朝陽を浴びると、1日元気に過ごせるような気がしてきます。それが、1年が始まる最初の朝陽だったら、その1年楽しく過ごせるパワーがもらえそうですよね!
昇る太陽に向かって、願い事を唱えるもよし、一年の決意を唱えるもよし。ニューイヤーの幕開けに、初日の出ウオッチはいかがでしょうか?
北海道の人気初日の出スポットをピックアップしてみました。参考にしてみてくださいね。
※感染症の状況によってはイベント・施設の営業時間が変更または休業になる場合があります。必ず公式サイトでご確認のうえ、お出かけください。
■目次
JRタワー展望室 そらの初日の出@T38 <札幌>※2022年は中止
札幌で一番高いビル。その38階、地上160mの展望台
札幌駅直結!暖かい室内から初日の出を見よう!
札幌駅直結という抜群のアクセスの良さ。こんなに楽に行けて、暖かい室内で初日の出が望めるとあり、毎年多くの人が訪れます。
6時オープン予定ですが、早めに行って並ぶのがおすすめです。
地上160mからのパノラマが、360度ぐるりと楽しめる展望台。
別名「展望トイレ」と言われる男子トイレは、北東向き!時間が合えば、片隅の方に初日の出を眺めながら、最高の開放感が楽しめるかもしれませんね。(トイレを使いたい方のために占領はやめましょう)
※2022年は中止となりました。
※「JRタワー展望室」の入場受付は、駅直結のJRタワーイースト6Fです。
※オープン時間は12月中旬に決定予定
◆日の出時刻/7:06
◆料金/大人740円、中・高校生520円、小学生・幼児(4歳~)320円
詳細情報はこちら(情報確認中)

藻岩山ロープウェイ 初日の出運行 <札幌>※2022年は中止
標高531メートル
遠く夕張の丘陵地帯から札幌市街地に向かって、徐々に赤く染まってくる様子は感動的!
長崎、北九州とともに、夜景サミット2018で「日本新三大夜景」に認定された札幌の夜景。藻岩山展望台からは、札幌中心部の華やかな煌めきを核に、遠く石狩湾や夕張方面の丘まで、美しい光の広がりが楽しめます。
元旦は、登山する人も含め1000人を超える人が訪れる人気の初日の出スポット。
もいわ中腹駅売店では「絵馬ストラップ」などを販売。今年の願いを書いて奉納してはいかがでしょうか?
<余談>
展望台には「幸せの鐘」があって、この周りの手すりには愛の南京錠が取り付けられるようになっています。二人の名前を書いた南京錠を付けると幸せになるという伝説があるそうです。
※2022年は中止となりました。
◆日の出時刻/7:06
◆料金/ロープウェイ+ミニケーブルカー(往復) 大人1800円/小人900円
詳細情報はこちら(情報確認中)
黒岳ロープウェイ 初日の出運行 <上川町>
標高1300メートル。黒岳5合目で浴びる新年初のご来光!
空を染め、徐々に山々が色づき始める感動の初日の出

黒岳は、北海道の中心・大雪山系の中にある標高1984mの山。層雲峡温泉から5合目(1300m)まで、ロープウェイで登れます。
元旦は、初日の出運行を実施。朝陽が遠くの空を染め周囲の山々の稜線がくっきりと浮かびあがり、日が昇るとともに徐々に山々の表情が見えてくる、そんな幻想的な初日の出が望めます。
黒岳を含む大雪山系は、アイヌ語で「カムイミンタラ」=「神々の遊ぶ庭」という意味。雄大な大自然は、神をも魅了する神秘的な力に満ち溢れているからでしょう。そんなパワースポット大雪山系で、今年一番のご来光はいかがでしょうか。
<余談>
せっかくなら、北海道の最高峰・旭岳(標高2291m)でも初日の出ご来光を拝みたいところですが、旭岳は西向きのため朝陽よりも夕陽が美しく見えるということで、旭岳ロープウェイの早朝運行はしていないそうです。
◆日の出時刻/7:00頃
◆料金:ロープウェイ(往復) 大人2400円、小人1200円
詳細情報はこちら(情報確認中)

標高100mで平地より1分、250mで2分、400mで3分、800mで4分、1200mで5分、1700mで6分、……… と、早くなるんですって。
五稜郭タワー 初日の出 <函館>※2022年は中止
高さ90メートルの展望台
津軽海峡の向こうから昇る初日の出が、函館の街並みを染める

函館のランドマーク・五稜郭タワー。展望台の高さとしては展望1階が86m、展望2階は90m。見事に★の形をした特別史跡五稜郭跡を眼下に、函館市街と津軽海峡を目の前に望めるビュースポットです。
※2022年は中止となりました。
<余談>
函館といえば、函館山から初日の出を拝みたいところですが、冬季、車は冬期間の通行止めで、ロープウェイは営業時間外なので、移動手段は徒歩登山のみ。
立待岬も美しく見えますが、こちらも冬季通行止めとなっています。
ということで、この五稜郭タワーが函館の初日の出・定番スポットとなっています。
◆日の出時刻/7:04
◆場所/五稜郭タワー(函館市五稜郭町43-9)
◆入場料/大人900円、中高生680円、小学生450円
詳細情報はこちら(情報確認中)
納沙布岬 初日の出 <根室>
日本最東端。北海道で一番早い初日の出
根室海峡の水平線の向こうに、歯舞群島など北方領土の島影がくっきりと

日本最東端ということと、北海道の太平洋側は冬も晴れることが多いので、たくさんの初日の出ウオッチャーが訪れます。
午前5:30~7:30の時間帯は、数量限定で納沙布岬初日詣記念絵馬が配布されます。
納沙布岬から歯舞群島まではたったの3.7キロ。海の向こうに島影が見えるので、北方領土の近さを感じることができるでしょう。

北海道・本州・四国・九州の平地で、いちばん早く初日の出が見られるのは納沙布岬である。
〇か?×か? 答えは一番最後に。
地球岬「初日の出」観覧 <室蘭>
海抜130mの断崖絶壁
270度遮るもののない、スカッと清々しい太平洋から昇る初日の出

地球岬は室蘭市・絵鞆(えとも)半島の最南端の景勝地。
海抜約130mの断崖絶壁からは、270度の水平線が望め、晴れた日には遠く大沼の駒ケ岳や青森県まで望める岬。
“宗谷岬(稚内)”と“開陽台(中標津町)”とともに、地球が丸く見えるといわれる北海道三大スポットです。
襟裳岬 初日の出 <えりも>
海抜60m、雄壮な海岸美を誇る襟裳岬
太平洋からのぼる初日の出が、岬から2キロ先まで伸びる岩礁地帯がオレンジに染める

日高山脈襟裳国定公園内、日高山脈の最南端にある襟裳岬。
屋外展望台は高さ60mの断崖にあり、その先2キロにわたって岩礁地帯が続く雄々しくも美しい自然美が見れます。
岩礁地帯の向こうからのぼる荘厳な初日の出。背後に目を向けると、薄紅色に染まる豊似岳連山の稜線と、北西のアポイ岳の勇姿もステキです。ぜひ振り返ってみてくださいね。
襟裳町は“かぜの町”。年間260日以上も風速10メートルの風が吹く日本屈指の強風地域。冬季休業中の「風の館」が元旦だけ臨時オープンしてくれ、暖かい室内で日の出を望むこともできます。

初日の出inてっぺん <稚内>
日本最北端の地で、オホーツク海から昇る初日の出
花火100発の打ち上げや開運干支キーホルダープレゼントなど、稚内のあたたかなおもてなしイベント開催

わざわざ“日本最北の地”まで初日の出を見に来てくれる人々を温かくおもてなししようと、昭和63年から行われている稚内市のイベント。
早朝5:30~かがり火の点火。6:15頃からは約100発の花火が打ち上げられ、寒い暗闇で日の出を待つ人たちを楽しませてくれます。
初日の出前に花火が上がるのは、北海道ではここだけかもしれませんね。
花火の後は、日本最北端に到達した記念に干支の開運キーホルダーのプレゼントがあります(数量限定)。
本州方面からのツアーや、道内バスツアーで訪れる人もいるほど、人気の初日の出スポットです。
美幌峠 初日の出フェスティバル <美幌>
標高525m、屈斜路湖が一望できる美幌峠
湖面と中島を照らす感動的な初日の出は圧巻
運が良ければ、雲海を初日の出が赤く染める幻想的な光景が!

美幌町と弟子屈町をつなぐ「美幌峠」は、眼下に日本最大のカルデラ湖として知られる“屈斜路湖”を、遠くに知床や阿寒の山々を一望できるビュースポット。
雲海の発生スポットとしても有名で、普段でも雲海と日の出のコラボを見ようと訪れる人は多く、元旦ともなると、他では見られない幻想的な初日の出を見ようと、毎年多くの人が訪れます。
稀に、サンピラーが現れることもあるそうです。
※サンピラー(太陽柱):空から光の柱が伸びているように見える神秘的な現象のこと。
1月1日は、道の駅内レストハウスを朝6時~8時まで開放するので、暖かい室内で初日の出を見ることもできます。
<余談>
以前雲海ウオッチングのスタッフの方に教えてもらった雲海が発生する条件は、
1.よく晴れている 2.風が無い 3.気温が低い
です。
美幌観光物産協会公式HPでは、美幌峠雲海予測や美幌峠ライブカメラを配信しているので、参考にしてみてください。
http://www.bihoro-k.com/

島を除く、北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのはどこでしょうか? 答えは一番最後に。
初日の出を見る会 <標茶>
釧根台地の遥か向こうから昇る初日の出
標高195mの丘陵地帯にある「多和平展望台」で、360度の大パノラマとともに

「多和平展望台」は、釧路湿原の北、標茶町(しべちゃちょう)の広大な丘陵地帯にある展望台。牧歌的な風景と地平線を360度見渡せる、道東の定番観光スポットのひとつ。天気が良ければ、遠く知床や阿寒方面の山々も一望できます。
牛が数千頭、サフォーク種の羊が数百頭も放牧されている、日本一広い町営牧場(標茶町育成牧場/1279ヘクタール)の中にあり、『この果てしなく続く牧草地帯にいるのは、自分たちと牛と羊だけ!?』という錯覚を覚えるほど、北海道らしい風景に包まれます。

①日本の国土全体で、初日の出がいちばん早い場所は、南鳥島(みなみとりしま)です。午前5時27分/本土のはるか南東の海上にある島で、定住している人はいません。
ちなみに、人が定住している場所でいちばん早く初日の出を見られる場所は、小笠原の母島です。/午前6時20分
②答えは、×! 島と山を除く、北海道・本州・四国・九州の平地でいちばん早く初日の出が見られるのは、千葉県の犬吠埼(いぬぼうさき)です。/午前6時46分
北海道・本州・四国・九州の最東端である北海道の納沙布(のさっぷ)岬(午前6時50分)のほうが、犬吠埼より初日の出が早くなるように思えますが、おおよそ南東の方向に行くほど、初日の出の時刻は早くなるのです。
ただし!犬吠岬の日の出時間が早いのは、11月下旬から1月末までの約55日間だけ。それ以外の2月~11月下旬の約310日間は、納沙布岬の日の出のほうが早いのに、注目される初日の出は犬吠岬が1位になってしまうのです。残念!
③島を除いて、北海道・本州・四国・九州でいちばん早く初日の出を見られるのは、なんと!富士山の山頂なんだそうです。さすが、日本一の山!/午前6時42分
※下のアクセスマップには、南鳥島や母島、犬吠埼もマークアップされてます。ご参考までに。
アクセスMAP
※2021年12月22日情報修正
※2019年10月23日公開
日本の国土全体で、初日の出がいちばん早い場所はどこでしょう?答えは一番最後に。