いよいよ「宗谷エゾシカ晩餐会」
高級食材としてのエゾシカを宗谷魚介とともに!
「宗谷エゾシカ・モニターツアー」体験レポート・第3弾
日本の最北端・宗谷岬をあとにして、私たちは
ホテルに入る前に、稚内まち歩きガイドを体験
稚内観光協会の瀬川さん、佐藤さんが
稚内市街を案内してくれました
北海道遺産でもある稚内港北防波堤ドーム
波よけ用に建設され、役目を終えた今でも
稚内のシンボルとなっています。
商店街には、あちらこちらにロシア語表記が
やっぱりココは、最北の港町なんですね~。
隠れ名所の「旧瀬戸邸」は、なんと国の有形文化財
底曳き漁の親方の、贅を尽くした住宅です。
昭和20~40年代まで、底曳網漁の前線基地として
稚内が活気に満ちあふれていた様子が、
この写真1枚からもわかります
今まさに歩いてきた港の風景だけに、
この変わりようは、感慨深いものがあります
さて、いよいよ「宗谷エゾシカ晩餐会」開幕~
舞台は、ANAクラウンプラザホテル稚内
鹿肉は日本では食べる習慣がありませんが、
欧米では高級食材として人気が高く、
ノーベル賞授賞晩餐会等では、欠かせない食材です。
しかも、高たんぱく・低脂質・鉄分豊富と、
女性にもうれしいヘルシー食材
渡部康夫料理長が、「エゾシカ肉」をメインに
宗谷の魚介とあわせ、より美味しく楽しく味わえる
フルコースを作ってくれました
まず、鹿肉のジャーキーなど、前菜の盛り合わせ
うわうわ、これは楽しめそう
稚内産そいと猿払産帆立貝のポワレ
コンソメと香草のソースが魚介の甘味やトマトの酸味を
ひきたてて、食欲エンジンが一気に加速
蝦夷鹿のブレゼ ガラムマサラの香り
お肉の存在感がガラムマサラに負けていません
地元の希少な勇知いも(勇知産インカのめざめ)の
ピュレもたっぷりで嬉しいひと皿
蝦夷鹿ロース肉のシャリアピン 檸檬ソース
椎茸のソテーエシャロットとガーリック、粒マスタードを
たっぷり乗せて焼いています。
檸檬ソースと相性抜群これは美味しい~
道産小麦のソフトロールに玄米パン、
デザートにコーヒーをいただいて、大満足
「鹿は初めて」「鹿は苦手」と言っていた参加者の皆さんも
「こんなに美味しいものだとは思わなかった」
「イメージが一新した」と、エゾシカ肉の美味しさが
「シカと」伝わった様子
よかった、よかった~
ゲストでお招きしたイラストレーターの新岡薫さんから
「狩りガール」を密着取材した話も聞きました
これが新岡さんの本。なんと腰巻に杏ちゃん登場
杏ちゃんがエゾシカを「忘れられない味」だと
言ってくれています~(人気TV番組では世界一と言ってた)
この本、アマゾンで買えます
とっても面白く、食いしん坊にオススメ
最後は、宗谷総合振興局の石澤環境福祉長から
北海道ならではのアイヌ文化に触れてほしいと
ムックリ(楽器)のプレゼント
音を出すのに苦戦を強いられ、盛り上がりました
アイヌの衣装、よく似合うよ、まっちゃん
ずっと、このモニターツアーの事務局で
頑張ってくれていたひとりです
私もムックリ演奏を披露。ビヨンビヨンと、
ちょっとは音が出せるようになりました~
2日間の旅を終えて、森のやっかいものである鹿も
地域の力、人の力で、素晴らしい「森の恵み」に
変えていけると、確信しました
エゾシカはこれから道内各地で(道外でも)、どんどん
美味しく食べられるようになると思います
ぜひ、エゾシカを知って、見て、食べる旅、
皆さんも満喫してくださいね
◆サロベツ原野の絶景と豊富温泉でエゾシカ肉のすき焼き
◆宗谷丘陵&ホタテの貝殻の白い道、鹿角のクラフト体験