料理宿【函館湯の川 漁火館】は天然魚介づくしのお膳が魅力

函館湯の川の海沿いにある「漁火館」に泊まってきました!
第2弾は、期待のお料理編です。 第1弾、温泉・お部屋編はこちら

漁火館のオーナーが、仲買の資格を持っているので、
熟練の目利きでセリ落とした、その日手に入る最良の食材だけを使っています。

 

絶品!函館近海の天然魚介だけを使った漁師風料理
野菜やお米も自家栽培。手間ひまかけた手づくりの味

函館魚市場で仕入れる魚介だけを使って、
魚介そのものの味を活かした味付けにこだわって調理しているそうです。

養殖もの、冷凍もの、輸入もの、加工品は一切仕入れず、
野菜やお米は自家栽培したものを使うなど、
天然食材のおいしさでおもてなししたい、と伺いました。

では、天然魚介づくしの夕食をご紹介します!

テーブルに置かれている献立表

女将直筆の献立表

女将さんが毎日手描きしているんですって。
仕入れと調理長と相談して決めるメニュー。
こんなにたくさん! 見ているだけでわくわくします。

読めない漢字もありますが、実物を見て判断することにします。

先付の雲丹豆腐と、小鉢の醤油いくらと、酢物の烏賊菊酢物です

先付:雲丹豆腐、小鉢:醤油いくら、酢物:烏賊菊酢物

雲丹豆腐は、舌ざわりがなめらかで雲丹の風味がふんわりと。

醤油いくらは、秋に大量の腹子をバラして、自家製たれに漬けていると聞きました。

粒が大きくて皮が柔らかく、旬を見極めて作っているのがよくわかります。
塩加減も甘さ加減もちょうどよく、まったりといいお味。
〆に白米が出てくるので、とっておいて、いくらごはんにするのもおすすめです。

烏賊と菊の酢の物は、茹でたイカの歯ごたえと柔らかなエディブルフラワーの菊が、
さっぱりとした味付けで箸が進みます。

鮪と鮃と海老と螺のお造り

お造り:鮪、鮃、海老、螺

このつやつやなお造り!

マグロが、なんと、甘いのです。
ヒラメはオドロキの厚さ! 自分で買うヒラメとはまったく違います!
エンガワも身もぷりっぷりでした。

ツブは、コリッコリ! まったくぬめぬめしてなくて、新鮮そのもの。
あま~くなってるボタン海老。しあわせ~
これは、お酒が進んじゃいます。

螺 ← これはツブでした。

肴は螺エスカルゴ風で、菜皿は蛸サラダです

肴:螺エスカルゴ風、菜皿:蛸サラダ

ツブのエスカルゴ風は、お造りとはまた違った食感が楽しいです。

タコのサラダはお野菜もいっぱいで、さっぱり。
今の時期、お野菜は自家農園で栽培したものを使っているそうです。

津軽海峡に浮かぶ漁火

ぽつり、ぽつりと、津軽海峡に浮かぶ漁火

わぁ。いつの間にか、目の前には 漁り火が。

スタッフの方によると、今日は少ないんだそうです。
でも、私には充分です。キレイです。ザ・夏の津軽海峡です。見とれてしまいます。

が、食事に戻りましょう。

煮魚は眼張

煮魚:眼張煮付

眼張 ← メバル の煮付

これがまた、美味しい!
身がふっくら。そして、くどくなくて夏らしいお魚でした。
一度でいいから、こんなにおいしい煮魚が作れたら・・・・。

おおきなホタテがゴロンと入った帆立漁火館風貝鍋

鍋物:帆立漁火館風貝鍋

この大きなホタテ!
直径、500ミリリットルの丸いペットボトルくらいあります。(←逆にわかりづらいたとえ・・・)

これは、漁火館名物の貝鍋。
醤油ベースのつゆが美味♪
ぐつぐつしてきたら、スタッフの方がいいタイミングで全体に火を通してくれて、
お皿に取りだしてくれます。

直径6センチくらいもある大きなホタテの貝柱

ほらほら!こんないおおきいの!

いっただっきま~す!
食べ応えがあるし、甘い! ほんのりバターの風味を感じます。

貝鍋のつゆにご飯を投入!

ご飯を投入!

ホタテの旨味がぎゅぎゅっと詰まった美味しいおだしに、ごはんを投入!
また、ぐつぐつぐつ。 おいしそうな香りが漂います。

揚げ物は、キンキのから揚げ

揚物:欣喜空揚

欣喜 ← キンキ のから揚げ
これ、かりっと揚げてあるので、ぜ~んぶ、上から下までパリパリっと食べられちゃいました。

進肴はミンク鯨刺し

進肴:ミンク鯨刺し

ミンク鯨のお刺身ってどんな感じ? いざ口へ。
むっちりとして、馬肉のよう。まったく臭くなくて、おいしい!

漁火館雑炊が完成!

漁火館雑炊が完成! お椀には南蛮海老が2尾も入っています!

1個よっこしておいたホタテと、いくらをのっけて、豪華にいただきます!
う~ん♪めっちゃくちゃ美味しい!
白米もあるそうですが、今日は貝鍋雑炊だけで満足です。

お椀には南蛮海老が2尾も入っていました!

デザートは林檎の葡萄酒煮など

甘味:林檎葡萄酒煮外

ううう、もうデザート。
おなかははちきれそうだけど、この美味しさが終わってしまうのはさみしい。

左のブルーベリーの実が甘い! 右のブルーベリーのソースも自然の甘さを感じておいしい。
今年は畑のブルーベリーが豊作で、次から次へと取れているとのこと。
木で完熟してから収穫するので、甘いんですね。

全12品のうちの10品

写真は全12品のうちの10品。このほかお椀とデザートの全12品すべて完食!

おいしい!どれを食べても、心から美味しいと思えるコース料理は久しぶり。

甘いマグロしかり、ぶ厚いヒラメしかり、超大きなホタテの貝柱や今や超高級になってしまったイクラ、キンキや鯨、などなど、
普段自分では買えない魚介をた~っぷり堪能しました!
大大大大満足です!

さて、ハラごなしにもう一度温泉へ行こうっと!

 

昨夜の美味しさの余韻にひたりながら、朝食です!

今日は快晴!函館山がくっきり! 肉眼では竜飛岬も見えました

今日は快晴!函館山がくっきり! 肉眼では竜飛岬も見えます。

気持ちの良い景色が目の前に広がっています!

朝食のメインはまるまる1杯のイカ刺と、鮭のハラス

メインはまるまる1杯のイカ刺と、鮭のハラス

おひつに入ったごはんは、自家栽培の「ふっくりんこ」。
お米まで自分たちで作っているとは!!
ごはんはふっくらと甘く、イカ刺と塩辛で、普通に→少なめ→最後にもう一口、と、3回もよそってしまいました。

お隣で食べていたご家族は、おひつで2回おかわりしていましたよ。

実は、朝食の前に、函館魚市場へセリを見学に行ってきたこともあり (その様子は後日公開しますね)
イカや鮭を見て、「そうそう、市場に並んでいたわ♪」と思いだしながら食べました。

イカ刺は、たっぷりの生姜醤油で食べるのが函館流

イカ刺は、たっぷりの生姜醤油で食べるのが函館流

函館に住んだことのある私は、イカにはちょっとうるさい。
透明感があって厚みのあるイカを、1ミリくらいの幅で切ってあるこのイカ刺は、正真正銘の函館流。
よその地域ではほとんど見かけません。
生姜醤油を混ぜて、まずはそのまま、次はごはんに乗せていただきます♪

自家製塩辛。雑味がなくて美味しい♪

自家製塩辛。これも雑味がなくて美味しい♪

塩辛もいくらと同じく、イカが美味しい時にまとめて作っておくんだそうです。

ほうじ茶とコーヒーとお水が用意されています

ほうじ茶とコーヒーとお水が用意されています

聞くと、コーヒーはお部屋にもっていってもいいですよ、と。
嬉しいサービスです。

食事処お座敷席

食事処テーブル席

食事処テーブル席

食事処のこのテーブルはすべて一枚板。 圧巻です!
これも、自分たちの山から切り出した木で作っているんです。 すごい!の一言。
手触りがとても柔らかです。

座敷席でも足が痛くならないように、正座椅子を用意

座敷席でも足が痛くならないように、正座椅子を用意しています。

こんなかわいいおきものも

こんなかわいいおきものも

 

番外 おさんぽ編

電車に乗ってみたくて、夕食の前に電停まで歩いて行って、乗ってみました。
お散歩中、ちょっと気になったものたちです。

デザインマンホール好きの私。旅に出ると必ずマンホールはチェックします
デザインマンホール好きの私。旅に出ると必ずチェックします。

熱帯植物園のオサルさん

一番上にいるので、ボスでしょうか?

漁火館から湯の川方面に歩いて7~8分のところに、温泉オサルがいる熱帯植物園が。
入場券を買っていないので、遠くからオサルさんを眺めてみました。

生活道路にあるステンドグラスの街灯

生活道路に、きれいなステンドグラスの街灯が

上には湯の川 と書かれています。

おもしろごみ箱
↑ これこれ! 私のツボを直撃! おもしろい。

↓ ぎゃ! へび !!!
へびかと思ったら、コンブでした
と思ったら、コンブ・・・。  こんなところに・・・。

このお宅でも、車庫前に コンブ・・・。
このお宅でも、車庫前に コンブ・・・。

頭上を ごぉぉぉぉぉーーーと、飛行機。湯の川らしいですね。
頭上を ごぉぉぉぉぉーーーと、飛行機。湯の川らしいですね。

訪問した日は 8/22。 この週末、GLAYのライブが行われるので、函館はGLAY一色!

電車の中も!
電車の中も!

サッポロビールも!GLAYラベル

サッポロビールも!
盛り上がっていました!

お土産買ってみました

お土産買ってみました

湯の川温泉電停前の酒屋さんで売っていました。
ハコダテ 「いかたまらん」。 イカ飯じゃないのが珍しい。
お店にいた男子スタッフの「メジャーじゃないけど、おいしいですよ♪」の言葉で、即買い。
お酒のつまみにピッタリでした。

余談ですが、
こんなに美味しいものをたくさん食べて、一時的には肥えましたが、すぐに出張前に戻りました。
魚介づくしの料理は、満足感が高くてもヘルシーなんだな、と思った次第です。

◆函館湯の川 湯元 漁火館の基本情報はこちら

函館湯の川 湯元 漁火館

WRITER/ぐうたび北海道 編集スタッフ なるみ

 

◆料理宿【函館湯の川 湯元 漁火館】<施設編>はこちら

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