縄文遺跡×函館スイーツ!古代ロマンを巡る函館旅

大船遺跡の復元建物

※トップ画像は「大船遺跡の復元建物」(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

こんにちは、ぐうたび北海道 編集スタッフいっし~です。
2021年7月27日に世界文化遺産登録が決定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」にはもう行きましたか?まだの人は、混雑が落ち着いた今年が絶好のタイミング!スイーツの有名店がひしめく地元函館ならではの「函館縄文スイーツ」も話題になっています。

今回は函館にある縄文遺跡の楽しみ方と、可愛くておいしい函館縄文スイーツをご紹介します。

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※商品やサービス内容は2022年2月14日時点の情報です。予告なく販売やサービスの提供が終了する場合もございます。ご了承ください。

世界遺産に登録された函館市の縄文遺跡

世界遺産に登録された函館市の縄文遺跡は「大船遺跡」「垣ノ島遺跡」の2か所。それぞれの特徴を見ていきましょう。お出かけする前に、どのような価値がある遺跡なのかを知っておくと、より興味を持って見ることができますよ。

大船遺跡(おおふね いせき)

大船遺跡の全景

大船遺跡の全景(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

大船遺跡は函館市南茅部(みなみかやべ)地区に所在し、大船川沿岸の標高30~50メートルの海岸段丘上に立地します。集落には100棟を超える竪穴建物跡からなる居住域と大規模な盛土があり、その南西には墓や貯蔵穴を含む100基以上の土坑群が確認されています。

盛土からは膨大な量の土器や石器、焼土などが出土しており、長期間継続して祭祀・儀礼が行われたと考えられています。

大船遺跡の盛土遺構(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)
大船遺跡のクジラの椎骨出土状況(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

 

クジラ、オットセイなどの海獣類(写真右)、サケなどの魚類の骨や貝類のほか、ヤマブドウなども出土しており、海と山の資源を活発に利用していたことがわかります。函館に住む縄文人は、現在の函館市と同じように豊かな食文化を育んでいたのですね。

大船遺跡
所在地:函館市大船町(函館駅(JR函館本線)から車で約70分)
お問い合わせ先:0138-25-2030(函館市縄文文化交流センター)
公開時間:4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
※12月29日~1月3日休場
■詳しくはコチラから

垣ノ島遺跡(かきのしま いせき)

垣ノ島遺跡の盛土遺構

垣ノ島遺跡の盛土遺構(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

大船遺跡から車で約10分のところにあるのが垣ノ島遺跡です。こちらも函館市南茅部(みなみかやべ)地区に所在し、垣ノ島川沿岸の標高32~50メートルの海岸段丘上に立地します。

集落内では、竪穴建物による居住域と、土坑墓からなる墓域が分離されており、日常と非日常の空間が区別されていたことを示しています。

垣ノ島遺跡の墓の副葬品など(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)
垣ノ島遺跡の大型土坑墓(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

 

墓には子どもの足を押しつけた足形付土版が副葬されることがあり、この地域特有の精神文化を伝えています。

また、紀元前2,000年頃に構築された長さ190メートルに及ぶ「コ」(U)の字形をした大規模な盛土遺構は、国内最大級の規模です。「送り場」など祭祀・儀礼の場と考えられ、当時の社会性や精神性の変遷を示す遺構として、今なお視覚的に確認できる重要な記念物です。

垣ノ島遺跡
所在地:函館市臼尻町(函館駅(JR函館本線)から車で約60分)
お問い合わせ先:0138-25-2030(函館市縄文文化交流センター)
公開時間:4月~10月 9:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
※12月29日~1月3日休場
■詳しくはコチラから
結晶バー

行く前に知っておくと、遺跡巡りがもっと楽しめる豆知識

「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されてから「縄文ブーム」が起こるなど、あらためて注目されている縄文文化。知ると縄文遺跡巡りがさらに面白くなるポイントを、世界遺産登録にも尽力した北海道環境生活部文化局文化振興課縄文世界遺産推進室・特別研究員の阿部さんに教えていただきました。

縄文文化がなぜ面白いのか。阿部さんは「私たちと同じ普通の人々の暮らしがあるから」だと言います。

北海道環境生活部縄文世界遺産推進室・特別研究員の阿部千春さん

阿部千春さん/北海道庁の展示スペース内で撮影

阿部 千春(あべ・ちはる)さん
1989年から旧・南茅部町で、2004年の合併以降は函館市で遺跡の発掘調査を行い、中空土偶の国宝指定や縄文遺跡群の世界遺産登録推進など、縄文文化の保存・普及活動に深く携わる。2011年函館市縄文文化交流センター館長に就任。2015年6月から現職。

縄文人は芸術的なセンスのあるオシャレな人々

北海道庁1F「縄文回廊」の展示品

縄文人と聞くと原始的な生活をしていた遠い人のように感じますが、現代の私たちと同じくオシャレを楽しむ心を持っていました。その証拠に、ヒスイなどをピアスやネックレスに加工し、身につけていたことがわかっています。

縄文土器は縄目模様でお馴染みですが、煮炊きに使う日用品にも装飾を施すという発想は、改めて考えると高い美的センスがないとできないことですよね。土偶はユニークな形や表情をしたものが多いですが、これも縄文人の感性の表れだと思うと、これまでとは見方が違ってくるはず。

命への感謝、家族の愛情や集落の結びつきが深い共同体

足形付土板(垣ノ島遺跡)(JOMON ARCHIVES 函館市教育委員会所蔵)

初めは住む場所を転々としていた縄文人ですが、土器が発明されたことで生活が変化し、一か所に長く居住するようになります。垣ノ島遺跡は本格的な定住集落だったことがわかる貴重な遺跡です。

定住によって、集落で亡くなる人の墓も造られるようになり、家族の愛情や集落の結びつきがものすごく強くなっていきました。亡くなった子供の足型がついた土板(上の写真)や、病気にかかって介護されながら成人したと考えられる人骨(入江貝塚)などがその一例です。今の私たちと変わらない人間関係を築いて暮らしていたんですね。

争いのための武器を持たない縄文人

ヒスイ(函館市著保内野遺跡)

ヒスイ(函館市著保内野遺跡)

驚くことに、縄文文化は1万年もの間大きな戦争はなかったと言われています。戦争がないので、当然ながら縄文人は争いのための武器を持っていませんでした。これは縄文人が特別に温厚な人達だったのではありません。自然と共存した豊かな生活をしていたため、戦争をする理由がなかったのではないかと分析されています。

また、装飾品に使われたヒスイは交易により本州から運ばれてきたもの。北海道と北東北は縄文時代から活発な交流があったことがわかっています。

以上、知っておくと遺跡巡りがもっと楽しくなる3つのポイントをピックアップしてみました。阿部さんの詳しいお話はコチラの記事で読むことができます。

 

【GoodDay北海道】これぞ!HOKKAIDOシリーズ
世界遺産がもっと身近になる! 縄文を実感する遺跡めぐりのすすめ

※URLは北海道振興機構公式サイト「GoodDay北海道」のページです。

函館スイーツ×縄文文化=函館縄文スイーツ!

函館縄文スイーツのロゴ

提供:函館スイーツ推進協議会(http://www.hakodate-sweets.com/jomon-sweets.php)

2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録を目指していた函館市で生まれたのが「函館縄文スイーツ」です。縄文人が食していたであろう栗やクルミなど木の実を使ったスイーツや、縄文時代の土器や土偶のデザインをあしらったスイーツなど、各店の独創的なアイデアで多種多彩な商品が販売されています。

晴れて世界遺産に登録された今、函館の縄文スイーツはますます盛り上がりを見せています!
今回は、函館縄文スイーツの中から、特に縄文文化の息吹を感じる商品をピックアップしました。遺跡を巡った後は、古代ロマンに思いをはせながら函館スイーツを楽しんでみませんか。

土偶クッキー/美鈴商事

北海道唯一の国宝、中空土偶をモデルにしたチョコレートクッキー

美鈴商事は1932年に創業した、北海道で一番古い珈琲店です。こちらで販売している函館縄文スイーツは「土偶クッキー」。1975年に函館市南茅部地区(旧南茅部町)で発見された中空土偶「芽空(かっくう)」を形をしたクッキーで、二頭身にデフォルメされた姿は愛嬌たっぷり。チョコレート味でコーヒーによく合う味わいです。

土偶クッキー/美鈴商事
販売価格・内容:700円/9個入り
賞味期限:約7ヶ月
保存方法:高温多湿を避けて常温で保存してください
お問い合わせ先:0138-57-2233
購入できる店舗:函館地区全店
営業時間:店舗により異なるためお問い合わせください
定休日:店舗により異なるためお問い合わせください

モナスク中空土偶&縄文パフェ/パティスリー ジョリ・クレール

食感は食べてみてのお楽しみ。モナカとラスクが融合した「モナスク」

北斗市にあるパティスリー ジョリ・クレールは、パティシエが創意工夫を重ねた自家製ケーキや焼き菓子が自慢のケーキ屋さんです。現在販売している縄文文化をテーマにした商品は二種類あり、「モナスク中空土偶」は、中空土偶をかたどった最中皮に刻みガゴメ昆布入りのサブレ生地をサンド。ラスクのようなサクサク感と最中皮の香ばしさが味わえます。店舗のみで食べられる「縄文パフェ」は、縄文人が食べていたクルミや栗を盛り付け、中空土偶のサブレを飾り付けた和風のカップパフェです。

さらに2022年春には「函館縄文ソフトクリーム(450円)」(写真左)と「縄文スコーン(180円)」(写真右)も販売開始予定です!

モナスク中空土偶&縄文パフェ/パティスリー ジョリ・クレール
販売価格・内容:940円/6個入り(モナスク中空土偶)、450円(縄文パフェ)
賞味期限:常温60日(モナスク中空土偶)
保存方法:直射日光を、高温多湿を避けて保存して下さい。(モナスク中空土偶)
お問い合わせ先:0138-73-6004
購入できる店舗:北斗市中央2丁目1-5
営業時間:平日・土曜日・祝日/AM10:00~PM7:00
定休日:年中無休
※「モナスク中空土偶」はオンラインショップでも購入可

くまの手ケーキ&くるみタルト/函館志濃里

縄文人と関係の深い熊とクルミを取り入れたお菓子

北海道産の新鮮な食材にこだわって製造している函館志濃里。こちらで購入できる函館縄文スイーツは「くまの手ケーキ」と「くるみタルト」です。「くまの手ケーキ」は縄文人にとって神聖な動物だった熊をイメージしたケーキで、生地にはハチミツが練りこんであります。「くるみタルト」は縄文人が食べていたとされるクルミと相性の良いキャラメルソースを合わせた、ソフトな食感のタルト。「くまの手ケーキ」は店舗販売のみの商品なので、函館に行った際にはぜひ食べてみてください。

くまの手ケーキ&くるみタルト/函館志濃里
販売価格・内容:864円/6個入り(くるみタルト)、270円/1個(くまの手ケーキ)
賞味期限:どちらも常温60日
保存方法:直射日光および高温多湿の場所を避けて保存してください
お問い合わせ先:0138-50-8080
購入できる店舗:昭和製菓株式会社/函館市西桔梗町589番地39
営業時間:9:00~17:00
定休日:土・日・祝祭日
※「くるみタルト」はオンラインショップでも購入可

土器Dokiフロランタン/パティスリー イグレック

実力派パティシエがつくるクルミ入りアーモンドフロランタン

東京やフランスで修業した実力派パティシエの、極上スイーツが並ぶフランス菓子店「パティスリー イグレック」。こちらで購入できる函館縄文スイーツ「土器Dokiフロランタン」は、縄文人となじみが深いクルミが入ったアーモンドのフロランタンです。裏側に縄文柄を刻み込むことで土器片を再現しています。ボタニカル柄のパッケージが可愛くて、おもわず手に取りたくなりますね。

土器Dokiフロランタン/パティスリー イグレック
販売価格:540円
賞味期限:約4週間
保存方法:常温
お問い合わせ先:0138-84-1365
購入できる店舗:北斗市久根別2-3-17
営業時間:10:00~19:00
定休日:水・木曜日

縄文サンド/五島軒

五島軒の縄文サンド

開発にかかった日数は3ヶ月!焼き菓子で縄文をたくみに表現

1879年創業の老舗レストラン五島軒の函館縄文スイーツは、遺物や貝塚が含まれる地層をモチーフにした「縄文サンド」。縄文人が食べていたクルミを混ぜ込むことで土の中がたくみに表現されています。ベルギーチョコレートのパイでブラウニーをサンドし、見た目だけでなく一級スイーツの味を兼ね備えた商品です。外箱には縄文土器に多い縄目文様や中空土偶のイラストが描かれており、函館のお土産としても喜ばれるはず。

縄文サンド/五島軒
内容:540円/3個入り
賞味期限:常温60日
保存方法:直射日光を、高温多湿を避けて保存して下さい。
お問い合わせ先:0138-49-8866((株)五島軒通信販売事業部)
購入できる店舗:十字街プロミエルカモイ店/函館市末広町5-20(0138-23-3560)
営業時間:10:00~18:00閉店
定休日:1月~4月中旬までの毎週月曜日
※「縄文サンド」はオンラインショップでも購入可

結晶バー

\縄文サンドを抽選で3名様にプレゼント!/

五島軒より、縄文サンド(3個入り)を抽選で3名様にプレゼント!
約1万年前から続く、人々の営みが深く刻まれた遺物や貝塚が含まれる地層をモチーフに、ベルギーチョコレートのパイでブラウニーをサンドしたお菓子です。
ご応募は2月28日(月)まで。

 

\プレゼント応募など詳細はこちら/
【GoodDay北海道】これぞ!HOKKAIDO
シリーズ
世界遺産がもっと身近になる! 縄文を実感する遺跡めぐりのすすめ

※URLは北海道振興機構公式サイト「GoodDay北海道」のページです。

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函館は2022年も“縄文”がホットテーマ

世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の楽しみ方と、縄文をテーマにした可愛い函館縄文スイーツをご紹介しました。食に観光に、魅力あふれる都市函館ですが、今年の函館旅行のテーマは“縄文文化”にしてお出かけしませんか。

まだまだ“縄文”が熱い函館。世界遺産登録の直後は混雑が気になって行きにくかった人は、今年の観光がおすすめです!

 

WRITER/石原 亜由美(ぐうたび北海道 元副編集長)

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大船遺跡の復元建物