辛い物が苦手な人にしてみたら「辛さにも種類が色々とあるんだよ」と言ってもピンと来ないらしいですね。
辛い物が全然ダメな友人に「辛さの中に甘さがある」と言えば「辛くて甘さなんかわかならい」と言い、「さわやかな辛さ」と言えば「辛い時点でさわやかじゃない」なんて切り返されたりします。
まぁ、辛い物は好き嫌いもはっきりしますし、辛さ耐性は人それぞれですしね。
昔から辛いメニューを取り入れるお店の多かった札幌。
辛い物好きな方が多い地域だとも思っています。
そんな背景もあるのか、ここ最近「辛さのバリエーション」に個性を感じるお店の登場が多かったように思います。
第2回の今回はそんな「辛さのバリエーション」にスポットを当てて取り上げてみたいと思います。
なり屋
最初にご紹介するのは2018年4月にオープンした「なり屋」です。
![ラーメンなり屋の外観](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/CIMG6022.jpg)
すすきのの人気店で修業された後、愛知県の担々麺の人気店で一緒に味づくりをしながら担々麺の研鑽を積んだとお聞きしました。
![メニュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya002.jpg)
担々麺が美味しいと評判のお店ですが、通常の味噌ラーメンや醤油ラーメンもあります。
やっぱり場所柄家族連れのお客様もいますしね。
担々麺の「辛さ抜き」なんてのもあるのもユニーク。
![汁あり担々麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya004-1.jpg)
なり担々と命名された担々麺には「汁あり」と「汁なし」がありますが、まずは汁ありをいただいてみましょう!
辛さも選べるとのことで、初めてだったけど「辛さ増し」にしていただきました。
![担々麺のスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya007.jpg)
で、このスープが素晴らしく美味しい!
ベースのスープは鶏ガラや野菜などらしいしっかりした旨味。
そこに加わる「芝麻醤(チーマージャン)」は自家製らしいが、これのコクがすんごいの!
上にかけられたラー油も自家製。
辛いだけじゃなく風味が豊かで旨味も感じるラー油がイイ。
![担々麺のどんぶり](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya003.jpg)
ベースのスープの旨味・芝麻醤のコク・ラー油のアクセント。
それらが高次元でバランスがとられている。
辛うまっ!
![むっちりした平打ち麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya008.jpg)
平打ちのややむっちりした麺。
食べ応えのあるちょっとインパクトの強い麺はスープとの相性も抜群。
![担々麺の肉みそ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya009.jpg)
上に乗った肉みそがこれまた美味しい。
よく混ぜでいただくと、さらにスープに厚みが加わる。
よく混ぜると全体として美味しさがアップするのだが・・・。
その分具材が下に沈んで食べにくいよね。
![担々麺には穴あきレンゲ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya006.jpg)
そんな時に威力を発揮してくれるスーパーアイテム!
パパパパッパパーン♪
穴あきレンゲ~!
![穴あきレンゲですくいあげた具材](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya010.jpg)
ゴロゴロ沈んだ具材をこれで救出!
![すくいあげた具材をのせたライス](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya011.jpg)
はい。
ライスに当然乗せちゃいます^^;
ご飯が進む進む・・・。
![調味料のラー油](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya013.jpg)
芝麻醤もラー油も仕込みにかなり時間と手間がかかるらしい。
ラー油は2日かけて仕込んでいるそうな・・・。
手間をかければ確実に美味しくなるというものではないのが料理の難しいところだけど、少なくともこちらのお店のラーメンには「手間をかけた分だけ美味しくなっている」というのが伝わってくるね。
![レンゲですくった辛うまスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya012.jpg)
残ったご飯をスープにドボンしてもいいし、スープをすくってご飯にかけてもいいし・・・。
いずれにしても辛うまスープはご飯との相性も抜群ですので、残さず美味しくいただきましょう^^
![スープまで飲み干した空の丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya014.jpg)
残さずいただいたけど、我が担々麺人生に悔いは無し!!
「これで太っても本望だ!」
と その瞬間は思ったね。
・・・後からちょっとだけ後悔したけど(-_-)
![汁なし担々麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/CIMG6027.jpg)
そして、こちらが汁なし担々麺。
![大盛り替え玉一回分無料](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/40db3e17b181b81543f9a83fa1f656a1.jpg)
ちなみに私の好きな四字熟語の一つに「大盛無料」という言葉があります(笑)
当然大盛にするよね~^^;
![汁なし担々麺の麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/CIMG6032.jpg)
よーく混ぜていただきましょう!!^^
辛さ増しは3段階の「1」にしておきました。
もう少し辛くてもイケるけど、これぐらいが一番辛さと美味しさのバランスが取れているのかも知れませんね。
芝麻醤やラー油などのコクや風味を味わうならもしかしたら汁なしの方が良いかも知れない。
さらに自家製調味料の美味しさがわかる感じです。
![汁なし担々麺を完食](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/CIMG6037.jpg)
やっぱり最後は穴あきレンゲが大活躍です。
大盛もあっという間に無くなってしまった。
あー・・・ライス頼めばよかった・・・。
![店内に表記された担々麺の楽しみ方](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/nariya015.jpg)
ということで、経験豊富な店主さんが、新たに「担々麺」を柱にオープンさせたお店。
しつこいけど手作りラー油や芝麻醤が本当に美味しかった。
痺れる花椒(ホワジャオ)の香りも抜群!
ちなみに花椒には食欲を刺激する作用があるらしい。
食欲のない時や夏バテの時には特に威力を発揮してくれるスパイス。
さらにこちらの花椒は中国から取り寄せているらしい。
やっぱり特別香りがいいもんなぁ・・・。
・・・いや、これ以上食欲を刺激してくれなくてもいいんだけどね・・・(-_-)
【なり屋】
住所:札幌市豊平区福住2条4丁目2-27
営業時間:[月〜金] 11:00~15:00 [土・日・祝日] 11:00~15:00/17:00~22:00
定休日:不定休
TEL:011-838-8930
辛麺 一門
「所変われば品変わる。」なんて言いますが、「所変われば〆メシ変わる」なんて言葉を最近耳にするようになりました。
札幌の〆はラーメンに迫る勢いで「〆パフェ」なんてのが流行っているし、名古屋では「カレーうどん」が人気とか。
そして沖縄ではなんと「〆ステーキ」なんてのがあるそうですね。
![辛麺 一門の入り口](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen005.jpg)
さてそんな中気になっていたのが「宮崎県の飲んだ後の〆メシ」です。
どうやら「辛麺」なるものが「釜揚げうどん」と二大巨頭とか。
「釜揚げうどん」はわかるけど、「辛麺」とはなんぞや??
![辛麺 一門のコンセプトが記されたうちわ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen008.jpg)
そんな事が気になっていた昨今、宮崎発祥の本格的な「辛麺」が食べられるお店が札幌にも上陸したそうな!!
ということで、行ってまいりました!!
2018年2月に札幌に上陸した「辛麺 一門」。
![辛さを段階的に選べる食券販売機](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen006.jpg)
辛さは0倍~25倍(その上に辛沢さんなるものまでありました(*o*))まで選べるとのこと。
5倍までは基本料金で行けるそうなので、まずは5倍でオーダー。
![メニューには選べる3つの麺の詳細が](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen007.jpg)
麺は「こんにゃく麺」「中華麺」「うどん麺」の3つから選べるようになっています。
飲みながら晩御飯もしっかり食べてしまったし、すでに時間も深夜。
ここはヘルシーに「こんにゃく麺」でしょう!^^b
![5倍辛こんにゃく麺の辛麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen010.jpg)
調理中、鍋に容赦なく唐辛子を放り込んでいる姿にちょっとビビりました。
で、完成品がこちらの写真。
5倍でも結構赤いっすね^^;
![5倍辛の辛麺スープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen011.jpg)
確かに辛いんだけど、鶏ガラや野菜の旨味のしっかり出たスープ。
このスープ・・・美味しい^^
5倍の辛さは一般的には「大辛」相当ってところかな。
でも、私にはちょうどいい感じ。
![レンゲですくいあげた溶き卵](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen012.jpg)
ニンニクのパンチにニラの香り、それに加えて辛さを和らげる溶き卵のマイルドな味わい。
ヤベ・・・これハマル味だ!
![ヘルシーなこんにゃく麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen013.jpg)
注目の「こんにゃく麺」
本場宮崎でもこんにゃく麺のオーダーが多いらしい。
結構しっかりした食感で冷麺の麺に近い感じかな。
ムッチリした歯ごたえと滑らかなのど越し。
味が無いのかと思ったら、ほのかな甘みを感じる美味しい麺です。
これがまた辛いスープと抜群に相性が良い!!
![ひき肉のアップ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen014.jpg)
ゴロゴロ入っているひき肉のアクセントに・・・。
![まるごとニンニクのアップ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen015.jpg)
ゴロリとそのまま登場してくるニンニク君。
このニンニクがまた甘くていいんだよね^^
まるでユリ根のようなほっくりした味わい。
![レンゲですくったニラ・ニンニク・ひき肉・溶き卵](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen017.jpg)
全体像を最初に見た時には「具が寂しい」と思ったのですが、ニラ・ニンニク・ひき肉・溶き卵というオールスター軍団がきっちり盛り上げてくれます。
十分に満足できる具材構成。
![麺を完食した丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen018.jpg)
あーあ・・・もうなくなっちゃったよー。
唐辛子のカプサイシン効果にヘルシーなコンニャク麺。
まぁ、夜中にはちょうどいいかな^^
![替え玉ありますと書かれたメニュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen016.jpg)
ん??
![中華麺ハーフの替玉](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen019.jpg)
あれ??
![替え玉とスープだけ残した丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen020.jpg)
え??
![替え玉を投入した丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen021.jpg)
ドボン??
・・・気が付くと替え玉「中華麺(ハーフ)」を注文しちゃっていました。
だって、やっぱり中華麺でも試してみたいんですもの。
![すくいあげた中華麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen022.jpg)
ほほう。
ちょっと硬めの食感のこちらも悪くない。
どちらも捨てがたいところですが、個人的には「こんにゃく麺」がびっくりするほど美味しかったからそちらに軍配が上がるかな。
![ゴロゴロとニンニクがのったレンゲ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen023.jpg)
後半になっても底からゴロゴロ登場するニンニク君達。
翌朝は元気と引き替えにニオイが心配かもね^^;
![完食した丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen024.jpg)
あーあ・・・。
お酒飲を飲みながらそこでもしっかりご飯を食べたのに・・・。
その分ヘルシーな〆ラーメンにしようと思ってこんにゃく麺にしたのに。
カプサイシン効果も追いつかないかもしれないね。
![こんな夜更けにバナナかよ!のポスター](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/karamen009.jpg)
壁に貼ってあるポスターを見ながら
「こんな夜更けにオバカかよ!!」
というフレーズが頭をよぎったのでした。
【辛麺 一門】
住所:札幌市中央区南6条西4丁目 G4ビル 1F
営業時間:[日~月] 19:00~翌3:00 [火~土] 17:00~翌7:00
定休日:なし
TEL:011-562-7755
麺屋海猫
巷では映画「ボヘミアン・ラプソディー」が大ヒット中らしいですね。
Queen世代の私としてもものすごく気になるのですが、観に行く暇がないのが現状です!
・・・この原稿を書いたりしなくちゃならないしね(-_-)
さて「クイーン(女王)」もいいですが、今気になっているのは「皇太子」だったりします!
ということで、続いてご紹介するお店は麺屋海猫です。
![麺屋海猫の看板と暖簾](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko001.jpg)
人気店で長く厨房を任されていた店主さんが満を持して2018年2月にオープンしたお店。
![チャート化されたメニュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko011.jpg)
レーダーチャートでそれぞれのラーメンの特徴を「見える化」しているのがユニークですね。
今回のテーマは「辛いラーメン」ですが、それの良さをお伝えするためにも、まずはオススメの「札幌みそ」をご紹介したいところ。
![オススメの札幌みそ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko002.jpg)
見た目から食欲をそそられるビジュアル!
運ばれてきた瞬間にいい~香りが漂ってくる。
![札幌みそのスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko003.jpg)
結構濃厚なスープなのに口当たりは意外な程優しい。
しっかり火当てをしている証拠の黒い粒。
香味野菜のパンチにコクのある味噌の風味。
これは札幌ラーメンの良いところを強調したような極上スープだなぁ。
![札幌みその麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko008.jpg)
プリプリの札幌スタイルの麺は当たり前だけど相性抜群!
![ニンニク&ショウガミックス](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko007.jpg)
トッピングの上に乗っているニンニク&ショウガミックス。
ベースのスープがしっかりしているから、たっぷり溶かしてもスープのバランスが崩れることなく、さらにパワーアップ!
イチオシメニューだけあって、安心できる「札幌みそ」は間違いなくお勧めできるメニューです。
![完食した丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko009.jpg)
ですが・・・。
今回は「辛いメニュー」の特集。
ここはこのメニューをご紹介しないとね!
![番外メニュー、激辛札幌みそ地獄の皇太子980円と書かれた店内ポスター](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko014.jpg)
ということで冒頭の「クイーン」ならぬ「皇太子」の登場です^^;
その名も激辛札幌みそ「地獄の皇太子」!!
番外メニューとなっていますが、実は辛いもの好きの間で評判のメニューです。
![激辛札幌みそ地獄の皇太子](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko015.jpg)
はい。
こんなん来ました^^;
あ・・赤いっすね。
![地獄の皇太子のスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko016.jpg)
で、このスープ。
まずは唐辛子のローストされた風味がやってきて、極上の味噌スープの味わいが口に広がる。
ワンテンポ遅れるように辛さが襲ってくるのだが・・・。
これがかなーりパンチの効いた辛さ!!
![地獄の皇太子の麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko020.jpg)
個性的な強い辛さ!!
だが、不思議な事に辛さの奥に後を引く余韻があるのだ。
![地獄の皇太子のトッピングのもやし](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko022.jpg)
先に書いた札幌みその味わいで感じた力強いスープがベースになっているからだろう、強烈なパンチがありながらそれに負けない旨味が感じられる。
![バラ肉チャーシュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko018.jpg)
バラ肉チャーシューと・・・。
![肩ロースのチャーシュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko019.jpg)
肩ロースの2種類のチャーシュー。
肉の旨味が閉じ込められた美味しいチャーシューです^^
![トッピングのメンマ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko021.jpg)
それにしても「地獄の皇太子」とは良いネーミングだと思う。
「地獄」にふさわしい強烈な辛さ!
だけど、単なる刺激一辺倒な辛さというより、きちんと旨味が潜んでいるあたり「皇太子」と名付けているのもなんだか納得。
![地獄の皇太子完食](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/umineko024.jpg)
本格的な辛いもの好きな方はぜひ一度食べて欲しいメニューです。
・・・と書きながら、私はスープは飲み干せませんでしたけどね・・・^^;
皇太子さまの前にひれ伏してしまいました(笑)
品の良さ育ちの良さのある辛さではあるが、辛さだけのレベルで
【麺屋海猫】
住所:札幌市豊平区西岡4条9丁目1-26 グリーンヒルシャトー 1F
営業時間:11:00~15:00/17:00~21:00
定休日:木曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
TEL:011-376-1020
麺マリカ
タイ料理が大好きです!
昔ハンドルネームを「トムヤム」にしようかとか思ったことがあるのは誰にも言っていない話。
人から「トムヤム君」と呼ばれたかったというくだらない理由なんだけどね(笑)
![麺マリカの入り口](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika006.jpg)
タイ料理の好きさ加減で言えば、「およげ!たいやきくん」も鉄板から逃げ出すほどですよ。
・・・いや、たいやきくんはタイ料理とは関係ないか。
冒頭からどうでも良い話が続きましたが麺マリカのお話。
2018年5月にオープンしたお店です。
![店舗前のかわいい立て看板](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika007.jpg)
以前は無かった立て看板にはかわいいパンダがお出迎え。
パンダがラーメンを食べるなら、たいやきくんがタイ料理を食べてもいいじゃないか!というのはもっとどうでも良い話・・・。
![麺マリカの券売機](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/3380c71ab9113b2ea90d063d2b0d7917-1.jpg)
さて、ここで気になっていたメニューがこちら!
ピッキーヌグリーンラーメン850円です。
そう、タイ料理には欠かせない唐辛子の一つ「ピッキーヌ」。
タイでは一般的かつ最も辛いとされる唐辛子。
実は以前に限定で提供されたときにいただいているのですが、ずいぶんと進化したと聞いたもので再訪問です。
![ピッキーヌグリーンラーメン](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika010.jpg)
おお!グリーン!^^
ちなみに「ピッキーヌ」は日本語に訳すと「ネズミの糞」とのこと。
おーい・・・タイで命名された方・・・。
確かに形はそうだけどさぁ、もう少し考えてネーミングしても良かったんじゃない?(笑)
![ピッキーヌグリーンラーメンの緑色のスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika011.jpg)
で、このスープが抜群に美味しい!
ピッキーヌの独特なさわやかな辛み。
ほのかに感じる酸味。
もしかするとナンプラーなんかも使われているのかな?
タイ料理の中毒性のあるそれと同じカホリが漂ってきます。
![ピッキーヌグリーンラーメンのちぢれ麺](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika012.jpg)
細めの縮れ麺のチョイスもGood!
スープと良く絡み、口の中にさわやかな香りと辛さが広がります。
![ピッキーヌのレッド](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika013.jpg)
トッピングのテッペンに乗っているのがピッキーヌのレッドですね。
一口かじりましたが・・・辛さだけで言えば脳天に突き刺さるような辛さです^^;
でも、その独特な風味はやっぱり好きです。
![トッピングのメンマ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika014.jpg)
味わいにエスニック風なエッセンスが確かにあるんだけど、しっかり「ラーメン」として成立している。
スープに感じる複雑な旨味・・・。
魚介系の旨味に昆布系の旨味なのか、わずかに感じる「和」の風味の効果もあって良い感じに「ラーメン」として着地している感じ。
![ピッキーヌグリーンラーメンのスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika016.jpg)
最初に見た時に「ピッキーヌの輪切り?」とか思ってドン引きした一面のグリーン具材・・・。
万能ねぎでした^^;
これをたっぷり使っているのも狙いかもね。
「タイ料理の香草っぽさ」と「ラーメンぽさ」両者に効果的に一役買っています。
![スープが少し残った丼](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika017.jpg)
辛さは真ん中の「中辛」にしたのですが、それでも最後まで飲み干すことができなかった・・・。
美味しいんだけど、後半は徐々に辛さのダメージが・・・(苦笑)
「鉄板の上で焼かれた」わけでもないのに(しつこい)滝のような汗が流れてきましたよ^^;
でも、ハマル辛さと美味しさ。
辛い物好きな方は是非!!
![麺マリカの人気メニュー](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/9273d2aae4274529b39977c4e6e2f55d-1.jpg)
ちなみに煮干しラーメンや濃口しょうゆラーメンも人気メニュー。
![](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika003.jpg)
写真はリニューアル前のものですが、宮内庁御用達の「関ヶ原のたまり醤油」を使用しているらしく、コクのある醤油の旨味と豚の甘みが良くマッチした一杯でした。
![煮干しラーメン](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika001.jpg)
そしてこちらは煮干しラーメン。
コスパ最高の650円(*o*)
![煮干しラーメンのスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika002.jpg)
煮干しと動物系のWスープとのことですが、豚由来の自然な甘さと煮干しの風味が絶妙にマッチする非常に美味しいスープでした。
![煮干しラーメンのスープ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika003-1.jpg)
後半に進むに連れてとろろ昆布がイイ仕事をしてくれる。
昆布の旨味が絶妙にマッチ!
![サイドメニューのシュウマイ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika004-1.jpg)
ちなみに、サイドメニューのシュウマイも非常に美味しくラーメンのお供に最適。
ラーメンには餃子が定番と思う方が多いかも知れませんが・・・。
実は札幌では味噌ラーメン発祥の「味の三平」さんをはじめ昭和20年ごろからシューマイを提供していたという歴史もあるぐらい定番の組み合わせ!
この辺のお話はいずれまた・・・。
![シュウマイを半分にしたところ](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika005-1.jpg)
お持ち帰りもやっているそうなので、今度持ち帰ってビールのお供にしようかな・・・。
そうそう!
麺マリカの「マリカ」って何?って思うでしょ?
店主さんのお名前?それともパンダの名前?とか思ったけど・・・。
![麺マリカの外観写真](https://hokkaidoblog.gutabi.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/marika018.jpg)
お店を出て外観写真を撮って判明!
なるほどマンション・リフォーム・カンパニーの略みたいですね。
マンションリフォームなどを手掛ける「株式会社マリカ」さんのプロデュースで、有名和食店にいた“和食の料理人”が腕を振るう麺料理店とのこと。
だからスペルはローマ字のMARIKAじゃなくMARECAなんですね。
・・・じゃあパンダは?
という疑問を残しつつ、辛さで麻痺した思考回路はそれ以上働くことはなかった。
汗だくのまま店を後にしたのでした。
【麺マリカ】
住所:札幌市中央区北1条西20丁目2-1
営業時間:[月~金] 11:00~15:00/17:30~20:30 [土] 9:00~14:00/16:30~19:30
定休日:日曜日・祝日
TEL:011-688-6757
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ということで、札幌ラーメン最新事情2019の第2回は様々な辛さのバリエーションという切り口でお店にスポットを当ててみました。
スープカレーという食文化があり、畑で青唐辛子(青ナンバン)を育てる家庭も多い北海道。
全国的に見ても辛いもの好きな人が多い土地柄なんじゃないかと思っています。
もしかすると北国の寒い気候風土で身体を温めようとする本能から育まれたものかも知れませんね。
まだまだ寒い北海道。
辛いラーメンで身体をポッカポカに温めてみてはいかがでしょうか?
ということで、また来週もお付き合いのほどよろしくお願いしますm(_ _)m