【日帰り】夏の富良野でワイナリー探訪 ｜北海道モデルコース

近年、続々と小さなワイナリーが増えている北海道。大量生産でないからこそ造れる、こだわりが詰まったワインはどれも個性豊か。

そこで、ワインに合う地元ならではの特産品を探しながら富良野エリアにある3つのワイナリーを巡る、お手軽な日帰りコースをご紹介します。

おでかけの際は保冷剤と保冷バッグを忘れずに

キュッキュキュ〜！（お酒は宿泊先で味わうもよし、おうちに帰ってから楽しむもよしなのです！）

プレゼント企画

ドメーヌレゾンより、「中富良野ソーヴィニヨンブラン 2022」750 mlを5名様にプレゼント！

【応募期間】終了しました

日帰りのコース地図

※取材時点での情報です。最新情報をご確認のうえお出かけください。
※各ルートの所要時間は、Googleマップを参考にした時間です。季節や道路状況などによって異なります。

【1日目】10:00　美瑛町
「新栄の丘展望台公園」でパッチワーク柄に色づく丘陵地帯を撮影

▲牧草ロールのオブジェは、定番の撮影スポット

輪作によって毎年畑の作物が変わる、一期一会の農村風景

展望台に立つと、聞こえてくるのは風の音と虫の声。作物の葉が揺れて、大地を吹き抜ける風の道が見える展望台です。 丘が連なる絶景は、大規模火砕流が生み出した波状丘陵の町・美瑛ならでは。

▲西向きに大パノラマが広がります。夕日が沈むのはこちら

西側には折り重なる丘陵地帯、東側には丘越しに広がる十勝岳連峰がそびえ、ぐるり360度を見渡せます。作物の違いが生み出すパッチワーク柄は、連作障害を防ぐ輪作によって変わるため、毎年景色は変わることも魅力のひとつです。

昼間の大パノラマと畑を染める夕焼け、星空まで楽しめる展望台

▲空の色が刻一刻と変わる夕暮れ時も美しい

昼も夕方も、夜も、どんな時間も一瞬だけの絶景に出合える

丘と空だけが広がる昼間の景色はもちろん、夕日やブルーモーメントが印象的な夕暮れ時、足元まで広がるような星空まで、いつ訪れても、スケールの大きな絶景に出合えます。

周辺の美しい畑は農家さんが丹精込めて農作物を育てている私有地。菌や病害虫を持ち込まないよう、くれぐれも立ち入らないように。

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移動時間　車で約19分
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【1日目】11:00
上富良野市街地越しに十勝岳連峰を望む、「千望峠」の大パノラマ

▲富良野盆地を一望する「かみふらの八景」のひとつ

畑越しに市街地へと続く、奥行きのある農村景観が魅力

十勝岳連峰と富良野盆地、上富良野市街地までを望む雄大な景色が楽しめることから、「かみふらの八景」のひとつに数えられる絶景スポットです。畑の畝越しに丘陵地帯と市街地が折り重なる、奥行きのある景観が魅力。

▲駐車場横の階段を上ると撮影にぴったりの展望台が

おすすめの撮影スポットは、さらに視界が開ける駐車場横の階段上にある展望台です。快晴の十勝岳連峰の雄壮さも迫力がありますが、山が隠れている日でもぐんぐん形を変える雲の動きを眺めているだけで飽きません。

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移動時間　車で約15分
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【1日目】11:30　上富良野町
自社農園のブドウと野生酵母で造る「多田農園」のワインを購入

▲除草剤は使わずに、すべて手作業で草を抜いて酵母を守る

自然の力で生み出された、大地の味がする野生酵母のワイン

手がけているのは、自然の摂理のまま大地の味わいを表現するワイン。化学肥料や除草剤を使わずに育てたブドウを原料に、ブドウの野生酵母だけで発酵させる無濾過のワインを製造しています。

「野生酵母で醸造する際に肝心なのは、醸造の過程に雑菌を持ち込まないこと。そのために、人の目と手で質のよい粒だけを徹底的に選別して原料にしています」と3代目の多田繁夫さんは話します。

明治34年に入植して以来、農作物を作り続けてきた多田農園

▲ワインのほか、ニンジン、リンゴ、千両梨のジュースも販売

自社農園産のワインやシードル、ジュースが並ぶショップ

ワイナリーに併設されたショップには、自社農園生まれの原料を使った10種類以上のワインやジュースが並びます。 9月下旬から10月下旬は、店の窓から仕込み作業の様子が見られる季節。ショップを利用する際は、事前に電話連絡をしてから訪ねてください。

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移動時間　車で約17分
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【1日目】12:30　中富良野町
ヤギと触れ合える「ドメーヌレゾン」で醸造所見学＆ワインを購入

▲2023年春にワイナリーで生まれた子ヤギは全23頭

ワイン以外にもお楽しみがいっぱい！ヤギと遊べるワイナリー

ブドウ畑の隣の放牧地で飛び跳ねているのは、人なつっこい子ヤギたち。「ドメーヌレゾン」は、ヤギの排泄物を土に還し、その土でブドウを育てる循環を生かしてワイン造りを行うワイナリーです。

▲醸造場や樽貯蔵室を見られるワイナリー見学

「ヤギ乳から造るチーズとワインのマリアージュに着目したのが、ヤギを育てるきっかけでした」と話すのは、スタッフの菊池優子さん。

ヤギを育てることで、さまざまな体験メニューが生まれたそうです。触れ合い体験や撮影スポットとしても楽しめるので、小さなお子さん連れのファミリーもぜひ！

ヤギとの触れ合い体験のほか、夏はブルーベリー収穫体験も

▲人なつっこい子ヤギが集まってくる、子ヤギミルクやり体験

子ども連れのファミリーや、お酒が飲めない人も楽しめる

ワイナリー見学やワイン購入以外に、ヤギとの触れ合いやブルーベリーの収穫などの体験ができることも「ドメーヌレゾン」の魅力です。人を見つけると走り寄ってくる、元気な子ヤギたちのかわいらしさといったら！

ちなみに4月限定で開催する、生まれたばかりの子ヤギにミルクをあげる「子ヤギのお世話体験」も大好評。詳細や予約方法は公式サイトをご確認ください。

＼抽選で5名様にプレゼント！／

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移動時間　車で約14分
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【1日目】13:30　富良野市
納屋を改装した「cafeゴリョウ」で、自家製野菜たっぷりのランチを

▲傾くほど古くなっていた納屋を自分たちで改修

世界一周で出合った「おいしい物」を富良野の食材で再現

駐車場の前に広がっているのはワイン用のブドウ畑。晴れた日には十勝岳を望む、緑豊かな自然の中に佇む古民家カフェです。店主の澤井さん夫婦が16カ月の世界一周旅行で出合った食べ物を提供。

▲澤井さん夫婦が描く「自由なライフスタイル」を形に

「自分の意志で創り上げる旅のように、生活はもっと自由で良いのでは？」 という発想から、建物の改修、料理に使う野菜やハーブの栽培、パン作りやコーヒーの自家焙煎までできる限り自分たちで行い、店を通して「自由なライフスタイル」を提案しています。

夏は毎朝自家菜園で収穫したばかりの新鮮野菜やハーブが皿を彩る

▲日替わりごはん1,300円。写真はチリビーンズ

葉もの野菜はそのまま料理に。果物やハーブはドリンクに

日替わりのランチは、チリビーンズ、トマトカレー、グリーンカレー、マッシュルームストロガノフから日替わりで2種類ほど登場。どの料理にもふんだんに野菜が使われています。

▲自家焙煎コーヒー550円。店ではコーヒー豆も販売

コーヒーは、自ら農園を視察した、東ティモール、レテフォホ産の無農薬･有機栽培の豆をフェアトレードで仕入れて自家焙煎。

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移動時間　車で約14分
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【1日目】15:00　富良野市
ブドウ畑を見渡す「カンパーナ六花亭」で焼きたてスイーツを味わう

▲敷地内にはギャラリーや「ジンギスカン白樺」も点在

富良野の景色に溶け込む店で「絶景」と「お菓子」を味わう

富良野と美瑛を結ぶ国道237号から見える鐘楼が目印。ブドウ畑に溶け込むように立つ店に入ると、全面ガラス張りの窓から富良野盆地を見渡す絶景が目に飛び込んできます。

▲商品が並ぶ店舗の横に、テーブル席を備えた喫茶室がある

絶景と店が一体となった空間に流れているのは、お菓子を選び、喫茶室で焼きたてスイーツや軽食を楽しむゆったりとした時間。夏の終わりになると、秋限定商品「カンパーナふらの」の原料として使われる自社農園のブドウが、店全体を甘い香りで包みます。

「六花亭」の定番商品から、店舗時別商品までが勢ぞろい

▲青えんどう入りの餅で包んだ「ふらの餅」

ギャラリー「神々の遊ぶ庭」もお楽しみのひとつ

ぜひ食べていただきたいのが、両面を焼いて提供してくれる「ふらの餅」。また、併設されたギャラリー「神々の遊ぶ庭」も必見です。

景色を窓枠で切り取った景観は、どんな天気であっても息を飲むほどの美しさ。その驚きを、ぜひ現地で体験してください。

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移動時間　車で約3分
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【1日目】16:00　富良野市
「ふらのワイン工場」へ、富良野産ブドウのワインを買いに♪

▲レンガ造りの工場では、製造工程や醸成庫の見学ができる

醸造の研究を始めて半世紀。富良野エリアで最初のワイナリー

「富良野市ぶどう果樹研究所」でワインの試験醸造を始めて半世紀。富良野産のブドウでワインを造り続ける、富良野市が経営している自治体ワイナリーです。

▲試飲でお気に入りを選んだら、工場併設の売店へ

個人客は予約不要でできる無料のワイナリー見学のほか、ハンドルキーパー以外なら、赤･白3種の無料試飲のほか赤･白･ロゼ計12種の有料試飲（200円）をしながら商品選びが可能。試飲用のコイン式ワインサーバーもあります。

工場まで足を延ばしたら、ぜひ買ってほしい店舗･地域限定品の数々

▲工場限定で販売されているワインは赤･白各2,000円

地元産のブドウだけを使い、製造から販売まで一貫生産

2022年に設立50周年を迎えた「富良野市ぶどう果樹研究所」。契約農家さんと共に、醸造用ブドウの品質改良に取り組んできました。

ふらのワインオリジナル品種「ふらの2号」のワインをはじめ、今では、赤･白･ロゼを合わせて30種ほどの品揃えに。工場限定商品のほか、市内限定販売商品も揃います。

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GOAL！

＼ちょっと寄り道／
おつまみ購入におすすめのお店を3つご紹介

【1日目】上富良野町
上富良野名物「豚サガリ」を、昭和37年創業の「多田精肉店」で購入

▲JR上富良野駅前の通りを直進。店の裏手に駐車場がある

自衛隊員さんの口コミが広がり、全国から通販の注文が入る精肉店

上富良野町の名物･豚サガリは、横隔膜の背中側にある筋肉のこと。「多田精肉店」は、看板メニューの北海道産豚サガリをはじめ、自家製タレに漬け込んだホルモン、北海道産の生肉からつくるソーセージのほか、店で扱う肉を使った作りたて弁当を販売しています。

▲「お弁当の肉は、注文が入ってから一食ずつ焼き上げます」と店主の多田さん

自営隊の若者や地元客、観光客が訪れ、繁忙期には商品が売り切れてしまうことも！精肉も弁当も、朝のうちに電話予約しておくのがおすすめです。

味付け肉や味付けホルモン、味付けジンギスカンをお土産に

▲豚塩味サガリ500g1,200円、手造りソーセージ110g400円

ていねいに膜を切り離し、食感がよく、くさみのない豚サガリに

豚サガリは、膜の取り除き方によって「両面むき」「片面むき」「両面膜付」の３種があるのだとか。「うちのサガリは、膜をほとんど取り除く両面むきです。食感の良さはもちろん、臭みもありません。内容量のすべてがお肉ですよ」と２代目店主の多田豊隆さん。

【1日目】富良野市
地元特産品が集まる「フラノマルシェ」でワインのおつまみ探し

▲農産物直売所オガールのエゾシカサラミ1,080円

富良野エリアのおいしい物を探すなら、まずはこちらへ！

地元特産品が集まる富良野エリア最大のショップ「物産センターアルジャン」や、ふらの農協直営店「農産物直売所オガール」をはじめ、お総菜やスイーツ、パンなどを扱う飲食店など17店集まる「フラノマルシェ」。

▲「ラブベリー」のじゃがアンチョビバター390円、「手づくりパンのお店カゼール」のじゃがバタぱん320円

ワイナリーを巡ったあとは、こちらでワインに合うおつまみを探しましょう。特産のジャガイモを使った惣菜や、手造りソーセージのほか、「ふらのワイン」「ドメーヌレゾン」のワインも揃います。

【1日目】富良野市
「富良野チーズ工房」へ、富良野産生乳から造るチーズを買いに

▲バターやチーズ、アイスクリーム作り体験を毎日実施

試食で味比べしながら、お気に入りのチーズを見つけよう

白樺の木立に囲まれた「富良野チーズ工房」は、「チーズ工房」「アイスミルク工房」「ピッツァ工房」「手作り体験工房」が集まった、おいしい乳製品を製造･販売する施設。

▲白カビタイプのメゾンドゥ･ピエール100g 895円

ワインのおつまみを探すなら、ぜひチーズ工房へ。日本初で世界でも珍しいワイン入りチーズやいかすみパウダー入りの白カビ熟成チーズ、ローストしたタマネギをゴーダチーズに練り込んだチーズやモッツァレラチーズなど、試食しながらお気に入りが探せます。

買い物だけじゃない！その場で作りたて、焼きたてが味わえる

▲工場直送チーズ入りのできたてチーズソフトクリーム400円

富良野生まれの乳製品を、「できたて」「作りたて」で味わう

チーズ以外にも、富良野産の生乳から作る成分無調整･低温殺菌の牛乳や、地元産の小麦や野菜をふんだんに使って焼き上げるピッツァ、搾りたての牛乳と工場直送のチーズを混ぜこんだソフトクリームなど乳製品が勢ぞろい。できたて、作りたてが味わえることも魅力です。

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※当記事は公益社団法人 北海道観光振興機構が実施する「誘客促進強化事業(国内)メディアタイアップ情報発信事業」の補助を受けて作成しています。