千歳・支笏湖 氷濤まつりってどんなイベント?支笏湖ブルーに輝く氷像たち

厳寒の支笏湖の風土を活かした、北海道の冬を代表する氷の祭典、「千歳・支笏湖氷濤まつり」!

昼はナチュラルブルーに輝き、夜は色とりどりのライトに照らされる、幻想的な世界が広がります。

コンセプトは「氷の美術館」。大小約30基の氷像が並びます。写真の中でもなお美しい、氷像たちの一部をご紹介したいと思います!

2024年は「ノース・スノーランドin千歳」が氷濤まつりと連携することになりました。氷濤まつり入場券お持ちの方はスノーランドの入場料が無料となります。チューブスライダーや4輪バギー、大人気のスノーラフィティングやミニスノーモービルなど雪の上ならではのアクテビティが楽しめます。(一部アイテム有料)

イベント名 千歳・支笏湖氷濤まつり
所在地 千歳市支笏湖温泉
開催日 2024年1月27日(土)~2月25日(日) 10:00~20:00 ※ライトアップは16:30~20:00
料金 高校生以上500円 ※中学生以下無料
アクセス JR千歳駅から北海道中央バス支笏湖行きで約44分、終点「支笏湖」下車すぐ
駐車場 あり (400台・冬期間無料、バス有料大型2000円/マイクロバス1000円 ※予約不要)
お問合せ先 0123-23-8288(支笏湖まつり実行委員会)
詳細情報 氷濤まつりのぐうたびイベント情報

\イベント期間中の宿泊は早めに予約を/

似てるけど違う!?「氷瀑」と「氷濤」について

今回ご紹介する氷濤まつり。実は、よく「氷瀑まつり」と間違えられるんです。

名前も似ていれば開催時期も似ているこの二つのお祭り!でも開催地は、層雲峡温泉と支笏湖温泉で全然違うんです。

そもそも氷濤、氷瀑とは何なのか?自分が行ったイベントを間違わないように、氷濤まつり会場をご紹介する前にちょっとだけご説明します。

氷瀑(ひょうばく)とは?

辞書を引いてみると、「滝が氷結すること。また、氷結した滝のこと」と記載されています。

登別にある「かじか沢の滝」の氷瀑

▲「かじか沢の滝」の氷瀑(登別)

たとえば、こちらは見事な氷瀑が見られることで有名な、登別にある「かじか沢の滝」の氷瀑です。

イメージが湧きましたでしょうか?それでは氷濤とは何なのか見ていきましょう。

氷濤(ひょうとう)とは?

「濤」は「大きくうねる波」を意味する漢字で、氷濤となると「湖の波しぶきで作った氷柱」という意味になります。

氷濤まつりの氷像の一部

▲氷濤まつりの氷像の一部。肉眼で見るほうがずっと綺麗な青色なんですよ

日本屈指の透明度を誇る、日本最北の不凍湖・支笏湖の水色は「支笏湖ブルー」と呼ばれ、美しい青色は訪れる人を魅了します。

氷濤まつりの氷像は、支笏湖の湖水をスプリンクラーで骨組みに吹きかけて作っているため、太陽の光を浴びた氷は支笏湖のように青く、幻想的な輝きを見せてくれるんだとか。

空まで届きそう!中央のダイナミックな氷像は見応え抜群

こちらが今年の会場のマップです。一部に一方通行の指定はあるものの、回るルートは自由!

ここからは、2023年に展示されていた実際の氷像をご紹介しながら、氷濤まつりの魅力をお伝えします。今年は一体どんな氷像が展示されるのか楽しみですね。

夜にはライトアップされるので、昼と夜でまったく別の雰囲気が楽しめます。それでは、まずは昼間の氷像から。

※実際に見た印象を再現するため、写真は明るさや再度を一部調整しております。

Blue tower

Blue tower

▲会場の外からでも見えるくらい大きいんです!

入り口からすぐそばにある、まつりのシンボル的な氷像がこちら。高さはなんと13m!人と比べるとその巨大さがよくわかりますよね。

氷濤神社

氷濤神社

▲こちらは中に入れるタイプの氷像

氷濤神社と名付けられた独特な形の氷像。中に入ると……

氷濤神社の内部

▲氷濤神社の内部

きちんと神様を祀っている祭壇がありました!お賽銭箱も。みんな何を願ったのかな。

Ice hage

Ice hage

▲地上7mから見下ろしたIce hage

こちらは世界文化遺産「ストーンヘイジ」をイメージした氷像。地上から見るのと、高台から見るのでは見え方が違って面白いです。

Ice crown

Ice crown

▲真ん中まで入れる構造になっていいます

氷の冠をイメージしたこちらの氷像は人気の撮影スポットでした。

もしかしたら同じ氷像はないかもしれませんが、光を受けて綺麗なブルーに輝く氷像の美しさと迫力が伝わりましたでしょうか。

上からも中からも楽しめるトンネル状の氷像

会場を囲むように高さ7mの大きな氷のトンネルがありました。トンネルは上からも中からも楽しめるようになっています。

Koke-no domon

Koke-no domon

▲映える!!ここは絶対外せない撮影スポットですね!

トンネルの中に潜ると、そこは松などの枝から伸びる氷が緑色の光に照らされ、まるで氷の苔が生えた洞窟のような幻想的な世界が広がっています。

こちらは2023年の時に3年ぶりの展示となりました。

Ice chanderia

氷の城のような空間

▲雰囲気は一変して氷の城のような空間が現れました

「Koke-no domon」を抜けると、氷でできた二つのシャンデリアが飾られた空間に出ました。

氷でできたシャンデリア

▲ディズニー映画の「アナと雪の女王」のよう

常に色が移り変わり、組み合わされた板状の氷に乱反射する美しい光が氷の部屋を淡く照らします。

Blue chateau

昼間の氷濤まつり会場

▲陽の光に青く輝く、昼間の氷濤まつり会場

こちらはトンネルの上にある地上7mの展望台から見た、氷濤まつり会場です。

ここから下へは、氷でできた螺旋階段を下っていきます。

氷でできた螺旋階段

▲氷でできた螺旋階段。転ばないように滑り止めのマットの上を歩いて!

骨組みとなっている木材が見えますよね?氷濤まつりは、開催を継続していくために支笏湖の素晴らしい自然に配慮した取組をいくつも行っています。

その取組の一つが氷像の基礎なる骨組みなんです。支笏湖の森づくりの際に除伐したシラカバの樹の中から不要になった倒木を利用しています。

Big mountain

Big mountain

▲水飛沫の時を止めたような氷像。いまにも押し流されてしまいそうな圧を感じました

「Blue chateau」の近くにある高さ9mにもなる氷壁です。下から見上げると山というよりナイアガラの滝のような迫力を感じました!

ライトアップされて迎える氷濤まつりのクライマックス

16:30からは会場全体がライトアップされます!やはり夜の方が人気のようで、お客さんの数が明らかに昼より増えていました。

展望台から見た夜の氷濤まつり会場

▲展望台から見た夜の氷濤まつり会場

さまざまな彩りに変化する氷像たち。

夜のBlue tower

▲夜のBlue tower

青色の光が氷像を照らすとクリスタルのような輝きに。

夜のIce crown

▲夜のIce crown

色の変化によって変わる雪像の表情が面白い!寒さを忘れてカメラのシャッターを切っていました。

氷濤まつりへ行こう!

いかがでしたか?2023年の氷濤まつりの様子を紹介しました。今年の開催は2024年1月27日~2月25日の約1か月間です!

土日は大変込み合い、駐車場の待機列ができることもあるので、ゆっくり見て回りたい人は平日に行くのがおすすめです。

支笏湖温泉のおすすめ宿♪氷濤まつりの後はあたたかい温泉でゆっくり

氷濤まつり会場でもある支笏湖温泉。「美人の湯」と呼ばれる良質の湯、さらに湖ビューが絶景の温泉地としても知られています。

冬の支笏湖に来たらぜひ温泉も楽しんでいってほしい!そこで、おすすめの宿をご紹介します♪

しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌(みずのうた)

しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌(みずのうた)

“水の癒し力”がテーマのリゾートスパ。プライベート露天風呂のある客室や、52㎡以上の和洋室、愛犬と一緒に泊まれるペットルームなど、多彩な客室タイプが揃っています。

食事も彩り豊かなヘルシービュッフェと贅沢な和食会席から選べます。

男女ともに露天風呂があり、内湯ではジャグジー、寝湯、座湯で湯浴みが楽しめます。また、サウナは男女で異なり、女性浴場はアロマに安らぐミストサウナ、男性浴場は遠赤外線サウナとなっています。

少しリッチな滞在をしたい方や、記念日の宿泊に最適のホテルです。

施設名 しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌
所在地 千歳市支笏湖温泉
アクセス JR千歳駅より車で約30分
無料送迎バス運行(新千歳空港・JR千歳駅・JR南千歳駅発着/3日前19時までに要予約)
駐車場 あり(無料)
問い合わせ先 0123-25-2212

 

湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館(まるこまおんせんりょかん)

湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館(まるこまおんせんりょかん)

創業百年、支笏湖畔に佇む「日本秘湯を守る会会員」の一軒宿。支笏湖と同じ目線でつかることができる天然露天風呂があり、足元からお湯が湧いてくる全国でも珍しい「足元湧出泉」を楽しむことができます。

2022年に支笏湖の水を使用した露天水風呂を新設。男性浴場では支笏湖を眺めながら、女性浴場では竹筒から注がれる水音と木陰に癒やされながら、“ととのう”体験ができる、サウナーにもおすすめの宿です。

夕食は囲炉裏会席または和食会席膳から選べます。料理や飲料水にも支笏湖の水を使うこだわりよう。

\宿泊レポートはこちら/

サウナ×秘湯×絶景!支笏湖を眺めながらととのう|丸駒温泉旅館

2022年10月11日
施設名 湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館
所在地 千歳市幌美内7番地
アクセス 新千歳空港より車で約50分
無料送迎バス:支笏湖畔バスターミナルより運行(要予約)
駐車場 あり(無料)
問い合わせ先 0123-25-2341

 

支笏湖第一寶亭留 翠山亭(すいざんてい)

支笏湖第一寶亭留 翠山亭(すいざんてい)

13歳以上の大人だけが泊まれる、静かで贅沢な時間を過ごしたい人におすすめの宿です。
全29室しかないからこそ、細やかなご要望に応えてくれる接客も魅力のひとつ。

風呂付き客室が多いのも特徴で、1日4組限定の庭園露天風呂付客室、展望露天風呂付やスパリビング付など計10室が温泉付き客室となっているので、プライベートを重視する方におすすめです。

大浴場には、樹齢数百年から千年といわれる古代檜を使用した内風呂と岩造りの露天風呂があります。

夕食のコースは量・グレードごとに料金が異なる8000円コース、1万円コース、1万2000円コースの3種類。器選びにもおもてなしの心を感じる料理を楽しめます。

施設名 支笏湖第一寶亭留 翠山亭
所在地 千歳市支笏湖温泉
アクセス 千歳市街より国道453号で支笏湖方面へ車で約30分
無料送迎バス:JR千歳駅よりバス運行(完全予約制)※JR千歳駅発14時、翌日寶亭留発11時
駐車場 あり(無料)
問い合わせ先 0123-25-2323

 

支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣(すいめいかく)

支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣(すいめいかく)

手に届きそうなほど支笏湖がすぐそばに佇む、イタリアンが絶品の宿。

平成26年5月にリニューアルしたレストラン「azzurro」では、茜色に染まる夕暮れから月灯りが湖に映る夜へと変化する景色とともにご夕食を楽しめます。

支笏湖の花の名前を冠したレイクビューの贅沢な全8室には、天然温泉浴槽を完備しています。

朝食は和食の箱膳。一人分ずつ釜で炊き上げた北海道米ほしのゆめを堪能してください。

\宿泊レポートはこちら/

サムネイル

【宿泊レポート】ミシュラン獲得★翠明閣で絶品イタリアンを堪能|支笏湖温泉

2023年5月12日
施設名 支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣
所在地 千歳市支笏湖温泉番外地
アクセス JR千歳駅より、中央バスで約40分 支笏湖バス停下車徒歩5分
無料送迎バス:支笏湖バス停より送迎サービスあり(事前予約制)
駐車場 あり(無料)
問い合わせ先 0123-25-2131

 

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WRITER/ぐうたび北海道 編集スタッフ

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