【札幌ラーメン最新事情2013⑤】まだある!札幌ラーメンの今後を占う話題店

豚ソバ Fuji屋

『札幌ラーメン最新事情2013』も今週がいよいよ最終回となりました。

4回に渡りお送りしてきた札幌ラーメン最新事情。
できるだけ、ここ1~2年のオープン店(あるいは移転したお店)を中心に今の札幌ラーメンの傾向を探ってきましたが、最終回の今回も「移転」「新店」を中心に紹介したいと思います。

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なんせ毎年100店前後のお店がオープンする札幌。
まだまだ紹介したいお店はあるのですが・・・。
残念ながらスペースの都合で今年も紹介できるお店はほんの一握り。

それでもどうしても最後に紹介したかった3店を最終回にご紹介して締めくくりとさせていただきたいと思います。

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麺屋おざわ

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札幌ラーメンファンなら知らない人はいないだろう名店「麺屋彩未」。
その彩未で修行を積んだ方が営んでいるのが、一軒目にご紹介する「麺屋おざわ」です。

暖簾の右にしっかり「麺屋彩未より」の文字が入っていますね。

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上の写真が麺屋おざわの味噌ラーメン。

ドンブリの形状や発するオーラのようなものは彩未のそれと共通するものもありますが、黒く浮かぶマー油を始め、雰囲気は結構違いますよね。

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ちなみにこっちが彩未の味噌ラーメン。
違いがあるのは見た通りなのですが・・・・。

でも、ラーメンを作るときに店の中に響くカタカタカタ・・・と小刻みに振るわれる北京鍋の独特なリズムはまさに彩未のそれと一緒。
店内に響く鍋の音・・・そんなところにもルーツを感じます(^ー^)

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さて、肝心の味に関してですが、スープを一口飲んでびっくり!
スープが美味えぇぇ・・・。(*o*)

どちらかと言えばこの手のラーメンとしてはあっさり目のスープ。
だけどしっかり厚みのあるスープは飲めば飲むほど美味しさが口に広がる。

マー油のちょっとほろ苦いアクセントもいいね!

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小さく刻まれた白菜はしっかりと炒められ、これもスープに甘みを加えているんでしょうね。

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麺は彩未と同じく森住製麺の麺。

まさにThe札幌ラーメン!という麺。
美味しいですね~。

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名店彩未で長い間修行を積んだ店主。

その名店と同じ味を出すことの方がおそらく容易かったのではなかろうか?

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でもそれをヨシとはせず自分の味作りをしっかりして、新たな味でチャレンジしているのが素晴らしい。

ちゃんと札幌ラーメンらしさは残しつつ、新しい美味しさを追求し続けている姿勢。
いわば温故知新の味わいとでも言うのかな。

そんな店主のポリシーが感じられる一杯はこの先の進化も多いに期待できそう。
今後がすごく楽しみなお店です。

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実はコチラのお店の隠れた人気メニューにとろとろ杏仁豆腐なんてものもあります。

女性客はもちろん、男性にも大人気。
そのお味は・・・・。

実際にお店に行ってご自身の舌で確かめてみてください(^^)

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いかにここのスープがすっきりしていて美味しいかは空になったドンブリを見ていただければわかるでしょう!

・・・え?(^^;
私がスープを飲み干すのは珍しくないって?
その通りかも。

あー・・・この写真では説得力が薄いのが残念でならないな(/_-)

 

【麺屋おざわ】
住所:北海道札幌市白石区菊水6条3丁目1-22 I’Sコート 1F
営業時間:11:00~15:45 17:00~20:00
定休日:火曜日、他に月2回不定休
TEL:011-577-9626
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らーめんほっぺ屋

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二軒目にご紹介するのはこちら、らーめんほっぺ家です。

中央区北2東2で人気のお店だった同店。
ビルの取り壊しに伴い、惜しまれつつ2011年11月に閉店。

再開を望む声が多い中、長い充電期間を経て昨年8月にめでたく移転オープン!!

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写真は移転後新たにメニューに加えられた「和風塩ラーメン」。

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動物系のスープと魚介系のスープが実にバランスよく・・・と書くと、ありきたりに聞こえるかな?

でも、元和食の料理人の店主さんの作るそのスープは実に上品な口当たりで、他とは一味違う!
決してありきたりな味わいではなく、ほっぺ家ならではのオンリーワンな美味しさなんです。

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ストレートで低加水のややパツンとした麺も相性抜群。

この麺、個人的に好きなタイプです(^_^)

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そしてほっぺ家と言えば楽しみのひとつがコレ。

ランチサービスの鶏そぼろご飯。

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卓上のマヨネーズで薄化粧(笑)

もうね。
このちょっとこってり感が加わった鶏マヨ丼とあっさりラーメンの相性の良さったらないんだよね!!

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丁寧に丁寧に作られているのが伝わってくる一杯。
にんじんの飾り切りからも店主の気持ちが伝わってきますね。

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ちなみに上の写真は以前のお店のもの。

さすが元和食の料理人。
見た目でも楽しませてくれますね。

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ほらね。
一滴残らず飲み干したスープからその美味しさが伝わr・・・え?一軒目と同じく、説得力が無いって?

ごもっとも(-_-)

説得力の無い写真がもどかしいですが・・・ここは是非ご自身でお確かめください(^^;
【らーめん ほっぺ家 】
住所:北海道札幌市東区北11条東6丁目1-40 館ビル 1F
営業時間:11:00~15:00 17:00~21:00※第三日曜日は15:00までの営業
定休日:水曜日
TEL:011-752-0011

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豚ソバFuji屋

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いよいよシリーズ最後お店になりました。

大トリを飾るのはコチラのお店。
豚ソバFuji屋です。

ラーメン好きならご存知太平の名店が、ここすすきのに昨年末に移転して来たのです!

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太平時代は遠くて中々行けなかったけど、これからはすすきの駅のすぐ近くに来てくれたのでこれからはヘビロテ店となりそうです(^^;

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オープン数日後に訪問し、最初に食べたのは「豚ソバ塩」でした。

スープを一口飲んでびっくり(*o*)
良い意味で移転前のそれとは大きく違っている!

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いや、味の大きな構成自体はそれほど違わないのかも知れない。

カテゴリで言ってしまえば「豚骨」+「魚介」という事になるからね。
でも、その複雑な香り・・・あっさりしているのに重層的な飲み口、そしてすっきりした後口。

特に酔った後にはブラボーな後口なのです(^ー^)

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コチラのお店、他にもオススメメニューが沢山あります。

個人的に大好きなのが「つけソバ辛化」!

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一瞬ギョッとするほどの赤い粉(^^;

もちろん辛いけど、見た目ほどの辛さではありません。
そして、魚介豚骨のスープの美味しさを引き立てるエッジの効いた辛さは、まさに美味さと辛さのコラボレーション!

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もちろん麺の美味しさも秀逸!

Fuji屋では、「冷たい麺」と「温かい麺(あつもり)」で麺を変えているというこだわりよう。
そういった一つ一つのこだわりがこの店の味を常に進化させているのですね。

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他にも食べて欲しいメニューもあるし、特に最近発売されたばかりの味噌ラァメンもご紹介したいところですが・・・。

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今日のところは写真だけでお許しください。

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え?(*o*)

ホントはいつも酔っ払って食べているから記憶が無いんだろうって?
だから説明できないんだろうだって??

・・・・ち、ち、違ぇーよ!(*o*;
スペースの都合で書けないだけだよぉ!

真偽の程はともかく、午前2時までここすすきのでおいしいラーメンが食べられるのはありがたいことです(^^;

・・・素面でも今度行ってみなくちゃっ(-_-;

 

【豚ソバ Fuji屋】
住所:北海道札幌市中央区南4条西3丁目 No.1グリーンビル 1F
営業時間:17:00~翌2:00※材料等が無くなり次第終了
定休日:日曜日
TEL:011-533-4111
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1月中旬から約1ヶ月に渡ってお送りした「札幌ラーメン最新事情2013」

いかがでしたでしょうか?

冒頭にも書きましたが、毎年100店前後のお店がオープンする札幌。
次々と新しいお店や新しいスタイルも生まれていますが、一方で昔からの味が愛され続けているお店が存在しているのも事実。

いわゆる「トレンド系ラーメン」と「ご当地系(定番札幌系)ラーメン」がバランスよく共存しているのも札幌の特徴だと思います。

折角色んな味が楽しめるここ札幌。
ラーメン好きならお気に入り店の2店や3店はあることと思いますが、たまにはいつもとは違うお店を選び、違った味を楽しんでみてはいかがでしょうか?

今回の特集が皆さんの食べ歩きの参考になるかどうかは別としても、札幌ラーメンの多様性を少しでも多くの方に知っていただけたら幸いです。

ありがとうございましたm(_ _)m

 

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WRITER/大石 敬(札幌ラーメンコンシェルジュ)

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