お待たせしました!「ウポポイ」特集最終回の第3弾です!前回に引き続き、「ウポポイ」のレポートをお伝えします。
今回は、多様なプログラムを通じてアイヌ文化を学ぶことができる体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」の様子と各施設をご紹介します。
伝統楽器演奏が体験できる「体験学習館」や伝統舞踊が見られる「体験交流ホール」などがあり、楽しみ方はさまざま!
アイヌ文化を目で、耳で、肌でたっぷりと感じてください。
「ウポポイ」の基本情報は第1弾を、「国立アイヌ民族博物館」の様子は第2弾をご覧ください。
※新型コロナウイルスの影響により、展示方法やプログラムが変更となる可能性があります。最新情報は「ウポポイ」公式HPをご確認ください。
■目次
うれしい無料エリア!レストランもある「エントランス棟」
「いざないの回廊」「歓迎の広場」を抜けた先にあるのが、チケット売り場のある「エントランス棟」です。ここではレストランやフードコートのほか、お土産やお弁当が買えるショップなどが開店予定です。
レストランの「焚火ダイニング・カフェ ハルランナ」は、おいしい鹿肉や白老牛が楽しめるダイニングカフェ。
アイヌの食材や調理方法を用いた創作料理を、軽食から本格的なコース料理まで味わえます。
コチラは実は…定山渓にもある、あの「ぬくもりの宿 ふる川」さんのお店です。手作りにこだわる「ふる川」ならではの健康的なお料理とアイヌ食材のコラボレーションが味わえるのはここだけ!
エントランス棟は入場ゲートの手前にある無料エリアです。レストランの食事だけという利用もできます。
「食」を通してアイヌ文化を気軽に体験してみませんか♪
体験プログラムを通してアイヌを知る「体験学習館」
エントランス棟を抜けて左手へ少し歩くと見えてくるのが「体験学習館」。中に入ると通路の両脇に動物の看板が付いた教室がずらーっと並んでいました。
ここではムックリ(口琴)などアイヌ伝統楽器の演奏体験のほか、伝統芸能体験、簡単な調理ができる食文化体験、子供たちが遊びながらアイヌ文化を学べるキッズプログラムが予定されています。
※新型コロナウイルス対策のためプログラムが中止・変更になる可能性があります。公式HPでご確認ください。
目で堪能!伝統芸能が見られる「体験交流ホール」
体験学習館から少し戻ったところにあるのがコチラの「体験交流ホール」。ここでは、演者によるアイヌ古式舞踊や伝統楽器の演奏などアイヌの伝統芸能の上演を見ることができます。
アイヌに語り継がれる物語の短編アニメーションも上映される予定です。スクリーンだけでなく床まで映像を映し出し、まるで物語に入り込りこんだような立体感が体験できるということです。
「ウポポイ」は7月20日(月)~8月31日(月)は毎日、9月1日(日)~10月31日(土)は土日祝日のみ夜8時まで開園。その期間は夜のプログラムとして公園がライトアップされる予定です!
「体験交流ホール」から「伝統的コタン」へ向かう道では、体験交流ホールの壁でプロジェクションマッピングによる光と音の演出が楽しめるようです。
「伝統的コタン」へ向かいながら、ライトアップされる予定の道を撮影しました。10秒のところで映る建物が「体験交流ホール」です。
伝統的家屋を本格的に再現した「伝統的コタン」
ポロト湖のほとりにはアイヌの伝統家屋である「チセ」が並んでいました。オープン後は、チセの中に入り、伝統的儀礼の見学や民族衣装を試着する体験が予定されています。
※チセでの体験プログラムは新型コロナウイルスの影響で当面中止となります。
写真手前のチセから出ている煙は燻蒸という作業によるもの。内部で植物などを燃やした煙を充満させることで茅葺屋根の防虫効果等を高めているそうです。伝統的な建築を再現しようという本気が伝わってきます。
伝統工芸の製作体験ができる「工房」
工房では伝統工芸品の製作実演や製作体験を通じてアイヌの手仕事について学ぶことができます。
女性の仕事だった織物や刺繍、男性の仕事だった木彫の丸木舟が展示されていました。
丸木舟は人が乗れるように造られた本格的な設計です。
オープン後は実際にポロト湖へ浮かべ、職員さん達による舟を漕ぐデモンストレーションが見られるようになるということです!
「星野リゾート 界 ポロト」は2021年冬オープン予定
ぐうたびブログをご覧になっている旅行好きさんたちへ朗報です♪
星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の19軒目となる「星のリゾート 界 ポロト」が「ウポポイ」のすぐ隣にオープンします!
白老温泉は、世界的にも珍しい植物由来の有機物を含有する「モール泉」。全客室レイクビューのホテルとして2021年冬オープン予定です!
ポロト湖畔の四季折々の風景を眺めながら贅沢な時間を過ごせそうですね。
「ウポポイ」オープンをお楽しみに!
第3回にわたりお届けした「ウポポイ」特集、いかがでしたでしょうか。
世界では、先住民族との関わりを通じて自分のルーツを見つめなおそうという意識が高まってきています。
私も「ウポポイ」を見て回ることで、北海道の歴史を肌で感じることができました。また、自分たちが当たり前としていた生活や文化を見直すよい機会になりました。
子どもの知的好奇心を刺激するコンテンツ満載の「ウポポイ」。いよいよ7月12日(日)オープンです!ぜひご家族でお越しください。
「ウポポイ」へ行くなら虎杖浜、登別周辺の宿泊施設が近くて便利ですよ!
「ウポポイ」旅行のお宿・ホテルのご予約は、ぐうたび北海道でどうぞ♪
施設概要&アクセス情報
・バリアフリー対応
・無料wi-fi
・エントランス棟ショップ:来訪記念の各種お土産品に加え、お弁当やパン、ドリンク類、日用品まで幅広く販売されます。
・国立アイヌ民族博物館ミュージアムショップ:アイヌ工芸品や博物館の展示に関連した書籍、軽食なども販売。公園を眺めながらくつろげるスペースもあります。
期間 | 開園時間 |
7月12日(日)~7月19日(日) 9月1日(火)~10月31日(土) |
平日 9:00~18:00 土日祝日 9:00~20:00 |
7月20日(月)~8月31日(月) | 9:00~20:00 |
11月1日(日)~3月31日(水) | 9:00~17:00 |
※閉園日/月曜日(祝休日の場合はその翌日以降の平日)および年末年始(12月29日~1月3日)
個人 | 団体(20名以上) | |
大人 | 1200円 | 960円 |
高校生 | 600円 | 480円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
※博物館と公園の共通券の料金です(博物館の特別展示や一部の体験メニューを除く)
◆空路
東京▶新千歳空港:約1時間40分
大阪▶新千歳空港:約2時間
◆道内各都市から
札幌▶【札幌北IC】高速道路利用で約65分
札幌▶【JR札幌駅】特急列車利用で約65分
旭川▶【旭川鷹栖IC】高速道路利用で約2時間20分
旭川▶【JR旭川駅】特急列車利用で約2時間30分
新千歳空港▶【新千歳空港IC】高速道路利用で約40分
新千歳空港▶【JR新千歳空港駅】特急列車利用で約40分
函館▶【大沼公園IC】高速道路利用で約2時間50分
函館▶【JR函館駅】特急列車利用で約3時間
※上記時間は目安です。乗換時間は含みません。
◆白老町内からのアクセス
JR白老駅から徒歩で約10分
白老インターから車で約10分
◆駐車場
園内駐車場:一般駐車場 246台 一回500円
園外駐車場:一般駐車場 311台 一回500円
※障がい者本人及びその介護者1名が乗車する車両1台分が無料。窓口で障がい者手帳等を確認後、サービス券を1枚交付されます。大型バス駐車場は除きます。
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