全国で人気の老舗パン屋!岩見沢市「ベーカリーカンスケ」山本さんに聞きました!

ベーカリーカンスケ 代表 山本さん

岩見沢市(いわみざわし)はこんなところ

MAP岩見沢豪雪のまちとして有名ですが、冬の大地を覆う真白な雪と厳しい寒さは、多くの恵みをもたらしてくれます。肥沃な土壌に広大な水田や畑が広がり、りんごやぶどうなどの果樹の生産も盛んです。

北海道物産展でも話題の「ベーカリーカンスケ」に注目!

創業47年、岩見沢市民に愛され続ける老舗パン屋さん。北海道産の無添加で安心な素材を厳選し、こだわりぬいた主原料で作ったパンを石釜デッキオーブンで焼き上げています。
外国産小麦が当たり前だった時代、北海道小麦に切り替えた当初は受け入れてもらうのに時間がかかったそう。北海道の小麦だけでパン作りをはじめて約25年。今では、北海道の小麦は美味しいと評判になりました。
北海道 岩見沢市にある店舗は、現在土曜日のみ営業しています。年々売り上げがあがっているのが、ネット販売。独自の技術で、出来立ての味をご自宅でお楽しみいただけます。
また、高校生によるパンの創作コンテスト“パン甲子園”など、若い世代にも地産地消を勧められる地域づくりも積極的におこなっています。

代表の山本さんに聞きました!

ぐうキチ
はじめたきっかけは?
“これだけの農地に囲まれたまちなのに、パン屋はなぜ外国産小麦でパンを作るのか”

『そう疑問に感じている時に、父がホクシンやハルユタカなどの国産小麦でパンを焼くようになり、興味がわきました。』

1995年に岩見沢に戻り、お店を手伝いながらノウハウを学んできた山本さん。
外国産小麦で焼くパンが当たり前だった時代に感じた疑問。それとリンクした先代の方針がきっかけとなり、道内外の物産展でも引っ張りだこのパンができ上がったのですね。

ベーカリーカンスケ店内ベーカリーカンスケ生地づくり

ぐうキチ
朝が早いイメージの、パン屋さんの一日は?
『まず、朝5:00から準備をはじめます。6:00 仕込み→ 7:00 低温発酵→ 9:00 分割・丸目。その後、20時間以上かけて低温発酵しています。翌朝、9:00 成形→ 10:00 型入れ→ 11:00 発酵し、焼いていきます』

生地作りに丸一日かかることに驚きました。じっくり低温発酵をしているからこそ、あんなにしっとり、そしてもちもちのパンが焼けるのですね!

パンづくりで大切なポイントは、生地の温度。室温や湿度もしっかりと管理しなければならず、天候にも左右され、特に夏の暑い日は生地の温度を保つのに苦労するそうです。そういう時は、氷を生地に練りこんで調整することもあるそうですよ。パン作りは本当に繊細なお仕事なんですね。

ぐうキチ
仕事で好きなところはなんですか?
『地場のキタノカオリ小麦を使用して美味しく焼きあげるのは、地域と繋がっている感じがするので楽しいです』
岩見沢市のパン屋さんといえば、「カンスケ!」と思い浮かべる人も多いのでは。岩見沢を中心に、旭川市、三笠市、北竜町などいろんなところで販売しているのも魅力です。道民のみなさんは、【岩見沢市 ベーカリーカンスケ】のポップを目にしたことがある方も多いはず。
札幌でも、きたキッチンやどさんこプラザで販売しているので、馴染みがありますよね。

こだわりの小麦を石窯で焼き上げる、自慢のパンに注目!

ベーカリーカンスケ
ぐうキチ
パン作りで一番心がけていることは何ですか?

“安全で良い主原料だけを使用する”を一番に心がけています。
『安い原料もたくさんありますが、小麦・砂糖・塩・油脂・粉乳など主原料となる素材は消費者からは見えない部分ですが、自分との約束は変えずに守ります。』

2010年にお店を引き継ぎ、13年目になる山本さん。当初お子さんはまだ、1歳と3歳ということもあり、“自分のこどもにも安心して食べてもらいたい”そんな想いから北海道産の小麦を100%使いはじめたそうです。他にも、塩は知床海洋深層水塩、牛乳、砂糖(てんさい糖)、小豆、などそろえられるものは北海道産にこだわっています。

ぐうキチ
大変なことはありますか?
『朝が早いこと。夏は良いですが冬は大変。吹雪になると家の雪はねから始まり職場の雪はねがあります。これだけで1日分の仕事量が増えます』

たしかに、大雪のニュースで岩見沢が登場しない年はありません。大雪で車を発進させるのも一苦労だとよく耳にします。そんな中でも、毎日多くの地域へパンを届けてくださっているのですね!冬は特に、パンの香りがすると温かい気持ちになります。本当に感謝です。

おすすめ返礼品 こだわりの北海道産小麦のパンセット

ベーカリーカンスケパンセット

石窯で焼いた北海道産小麦のパンセット。食パン1本(2斤)・ロールパン1袋(5個)・お任せパン12個をお届けいたします。

山本さんイチオシは?

『まず、食パンを味わってほしいです。』
生地が美味しいからこそ、シンプルにトーストしていただくのがオススメです。

ふるさと納税やネットで注文したパンは急速冷凍したものがご自宅に届きます。
今では定番のパンの通信販売も、6年も前から行っていたそう。長年の経験で培った、自慢の冷凍技術。パッケージも独自に開発され、冷凍焼けせずに、お店の味がそのまま届きます。

『実は、7年前に某サイトでECショップを立ち上げたんですが、1年間で売れたのは3セット、9000円の売り上げだったんです。もちろん、諸経費などを投資していたので、その時は本当にショックでした。』
今の人気からは全く想像ができないお話に驚きです。諦めてしまう場面で、なぜ続けてこられたのでしょう。
『そのあと、ふるさと納税の返礼品として登録をしたんです。それがご好評をいただいて、今ではネットの売り上げの割合が年々高くなってきています。本当に嬉しかったです』

ネットからの注文も多い中、店舗や各地域のショップでの販売も継続されています。全国各地での物産展など、本当に大忙しですね。

『古くからパンを置いてくださっているショップには、本当に感謝しかないです』

お忙しい中、私の質問にも快くいろいろなお話をしてくださり、温かいお人柄が伝わりました。
ぜひ、店舗にも足を運んでみてくださいね。

山本さんのお子さんも一番よく食べるのは、やっぱり「食パン」!
キタノカオリ小麦は、パン用として日本で一番おいしいといわれている小麦粉なんです。なので、まずはやっぱり食パンがおすすめですね。

岩見沢市のここが好き!

『農業大国ですが、あまり知られていません。地元の人も知らない人が多いです。それだけ当たり前に、自然に囲まれた豊かな生活ができているからだと思います』

冬の苦労は多い地域。だけれど、だからこそ肥沃な土壌から多くの恵みがもたらされる。
キタノカオリ小麦は、地元農家さんの協力もあり開発できた小麦。地域一体となり地産地消の取り組みができることがまちの魅力ですね。

ベーカリーカンスケ 山本さん
キタノカオリ小麦が日本で一番の生産量があります。パン用小麦でとても美味しくパンが焼けます。しかし生産量が減少し需要と供給のバランスが崩れてます、人気が高く評価も高いのに幻の小麦と言われています。
生産量を増やすために、キタノカオリ小麦使用と書いていましたら買ってください。
都内でも有名店に行けば買えます。市内でもキタノカオリ小麦にこだわったパン店があります。まずはベーカリーカンスケのパンにご寄付いただけましたら幸いです。
有限会社モンパリ/店名 ベーカリーカンスケ
〒068-0025 岩見沢市5条西2丁目4-1
Mobile:080-3293-3336
FAX:0126-25-2070
公式サイト

ふるさと納税で北海道の市町村を応援しよう!
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ベーカリーカンスケ 代表 山本さん