こんにちは!ぐうたび編集部の高田です。
1934年創業の老舗料理宿である章月グランドホテルが、2021年4月29日(木)にリニューアルオープンしました。
さっそく宿泊してきましたので、今回はリニューアルポイントを中心にご紹介します。
国道230号線から温泉街へと曲がってすぐにある章月グランドホテル。今回のリニューアルで駐車場から宿直結の階段ができ、便利になりました。
正門の暖簾をくぐると広がる白い砂利敷きの庭はまぶしいくらい…。美しい庭園にまず心を掴まれます。
リニューアルのコンセプトは「月の満ち欠け」。館内の至る所に月のモチーフがあり、スタイリッシュかつ落ち着きのある空間になっております。
■目次
より上質なラウンジサービスに
章月グランドホテルは8階からなるのですが、渓谷に建っているためフロントの位置が6階。同じフロアにあるラウンジからの定山渓の景色は絶景です!リニューアル前から人気の景色はそのままに、より落ち着く洗練された空間へと変化しました。
ラウンジに配しているとっても座り心地の良い椅子は、倉本聰さん愛用の家具メーカーBC工房の椅子。デザインや椅子のタイプは様々で、お気に入りの椅子でラウンジサービスを堪能できます。
・16:00~22:00 蜂蜜バイキング
・17:00~18:00 湯上りビール
・19:00~21:30 夜のスイーツ
・21:00~22:00 お夜食
・翌7:30〜10:30 朝のスイーツ
チェックイン時に渡されるお饅頭の券をラウンジスタッフの方に渡すと、香ばしい小豆茶と一緒にお饅頭を席まで運んでくれました。
甘くてしっとりした大黒屋さんのお饅頭は、宿泊日の18時までに予約すると翌朝8時30分には売店で受け取ることもできます。温泉旅行のお土産にもおすすめですよ。
8種類の蜂蜜はビスケットやドライフルーツにかけて。さらに夜のスイーツタイムではアイスにかけても美味しいです!高田のおすすめは、すっきりとした甘さの「赤いはちみつ」です。
3タイプの完全リニューアル客室が登場!
今までは和室が多かったのですが、リニューアル後は全50室中の34室が洋室タイプに!
今回は、24室を占める「スーペリアツインルーム」に宿泊しました。
枕元にはコンセントやUSBポートがあり、鏡台の上には照明がついたりなど、より快適なお部屋になりました。お部屋にあるタブレットでは館内情報を確認出来たり、フロントに電話をかけることも出来ます。月をモチーフにした内装も素敵ですね。
・室内はフローリングタイプと畳敷きタイプがあります(ホテル一任)
・ツインのベッドサイズは120cm×200cm
次に「ファミリールーム」を見学させて頂きました。
渓谷に面した一面の窓ガラスからの景色は大迫力!この迫力を体験してみて欲しいです。ファミリールームは和室部分に布団を敷きますので、家族でごろごろ出来て良い思い出が出来そうですね。
・室内は和洋室
・和室スペースに布団敷
「プレミアムルーム」は4室しかない展望温泉付の客室!
テレビで紹介されたこともあり、リニューアルオープン直後から大人気のお部屋です。
・展望風呂付客室
・ツインのベッドサイズは120cm×200cm
コンセプトが異なる2つの貸切風呂が新設!
今回のリニューアルの大きなポイントとして、貸切風呂が新設されました。
豊平川と渓谷を望む眺望抜群の「山渓(さんけい)の湯」、浴槽にドーム状の屋根を作り、瞑想空間に浸れるユニークな「瞑想(めいそう)の湯」。
今回は瞑想の湯を利用しましたが、ドームの中ではもくもくの湯気に包まれ、さらに月の光のような一筋の光が幻想的でした。
シャンプーやコンディショナーも3種類からお好みのものを使用出来ますよ。
料金 1回3,300円(税込) ※ご宿泊者限定
只今ぐうたび限定で、通常料金のまま貸切風呂を無料で利用できる特別プランが販売中です!
華やかな会席膳のメインは白老牛のステーキ
夕食は食事処「おぼろ月」にて会席膳をいただきます。
リニューアルオープン記念の食前酒は「梅の金粉カクテル」。マドラーをくるくる回すと舞う金粉にうっとり。
華やかな前菜に続き、先椀の「穴子澄まし汁」はいい出汁が出ていてほっとする味。
お造りは、北海道産ツブ貝やマツカワカレイ、ボタンエビなどをカボスポン酢、料理長特製煎り酒、土佐醤油で。献立にベストな組み合わせが書かれているのでおすすめの味で頂きます。
北海道産のツブ貝は、この時期の冷たい海から獲るため甘みが増しているとのこと。料理長特製煎り酒との組み合わせでさらに美味しく頂きました。
煮物は高級魚キンキ。たまり醤油でコク深く上品に味付けされています。
強肴は、北海道を代表するブランド牛「白老牛」のステーキ。刻み揚げの湯葉に包まれた柔らかい白老牛のステーキは、「ラズベリーワインソース」「和風オニオンソース」「カムイ・ミンタルの塩」をつけて楽しめます。
最後は、食事・留椀と香の物として「すべて手作りの季節の漬物&ごはんのお供」。会席膳ではお腹いっぱいになってしまうことも多いのですが、程良い量で最後の食事まで美味しく頂きました。
夕食後には、ラウンジでゆったりデザートタイムを。パティシエ手作りの「アスパラ・甘夏・イチゴの三色ムース」のアスパラ部分は、想像以上にアスパラで美味しいです。
お夜食は「にゅうめん」を提供しています。丁度良い量でするする食べれてしまいますよ。
朝食は三段重の和定食とプチバイキング
朝食は食事処「暁」にて三段重とカラダにやさしい「四季の朝鍋」、色とりどりのサラダやドリンクをそろえた「プチバイキング」が楽しめます。今回の四季の朝鍋は、「夏の豆乳カレー鍋」。
「朝の茶碗蒸し」は、料理長自らワゴンサービスで運んでくれます。岩海苔餡または山椒醤油餡から選べました。
プチバイキングを侮ってはいけません。熱々の「う巻き」や「たくあん入り昭和のポテトサラダ」を始め、サラダチキン&アボカドのサラダや味噌汁、フルーツ、ヨーグルトと食べ逃せないものばかり。小松菜&ザクロ入りの「朝の健康ジュース」は料理長特製。
あれもこれもと食べているうちに、お腹いっぱいです。
源泉かけながしの温泉に入った後は湯上がり処でまったり
章月グランドホテルの温泉は、75℃の源泉かけながし。
なめらかな肌触りの湯が楽しめる大浴場では、自然とまるで一体化したかのような露天風呂や、75℃の源泉から生まれる湯けむりを利用した蒸し風呂を以前のまま楽しめます。
洗い場スペースには仕切りが出来ました。シャワーヘッドは水圧を調整出来る最新型です。
入浴後は湯上がり処「月山」でゆったり。
お水、お茶が置いてあるので水分補給!Yogibo(ヨギボー)やマッサージチェアでリラックス出来ます。
お土産にはぜひ黄身蒸しきんつばを
以前はフロント近くにあったショップは、ラウンジの奥に移動。
人気のどら焼きはもちろん、リニューアル記念に新しいお土産も登場しました。月をイメージしていることがわかる「黄身蒸しきんつば」は、お部屋にも用意されていますよ!
蜂蜜バイキングで美味しいと感動した「赤いはちみつ」も販売していました。
今後は宿泊プランだけでなく、日帰りプランも販売予定とのこと。
6月以降には札幌駅から無料送迎バスも運行が開始し、ますます行きやすくなります。
まだまだ進化する章月グランドホテルから目が離せませんよ。
ぜひ、章月グランドホテルで上質な滞在を楽しんでくださいね!