縄文時代の生活をリアルに感じられるのが「大船遺跡」の特徴です。

定時ガイドの大宮さん

▲発掘調査時の話は臨場感たっぷり!大船遺跡管理人の大宮さん

管理人のひとり、発掘調査にも携わったという大宮さんは、北の縄文CLUBの会長。遺跡を掘りながら次々と出土品に出合う楽しさ、そこから見えてくる縄文人の知恵に対する驚きなど、ガイドさんの経験談も遺跡巡りのおもしろさです。

食料の残りかすや壊れた道具など、すべての物に宿る魂の送り場も

クジラの椎骨

▲クジラの椎骨。発掘時には肋骨部分もあったとか

定時ガイド参加時に、運が良ければ建物跡の中にも入れる!

大船遺跡から出土した縄文時代中期前半の土器には、北東北との共通性が見られ、海を越えて交流があったと考えられているのだとか。また、クジラやオットセイの骨や炭化したクリも発見され、森と海、川に近い食糧豊富な場所であったことがわかります。

竪穴

▲深さ2mを超える竪穴も特徴のひとつ。柱の穴やかまどが残る

2023年夏には駐車場から管理棟までを結ぶ「縄文の森」の遊歩道が完成予定。森を歩き、自然の恵みを体感できるように。

施設名 大船遺跡
所在地 函館市大船町
アクセス JR函館駅から車で約70分
営業時間 4月~10月 9:00~17:00、11月~3月 9:00~16:00
定休日 年末年始
料金 定時解説ガイドツアー 無料
10:00〜10:30、13:00〜13:30(各回、集合は5分前)
駐車場 あり(24台・無料)
公式サイト 北海道・北東北の縄文遺跡群公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-25-2030(函館市縄文文化交流センター)


移動時間 車で約12分

【1日目】14:00 鹿部町
涼やかな滝の流れと海の音が響く「三味線滝」でクールダウン

三味線滝

▲三味線沢川から噴火湾へと注ぐ、落差50mほどの滝

滝の流れに波の音が重なって響く、ドライブ途中の休憩スポット

海沿いの国道278号の近くにありながら、うっそうと茂る木々の葉に隠れるように流れる「三味線滝」。

目印

▲恵山方面から鹿部方面へ向かう国道278号沿いにある

車を走らせていると見落としてしまいそうですが、恵山方面から鹿部方面に向かう際は看板が目印に。国道を挟んで滝の向かいに噴火湾が広がっているので、夏は岩肌を流れる水しぶきの音と穏やかな海の波音が重なり、とても涼しげです。

施設名 三味線滝
所在地 鹿部町大岩168-1
アクセス JR鹿部駅から車で約20分
営業時間 なし
定休日 なし
駐車場 1台ほどの駐車スペースあり
公式サイト なし
問い合わせ先 01372-7-5293(鹿部町役場 水産経済課 食と観光推進室)


移動時間 車で約4分

【1日目】14:30 鹿部町
海と間歇泉を眺める「道の駅 しかべ間歇泉公園」で足湯に浸かる

間欠泉

▲敷地内に大正13年の温泉発掘時に見つかった間歇泉がある

温泉の足湯に浸かり約10分〜15分おきに吹き上がる間歇泉を楽しむ

間歇泉とは、一定の間隔で熱湯が噴出する温泉のこと。こちらの道の駅の名物は、約10mの高さまで約100度の温泉が吹き上がる間歇泉です。

足湯

▲「しかべ間歇泉公園」エリア(有料)にある足湯と間歇泉(冬季の景色)

温泉の足湯に浸かりながら間歇泉を眺めたり、売店で買った蒸し専用食材を、外にある温泉蒸し処で調理する「鹿部温泉 蒸し釜料理」を味わったり。ドライブ途中に、温泉の力でリラックスできる道の駅です。

間歇泉だけじゃない!海の幸も温泉の幸も、驚きいっぱいの味覚ぞろい

蒸しジンギスカン

▲蒸しジンギスカン。物販コーナーでお好みの蒸し食材を購入してから屋外の温泉蒸し処へ

温泉の恵みを感じる蒸し釜料理と漁師町ならではの海鮮

「鹿部温泉 蒸し釜料理」以外にも、地元食材をふんだんに使った海鮮メニューが揃います。

プレミアムたらこ御膳

▲浜のかあさん食堂のプレミアムたらこ御膳1,200円

目を引く「浜のかあさん食堂」の「プレミアムたらこ御膳」は、たらこがまるごと一本載った贅沢メニュー。無添加・無着色のタラコは、口の中で粒がサラサラほどけるおいしさ!ふっくらした煮魚の味付けに、ふっくりんこのご飯がモリモリ進みます。

施設名 道の駅 しかべ間歇泉公園
所在地 鹿部町鹿部18番地1
アクセス JR函館駅から車で約60分
営業時間 3月20日〜11月30日 月曜〜木曜 9:00〜17:00、金曜〜日曜・祝日 8:30〜18:00
12月1日〜3月19日 月曜〜木曜 10:00〜15:00、金曜〜日曜・祝日 9:00〜18:00
浜のかあさん食堂 11:00〜14:00 ※浜のかあさん食堂、こいたのおかず屋、道の駅のさかな屋は、食材や商品がなくなり次第終了
定休日 定休日なし(3月20日~12月29日)
毎週水曜日(1月4日~3月19日)
年末年始(12月30日~1月1日)
料金 しかべ間欠泉公園:大人300円、小・中学生200円 ※足湯料金も含む
駐車場 あり(45台・無料)
公式サイト 道の駅 しかべ間欠泉公園公式サイトを見る
問い合わせ先 01372-7-5655


移動時間 車で約21分

大沼で宿泊

大沼

移動時間 車で約38分

【2日目】9:00 森町
世界遺産の関連資産、「鷲ノ木遺跡」の出土品を見学

鷲ノ木遺跡

▲北海道内最大規模、直径約37mの環状列石が特徴

出土品の展示を見学。現地へ行ける見学会に参加 

高速道路の工事をきっかけに発見された「鷲ノ木遺跡」があるのは高速道路の上。楕円形の配石を中心に二重に配置された環状列石や、火山灰で守られた状態の良い出土品が特徴です。

森町遺跡発掘調査事務所内

▲出土品は「森町遺跡発掘調査事務所」に展示されている

鷲ノ木遺跡について学ぶなら、「森町遺跡発掘調査事務所」の展示物を見学するのがおすすめ。

過去の見学会の様子

▲見学会開催情報は森町ホームページで確認を

現地を訪ねたい方は、7月〜10月に開催される鷲ノ木遺跡見学会に参加すれば、普段は見られないストーンサークルも見学できます。

施設名 鷲ノ木遺跡・森町遺跡発掘調査事務所
所在地 森町森川町292-24(森町遺跡発掘調査事務所)
アクセス JR函館駅より車で50分
営業時間 9:00〜16:00
定休日 7月〜10月 月曜
11月〜6月 土曜、日曜、祝日、休日、年末年始
料金 入館料無料
駐車場 あり(5台・無料)
公式サイト 森町の公式サイトを見る
問い合わせ先 01374-2-2186(森町役場 社会教育課 文化財保護係)


移動時間 車で約22分

【2日目】10:30 七飯町
「大沼国定公園」の水辺から、秀峰・駒ヶ岳の絶景を楽しむ

大沼国定公園

▲湖月橋と駒ヶ岳。スイレンの時期は湖面も華やか

見る角度によって印象が変わる駒ヶ岳と水辺の風景を楽しむ

駒ヶ岳の火山活動により、川が堰き止められるなどして出来上がった大沼湖・小沼湖・蓴菜沼。噴火によって形づくられた駒ヶ岳の雄姿と、無数の小島が浮かぶ変化に富んだ景観、駒ヶ岳のすそ野に広がる深い森が印象的です。

白鳥台セバット

▲冬は湖面が結氷しない白鳥台セバットにハクチョウが集まる

夏は湖面から景色を楽しむ遊覧船や湖畔を走るサイクリング、冬は氷上ワカサギ釣りやスノーシューツアーなど、季節を楽しむアクティビティーが豊富。

施設名 大沼国定公園
所在地 七飯町大沼町
アクセス JR函館駅から車で約38分
営業時間 なし
定休日 なし
駐車場 あり(110台・無料)
公式サイト 大沼国定公園公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-67-3020(七飯大沼国際観光コンベンション協会)


移動時間 車で約12分

【2日目】13:00 七飯町
大人気の「道の駅 なないろ・ななえ」で、地元特産品を購入

外観

▲リンゴのモニュメントは、撮影におすすめのスポット

常にランキング上位!七飯町らしさを体感できる、特産品豊富な道の駅

道の駅ランキング企画では、常に上位。「道の駅なないろ・ななえ」は、オープン5周年の2023年に来場者500万人突破した、大人気の道の駅です。

売り場

▲特産品やお土産が所せましと並ぶ

なによりの魅力は、テイクアウトやお土産、生鮮品まで地元特産品が豊富なこと。

りんごのシフォンケーキ

▲ル・パティスリー・シュクルのりんごのシフォンケーキ390円

西洋リンゴ発祥の地・七飯町特産のリンゴを使った「ル・パティスリー シュクル」の「りんごのシフォンケーキ」や、「峠下テラス」の「ななえの林檎ソフト」など、1度では味わいきれないほどの味覚にあふれています。

夏は噴水&水遊びと、ご当地ソフトクリームでクールダウン

ガラナソフト

▲道の駅なないろ・ななえ限定の小原のガラナソフト350円

北海道のソウルドリンク「ガラナ」のソフトクリームも

道の駅裏手にある「ポケットパーク」は、噴水や手押しポンプが設置されている水遊びスポット。夏にぴったりな、「函館縄文アイスクリーム」や「小原のガラナソフト」「ななえの林檎ソフト」などのご当地ソフトクリームも食べて、おいしく体を冷やしましょう。

\抽選で5名様にプレゼント!/

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プレゼント

【応募期間】終了しました
※画像はイメージです

施設名 道の駅なないろ・ななえ
所在地 七飯町峠下380-2
アクセス JR函館駅から車で約40分
営業時間 9:00〜18:00 ※施設により変動あり
定休日 年末年始
駐車場 あり(148台・無料)
公式サイト 道の駅なないろ・ななえ公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-86-5195(七飯町振興公社)


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※当記事は公益社団法人 北海道観光振興機構が実施する「誘客促進強化事業(国内)メディアタイアップ情報発信事業」の補助を受けて作成しています。

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