■目次
新冠町(にいかっぷちょう)はこんなところ
日高地方のほぼ中央に位置する新冠町は、北海道の中では積雪も少なく温暖な気候、名馬の産地としても有名です。「レ・コードと音楽によるまちづくり」も進められ、町内「新冠レ・コード館」には、全国から寄贈された100万枚ものレ・コードを収蔵。ぬくもりに満ちた音と調べで、訪れた人を包みます。
やさしさを手づくりする「niikappu sweets marche みると」に注目!
道の駅に隣接する「にいかっぷキッチン」に店舗を構える「niikappu sweets marche みると」。知的障がいを持つ方の就労支援活動などに取り組む、社会福祉法人新冠ほくと園が運営する手づくりスイーツのお店です。お菓子の製造や店頭での販売も同施設の利用者が携わっています。
「みると(ミルト)」とはドイツ語で「穏やか」という意味。働く人がいつものどかな気持ちで過ごせるように、お菓子を食べた人がほんわかやさしい気持ちになれるように、そんな思いがお菓子にもお店にもあふれています。
サブリーダー 鎌田さんに聞きました!
『2021年から「niikappu sweets marche みると」に配属されました。接客や予約や在庫の管理、スタッフのサポートなど店舗業務全般を担当しています』
『「食べた人がほんわかした気持ちになれるようなものを作ろう!」 という思いで、製造スタッフはお菓子やパンを手間ひまかけて手づくりしています。それは店舗でお客様と接するスタッフも同じです。お店に来た方が、やさしい気持ちになれるように、店内の装飾もみんなで手づくりしています』
どの業務の担当であっても、“やさしさ”を共通して意識されているのですね。
『お店が道の駅のそばにあるので、「こっちに来たら必ず寄るんだ」、「おいしかったからまた買いにきたよ」と、遠方から何度も来てくださる方がいて、そういう声を聞くとうれしいですね。販売や接客に一生懸命取り組むスタッフに、温かい言葉をかけてくださるお客様もいて、本人たちのやる気にもつながっています」
スタッフのみなさんのやさしさ、お客様の温かいお言葉がお店の雰囲気をつくりあげているのですね。高速道路も延びていますし、札幌方面からもさらに行きやすくなりますね。
しあわせな口どけ「半熟とろ~りチーズケーキ」に注目!
『スポンジ生地にカスタードとクリームチーズを合わせて型に流し込んで焼き上げます。工場では30~40人のスタッフが、それぞれ自分のできることに合わせて、やってみたい仕事に取り組んでいます』
『口にいれたときのやわらかい食感を出すために、クリームチーズに加えるメレンゲの混ぜ方にこだわりました。混ぜ過ぎても、混ぜなさ過ぎても、あの食感は出ないので、製造チームもはじめの頃は苦労したようです』
半熟のとろ~り感は、試行錯誤の末にたどり着いたのですね。
おすすめ返礼品 半熟とろ~りチーズケーキ3種類詰め合わせ
北海道産チーズを使用したひと口サイズのチーズケーキです。プレーン、メープル、ショコラ3種が4個ずつ入った計12個入りセット。「ふんわり」した口当たりから「とろ~り」へ、口の中で溶けていく過程とチーズの風味をじっくり味わえます。
鎌田さんイチオシの食べ方は?
『とろ~り食感が魅力なのですが、実は半解凍くらいで食べるのもおいしくて気に入っています。解凍時間の加減で、口どけの変化も楽しめるので、ぜひ自分好みの食感を見つけてください』
新冠町のここが好き!
『海もあって山もあって、美味しいものに恵まれたまちです。馬がいる牧場の景色は、見慣れていても心が和みます。サラブレッド銀座駐車公園からの眺めは、新冠町らしくて好きですね。夕日の時刻もいいのですが、緑さわやかな初夏の午前中も清々しくて気持ちがいいですよ』