こんにちは！ぐうたび編集部副編集長のいっし～です。
今回は温泉露天風呂付き客室と絶品イタリアンディナーで格別の休日が過ごせる「支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣（すいめいかく）」へ泊まってきました。
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| 施設名 | 支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣（すいめいかく） |
| 所在地 | 千歳市支笏湖温泉番外地 |
| アクセス | JR千歳駅より車で40分、支笏湖バス停から徒歩５分 |
| 駐車場 | あり ※支笏湖温泉の大きな駐車場を札幌方面に200ｍほど進んだ左側に看板あり。そこから湖に向かって細い道路を進むと300ｍ先右側。 |
| 問い合わせ先 | 0123-25-2131 |
■目次
到着後はロビーでウェルカムドリンクを
チェックインを済ませた後はウェルカムドリンクのおもてなし。
▲本棚のランプがある辺りにアメニティが置いてあります
ウェルカムドリンクはコーヒー、紅茶、グレープフルーツなどから選べます。
飲み終わる頃を見計らって、スタッフさんが客室まで荷物を運びながら館内を案内してくれました。
支笏湖がすぐそこ！天然温泉浴槽付き客室
こちらのホテルの客室はたった8室。
全客室が支笏湖に手が届きそうなレイクビュー、さらに天然温泉が楽しめる客室風呂付きの贅沢ルームです！
丸駒温泉旅館のレポートはこちら
▲水場はトイレを出たところにひとつと、客室風呂のところにひとつの2ヵ所
今回泊まったのはマッサージチェアとヒノキの浴槽が特徴の、40㎡レイクサイドデラックスツイン。
ベッドのマットレスはなんとホテルオリジナル！
反発は強くないのに体が沈まず、しっとりと体を受け止めてくれる優しい寝心地です。
客室で支笏湖を眺めながら天然温泉を楽しむ至福のひと時
▲ヒノキの浴槽だから柔らかい入り心地。窓は開閉式で吹き込む支笏湖の風が気持ちいい
ヒノキの浴槽にこんこんと注がれるのは無色のとろみのある天然温泉。
とろとろの泉質でもその感触はお湯の中だけ、というところが多いですが、こちらはお湯から出した肌にもとろみが残る！
24時間、好きな時に支笏湖を眺めながらつかる温泉……たまりません。
冷蔵庫内のドリンクは無料
▲夕食前までの短い時間ですがルームサービスでサラミやチーズなどを頼むことも
ここで嬉しいポイント！冷蔵庫内のドリンクは無料で飲むことができます。
この日冷蔵庫にあった飲み物はビール2本、オレンジジュース、お茶、水が2本。
また、カプセル式のコーヒーメーカーも備え付けられています。ドリンクが充実していますよね。
おいしすぎて仕事を忘れるほどの絶品イタリアンコース
客室も最高ですが、こちらのホテルで一番楽しみだったのが食事。
夕食は2017年にミシュランガイド北海道でビブグルマンを獲得した併設のレストラン「azzurro（アズーロ）」でいただきます。
▲柔らかくさらさらとした生地の館内着
「ミシュランを獲得したレストランなんて格式が高そう」と思いますよね？実は館内着とスリッパでもレストランに入場できるんです。気軽さがすごい！
個人的には夕暮れの支笏湖が見られる早めの食事スタートがおすすめです。
そもそもビブグルマンとは？
先程からちらほら出てくる「ビブグルマン」が気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
ビブグルマンはミシュランガイドによるとこのように説明されています。
1997年「価格以上の満足感が得られる料理」として、ビブグルマンは登場しました。 （中略）ビブグルマンに厳密なルールはありません。セレクションは多種多様で、どのレストランもユニークです。（中略）ビブグルマンのレストランの共通点は、シンプルな調理法。気軽に食べられること、そして自宅でも真似したくなるような料理であること、などが挙げられます。
引用：ミシュランガイド
つまり「コスパ最強！シンプルなんだけどめちゃくちゃおいしい料理が食べられるお店」ということですね！
ディナーにいただくのは、シェフ・根本明弘（ねもとあきひろ）さんを筆頭とするシェフ2名がひと皿ひと皿を丁寧に一から創り上げるイタリアンコース料理。
朝には支笏湖周辺の野山へシェフ自ら足を運び、旬の山菜やきのこを採取してその日の料理に取り入れるのだそう。
それでは終始ニヤけるほどおいしかったコースをご覧ください。
スープからすでに衝撃的！旬を味わうひと皿
▲夕暮れの支笏湖を眺めながらいただきます
まずは「新玉ネギの冷製ポタージュ」とパンのフォカッチャ。
ポタージュはとにかくなめらかで濃厚！舌の上でスープが温まると同時に広がる新玉ネギの爽やかな甘味。
フォカッチャはクラストがパリッと、クラムはもっちもち。コースのパンは主食のように食べるものではないとわかりつつも……パン好きの私は食べる手が止まらない。
▲クルードはカルパッチョのような意味
次は「津軽海峡活〆ヒラメのクルードと支笏湖産行者にんにくのマリネ」。
行者にんにくはシェフが自ら採取したもの。臭いというイメージがある人が多いと思いますが、香りがとても爽やか。淡白なヒラメと合うとは驚き。
▲アスパラガスが太いこと。なのに、まったく繊維が気にならず、みずみずしい
そして「道産グリーンアスパラガスと長沼町モス・ガーデンさんの平飼い卵」。味付けはシンプルなのに奥深い味わいです。
パスタは2種類
▲左：根室産柳ダコトマトラグーソースあさつきとスパゲッティーニ、右：道産和牛豚ヒレエゾ鹿を詰めたるもい小麦「ルルロッソ」のアニョロッティ・ダル・プリン
ここで大事件発生。
写真を撮り忘れた。
はい、おいしすぎて仕事を忘れました。本当においしくて……。
アニョロッティ・ダル・プリンはラビオリっぽいパスタ。中にはペースト状になった道産和牛、豚ヒレ、エゾ鹿の肉が詰まっています。
ふわりと香るワイルドな風味がワインと合う！
シンプルにして至高。ビブグルマンの実力を思い知る肉料理
▲バルサミコ酢のフルーティーなソースがお肉に抜群に合う
肉料理は「浦臼町神内和牛あか牛のサーロイン炭火焼き北海うどとあずき菜発酵キャベツ」。
外側はサクっと焼き上げられ、上品な脂のコクと赤身の旨味が凝縮されています。
……もう言葉はいらないですよね。口の中がずっと幸せ。
デザートも2種類
デザートもパスタと同じく2種類あります。
▲一皿目のデザート「デコポンのソルベと山わさび」
山わさびの「ひりっ」とする感じがさりげないアクセントになっています。面白い。
▲長沼町モス・ガーデンさんの平飼い卵と北海道日高牛乳の桜香る「抹茶ティラミス」
デザートが2種類あると聞くとどちらも小さめだと思うじゃないですか。
最後の最後に大満足ボリュームのティラミスが登場です。最高に嬉しい。
濃厚な舌触りのマスカルポーネチーズ。散らされた桜は、塩抜きした桜の塩漬けを乾燥させてドライフラワー状にしたものだそう。
甘じょっぱいのが好きな人にはたまらないデザートです。
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明るい時間がおすすめ！無料で利用できる2種の貸切風呂
実は無料で1回60分の貸切風呂が利用できるんです。
しかも種類は2つあり、チェックインのときに朝6時～夜22時の間で予約できます。
左：岩つくりの「翡翠」、右：檜つくりの「瑠璃の湯」
貸切風呂に洗い場がなく、純粋に温泉を楽しむ露天風呂です。
私が気に入ったのは「翡翠」の岩風呂。脱衣所から岩風呂までの敷石が続く路に風情を感じます。
朝食は和食のセットメニューで旬を味わう
貸切風呂で朝風呂を満喫してからレストランへ。
例年ゴールデンウィークになるとレストランの窓から見える立派な桜の木が花を咲かせるそう。地面が花びらで埋め尽くされてピンクの絨毯のように美しいんだとか。
▲右上のお造りにあるのはとても甘い旬のシラウオ
朝は和食のセットメニューです。夜はイタリアン、朝は和食と両方が味わえるなんてお得ですよね。
メニューは、ほっけのぬか漬けにごぼうの煮物、お刺身、温泉卵など。
▲一人につき1釜（約2杯分強）用意される炊きたて白米
ご飯は炊きたてをいただきます。釜で炊いたお米はふっくらつやっつや！
思わずため息が出るおいしさでした。
支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣へ泊まりに行こう！
パンや食後のコーヒーが少なくなると絶妙なタイミングで「追加をお持ちしましょうか？」と声をかけてくれるので、気軽におかわりしやすいんです。
上品で上質な空間なのに、こういう体温を感じる接客も魅力の一つだと確信しました。
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