ぐうたび編集部マサです。
2005年に世界自然遺産として登録された「知床」は、希少な動植物が生息していたり、知床五湖やカムイワッカの滝など景勝地としても有名です。また、オホーツク海に沈む夕日の美しさから「茜色の国」とも言われているそうです。
そんな知床にある人気のホテル「知床第一ホテル」にマサが宿泊してきました。
■目次
開放感溢れるロビー・ラウンジでオホーツク海に沈む夕日を望む
ホテル到着は17時半、そしてこの日は薄曇り。オホーツク海に沈む夕日は拝めなさそうな天気です。でも、エントランスを入ると、開放的な大空間のロビーに出迎えられ、一気にテンションがあがりました。
横幅も奥行きもとても広く、どこまでも続く大空間。オホーツク海に沈む夕陽をイメージした天井も素敵です。
奥へ進むと、全面ガラス張りのラウンジがあり、オホーツク海を望むことができます。ラウンジには、たくさんのソファーや木製の椅子があり、ゆったりと寛ぐことができます。
部屋に入る前に、ウェルカムドリンクをいただきながらラウンジで少し休憩。ドリンクは「レモンウォーター」「日替わりティー」「ほうじ茶」が用意されていました。
フロント正面には、元新聞記者の山口秀和氏の寄贈の「山口文庫」と呼ばれる図書コーナーがあります。最近は、漫画も充実し「ゴールデンカムイ」など北海道が舞台になった作品も充実。客室に持ち帰って部屋でじっくり読んでもいいそうです。
オホーツク海に沈む夕日を眺められる「西館」客室
全209室の知床第一ホテルは、3つの館で構成されています。大浴場・食事会場・売店など館内の主要な場所に行きやすい「東館」、和と洋を取り入れたモダンな作りでオホーツク海が望める「西館」、全室禁煙で自然体の寛ぎがテーマの贅沢な空間「至然館」。
そして、本日宿泊するのは、西館816号室、36平米もあるおしゃれな和風モダンのツインルームです。
部屋に入り、荷物の整理をしていると、ブルーだった窓の外が、だんだん赤く染まってきました。窓を開け、海側を見てみると、雲の隙間から沈む直前の夕陽を見ることができました!
ラッキーです!
この日の日の入りは18時58分で、この写真はその5分くらい前です。雲がない日でもう少し早い時間だと、空も海も茜色に染まるんでしょうね。でも私はこの夕陽で満足です。客室からの景色が素敵だったので、ラウンジではどのように見えるか気になり、急いで下へ降りてみました。
緑の隙間から見える夕陽もまたいいですね~。でも、沈む直前は客室からの眺めの方が良かったかも・・・。あ~自分が二人欲しいです( ノД`)シクシク…。
夕食はCMでお馴染み「ど~んとマルスコイ80品豪華バイキング!」
知床第一ホテルと言えば、CMでお馴染み「ど~んとマルスコイ!」のバイキング。他にもお食事処「氷海」や「お部屋食」がありますが、今日は迷わずバイキングでしょ。
会場は「夕食マルスコイ」。品数がとにかく凄い!80品バイキングとうたわれていますが、デザートを除いて80品かな?それなら納得。
他のホテルではあまり見かけないような酒飲みには嬉しいメニューもあります。例えば、「知床産氷頭なます」「ホッケの飯寿司」「バイツブふくめ煮」「数の子」「かすべの煮付け」「あんこうのから揚げ」他にもここに書ききれないほどたくさん、美味しそうなメニューが並んでいます。
寿司処では握りたてのお寿司がいただけます。本日のメニューには「えんがわ」や「帆立」。お寿司やさんの前には、小さな子供が好みそうな「おいなりさん」や「納豆巻き」もありました。天ぷらコーナーでは「えび、白子、あんこう、ゆり根、ちか」から好きなものをオーダーしてから揚げてくれます。この時期は旬の「アスパラ天」がいただける日もあるようですよ。このほか、目の前で調理される「中華料理」「揚げ物」「ハンバーグ」「スペアリブ」「鹿肉のプルコギ風」「ラクレット」など、あげたらきりがありません。
続いてデザートコーナー。オープンキッチンのスイーツコーナー「うるうーる」。これまた品数が凄く多い!好きなトッピングでいただける出来立ての「クレープ」や「ワッフル」、約15種類のケーキ、チョコレートファウンテン、わたあめやかき氷、スムージーなど、子供も女性も大満足の内容です。
さあ、食事タイムです。一通り見たあと、気になる料理を次から次とお皿に入れているうちにお皿の数がこんなに・・・これ1人分です(;’∀’)
どの料理もおいしかったですが、特に「ズワイガニ」は、塩加減がよくとても美味しくいただきました。ただ一つ心残りが、マルスコイの定番メニューと思われる「流氷カレー」を取り忘れたことです。でもこれは次回の楽しみにしておきますか。
※因みにマルスコイとはロシア語で「海が見える」という意味だそうです。
日本でも珍しい、天然翡翠風呂と美人の湯「ウトロ温泉」
ウトロ温泉は、ナトリウムや塩化物が多く含まれ湯冷めしにくく肌がしっとり。心と体を優しく癒してくれる「美人の湯」と言われています。更に、大浴場全体に「天然翡翠」が使用されていて、浴場に入った瞬間、翡翠の明るく爽やかな印象を受けます。
翡翠は古くから不思議な力を持つパワーストーンとして大切にされ、身に付けることで精神力を高めたり、新陳代謝を活性化させたり、細胞組織の再生を促進するといわれているんです。
大浴場は男性は1階、女性は2階。オホーツク海を望める露天風呂や、展望風呂・寝湯・うたせ湯・ジャグジー・子供用に浅くてぬるめの浴槽、サウナなど種類も豊富です。
大浴場の他には、貸切風呂があり1時間2000円、15時~22時30分の間利用が可能です。
更に、子供連れには、こんな楽しみもあります。
室内プール、アクアランド「ソンテ」。滑り台やアスレチックなどの遊具が充実、壁には大きな太陽と青い海、知床に生きるクリオネなどが描かれ知床らしさをプールでも感じられます。
因みに、温泉とプールは日帰り利用も可能です。
大人(中学生以上)1250円、子供(5歳~小学生)800円
温泉利用時間 14:00~17:00 プール利用時間 12:00~17:00
朝食マルスコイで爽やかな朝を♪
朝食は、2017年にリニューアルオープンした「朝食マルスコイ」でいただきます。白とグリーンを基調とした色合いで、爽やかな朝食タイムが楽しめます。
ご飯は、知床(羅臼産)の海洋深層水を使用して炊いていて、「知床産の鮭」をはじめご飯のおともがズラリと並びます。洋食好みの方には、常時6~8種類が揃う焼き立てパンやフレンチトーストがおすすめ。他にも私が気になったメニューは、鮭とシラスのおにぎり、昆布麺、帆立サラダ、エゾシカカレー、マンゴープリン、スムージーなどなど。
昨夜は、かなり食べ過ぎたので、朝食はグッとこらえて控えめに。
食後は、網走で人気の「はぜや珈琲」こだわりのコーヒーをいただけます。
深煎りの「あじふかブレンド」か、中煎りの「エチオピア・イルガチェフェ・ウォテ」からセレクト。「エチオピア・イルガチェフェ・ウォテ」はフルーティーなコーヒーとのことなので、こちらを飲んでみることにしました。飲みやすくて、美味しい!
チェックアウト前にお土産を買って終了。知床第一ホテルオリジナルのクッキーなど品ぞろえも豊富でした。
あっという間の1泊2日でしたが、開放的な気分が味わえる、素敵なホテルでした。今度はもっとゆっくり滞在したいと思います。