2月の下旬、快晴の旭岳に惹かれてロープウェイで旭岳中腹へ。
スノーシューをはめて迫力満点の噴気孔の間近まで行ってみました!
雪に覆われる冬は、噴気孔まで一直線にショートカットして行けるし、すぐ前まで近づくことができるんです。
美しい旭岳の風景と、と~っても貴重な体験を、お気軽に楽しんできました!
(夏は植物を守るために散策路しか歩けないのです)
■目次
温泉街から山頂が見える超快晴!これは行くしかないでしょう♪
朝、ホテルを出るとこの絶景! 旭岳の山頂が青空にくっきり!!
これは行かなきゃ! 山が呼んでるぅ~~♪♪
だって、昨日は山頂はぶ厚い雲の中。まったく見えなかったんです。
ということで、「旭岳ビジターセンター」でスノーシューをレンタル。
(1回800円、旭岳温泉宿泊者は500円、モンベル会員だと400円!)
スタッフの方がハザードマップを渡してくれました。
スノーシューでちょこっと散歩をしたい、とは言っても、ロープウェイ駅周辺がどんなところなのか全く無知な私たち。
その旨伝えると、
その1:スノーシューの散歩は噴気孔を目指す人が多いんですよ
その2:夏は散策路をぐるりとまわらなきゃならないけど、冬だけはまっすぐ登れるんです
その3:ただ、お天気が良くない時は真っ白になって戻り道がわからなくなるので、怪しいなと思ったら早めに引き返してくださいね
その4:今日のこの快晴だと、たぶん大丈夫と思いますよ。午前中のガイドツアーで足跡もついていると思いますし
と、教えてもらったところで、では、行ってきま~す!
10分の空中さんぽ☆標高1600mへ!
日本でここだけ!ロープウェイで森林限界の上の高山帯まで行ける
ロープウェイ山麓駅のボードでチェック ☆ 姿見駅のお天気は快晴!気温-11度(さむそ!)
山麓駅から姿見駅までは約10分。
標高1100mから1600mまでの空中散歩です。楽しみ♪(往復:1900円なり)
スキーヤーやボーダーと一緒に、ロープウェイに乗りこみます。
見たことのないおもしろい形をした滑るもの(短いボードが二つついているような新種の雪滑りアイテム?)を持っている人もいました。(あれはどうやって滑るんだろう?)
↓あっ、動物の足跡!
右はうさぎさん、左は?不明。
え!?この足跡、途中で合体してる???? おんぶでもしてたのでしょうか? ナゾです。
↓バックカントリーを楽しむスキーヤーも見えます。
↓わ~!見渡す限りの樹氷! 赤エゾマツの原生林、キレイ。
↓ここ、ここ!ここで森林限界がわかりますね。
高い針葉樹 ⇒ ポヤポヤの低木がまばらに ⇒ 木が生えてない
この森林限界の上までロープウェイで行けるのは、日本では旭岳ロープウェイだけなんですって。
まるで外国のような深い雪景色をあちこち見渡しているうちに、あっという間に姿見駅に到着!
右の通信塔?の雪の付き方が、旭岳の寒さや、風の強さを物語っていますね。
通信のお仕事、できているのでしょうか?
↓駅の窓には霜の華が! キレイですね~。
今朝、ホテルの部屋の窓は、霜をとおり越して一面凍ってたな~、と思い出す・・・。
スノーシューをはめて、真正面に見える噴気孔へ一直線にGO!
駅を出ると真正面に、
どーーーーーーーんと旭岳。う~ん、青空と真っ白な山のコントラストが美しい!
このザ・旭岳とも言えるすり鉢状の容姿に、ほれぼれ♪
写真では近そうに見ますが、肉眼ではもう少し遠くに見えました。
<散策マップ>
そりゃぁ、教えてもらったとおり行くでしょう!まっすぐに! 噴気孔へ!(ピンクの矢印)
だって、真正面に見えているのだし、冬だけのお楽しみなんですから。
この散策マップでもわかるように、散策路だけしか通れない夏は、噴気孔の真ん前まで行けないんです。
スノーシューをはめて
誰も歩いていないところを歩いてみます。なんだか気持ちい~~
オーバーウェイトの私が埋まらないなんて、快適! とっても歩きやすい。
スノーシューさん、ありがとう!
冬靴だけで登っている人もいましたが、途中からザクザク埋まってしまって断念していました。
しばらく上って、右を向くと、
美しいですね。十勝連峰が向こうで輝いています。強風がつくる雪の波(風紋)も素敵です。
振り向くと
忠別ダム、美瑛、旭川方面のようです。上川盆地と思われます。
↓わ~、気持ちよさそう♪
わたしも真似っこしてみます。
気持ちい~~!
見上げた空もきれい。しばし休憩。
心臓のバクバクもおさまったので、歩みを進めましょう。
もう少し。 目の前なのにここが意外と遠かった。
噴気孔ひとつめ到着! 休憩や写真を撮ったりしながらのんびり登って、姿見駅から約30分。
ものすごい迫力! もっくもく!! 山のパワーを感じます。
少し離れると、3つの噴気孔が見えます。
離れても迫力・大です!
勢いよく吹き出す水蒸気は大地のみなぎるパワーを感じることができて、今、パワースポットとしても注目されているそうです。
噴気孔まで来て、大地の力強さを間近で感じたられたので、大満足!!
「愛の鐘」や「石室」があちらにあるのですが(散策マップ参照)、人が小さい。きっと遠い・・・・。
直線で戻るとしましょう。
美しい景色と、大地の大迫力、ちょっと汗ばむスノーシュー体験、
あ~楽しかった♪
「旭岳スノーシューガイドツアー」もたくさんあって、専門のネイチャーガイドさんと歩くと、旭岳の魅力を説明してもらえて、より楽しい体験になりそうです。が、今回はお天気に恵まれたこともあって、自分たちだけで、お手軽でお気軽な体験ができました。
山頂が見えた時は、ぜひ! おすすめです。
前日、ホテルのコンシェルジュさんにスノーシューの相談をした時、「初心者の方はガイドさんと行くのをおすすめしています」と。加えて「ホテルから山頂が見えるのは、月に1.2度あるかどうかなので、明日もどうでしょう・・・」と。
きっと、冬山の怖さを知っているがゆえに、ガイドなしで気軽に行って迷子になることを心配していたのだと思います。
朝、山頂が見えた時は「今日はとてもキレイに見えていて、ここに住んでいる私でも感動の美しさです」と、にっこり。
お天気に恵まれて、超ラッキーな旭岳散策でした。
おまけ:旭岳からお立ち寄りスポット
大雪旭岳源水
旭岳に行ったら立ち寄りたいスポット。旭岳の麓、山道に入るところにあります。
ぐうたびスポット情報「大雪旭岳源水」>> ←まさにここに書いてある通り!
一口飲むと、普通の水との違いがはっきりわかります。
取水場は整備されて汲みやすくなっています。施設保全ための協力金はお忘れなく。
大雪山国立公園に連なる山々に降った雪や雨が、長い年月をかけて厚い土の層を浸透して創られた神秘の水。豊富なミネラル分のバランスはとびぬけて良く、硬度約125、ph値約7.2の弱アルカリ性の中硬水です。(ぐうたびスポット情報より)
北海道で中硬水が湧いているのは珍しいのではないでしょうか。
少しとろりとして、でも爽やか。夏でも冷たくて美味しい!
同じ旭岳の伏流水で、旭岳の中腹にある旭岳温泉「湯駒荘」の横に湧いている水(こちらは軟水)との飲み比べをぜひ!(今回も行ってみましたが、冬は止めている様でした)
どちらもとても美味しいのですが、旭岳の麓と中腹では味が違うのです。おもしろいですね。
[…] 10分の空中さんぽ☆標高1600mへ! 【冬だけの迫力体験】旭岳噴気孔まん前までスノーシューでGO! […]