秋の楽しみの一つといえば「紅葉」ですよね。山や森林だけでなく、なんと湖でも美しい真っ赤な紅葉を見ることができるんです。
今回は道東の秋の風物詩「サンゴ草」が見られるおすすめスポットをご紹介します。
サンゴ草とは
「サンゴ草」は正式名称「アッケシソウ」といい、道東の厚岸(あっけし)町の厚岸湖牡蠣島(かきじま)で最初に発見されたため、そう名付けられました。
高さ15〜30cmほどの一年草で、姿形や秋に紅葉する色などが、海に生息するサンゴに似ていることから「サンゴ草」と呼ばれています。
北海道ではサロマ湖周辺や能取湖など道東地方の湖で見られ、サンゴ岬の群生地は昭和32年に北海道指定天然記念物に指定されるほど貴重な植物です。
夏の季節には青々とした緑色をしていますが、
北海道のサンゴ草が見られるおすすめスポット
サンゴ草が見られる北海道のおすすめスポットを4か所ピックアップしました。サンゴ草と一緒に楽しめるイベントや施設情報もご紹介します。
能取湖サンゴ草群生地/網走市
日本最大級の「サンゴ草」大規模群生地
網走国定公園内・能取湖の南岸に位置する卯原内(うばらない)。
約4ヘクタールの広さに群生する真っ赤なサンゴ草が見られます。
「日本一のサンゴ草群生地」の看板が立てられていて、最盛期を迎える秋になると各地から訪れる観光客で賑わいます。
その湖畔周辺に群生するサンゴ草が、サンゴのように美しく赤く変化して見ごろを迎えるのは、例年9月初旬から9月末~10月初旬です。
木製の遊歩道が設置されているので、サンゴ草に囲まれた道をゆったり散策することができます。
スポット名 | 能取湖サンゴ草群生地 |
所在地 | 網走市卯原内60-3 |
料金 | 入場無料 |
駐車場 | あり (無料) |
詳細情報 | 能取湖サンゴ草群生地のぐうたびスポット情報 |
絶景さんご草と一緒に楽しめるオホーツクの味覚祭り
能取湖畔に広がるさんご草の絶景を見ながら楽しめるお祭り「
よさこいソーラン演舞などのステージがイベントを盛り上げます。
ホタテとつぶの即売会や賞味会、ホタテ早剥き大会などが行われグルメも楽しめますよ。
イベント名 | 能取湖さんご草祭り |
所在地 | 網走市卯原内60-3 |
開催日時 | 2024年9月14日(土)~15日(日)9:00~15:00 |
駐車場 | あり (無料) |
詳細情報 | 能取湖さんご草祭りのぐうたびイベント情報 |
サンゴ岬/湧別町
吊り橋を渡った先に広がる赤い絶景
湧別町、サロマ湖の西端にあるサンゴ草群落です。この鶴沼のサンゴ草群生地は、約2万平方メートルもの広さ。
駐車場から小さな吊り橋を渡ると現れるサンゴ草の景色は、息を飲むほどの美しさです。
吊り橋の幅は狭く、揺れるため少しスリリング。足元にはご注意ください。
サンゴ草の赤色と、周辺の木々の黄色、空の青と、色彩豊かな風景を見ることができます。
スポット名 | サンゴ岬 |
所在地 | 湧別町東(サロマ湖畔鶴沼) |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり (3〜4台・無料) |
詳細情報 | サンゴ岬のぐうたびスポット情報 |
コムケ湖/紋別市
年間180種もの野鳥が飛来するバードウォッチングスポット
紋別市にあるコムケ湖は、オホーツク海に面した丘陵地帯にある、海水と淡水とが混じり合っている汽水湖です。
ほとんど観光地化されておらず、秋にみられるサンゴ草は大規模ではないものの、自然のままの北海道らしい風景が見られます。
また、コムケ湖はオオハクチョウやコハクチョウ、オジロワシ、アオサギなど、年間170~180種の野鳥が観察されており、珍しい鳥も多く飛来する野鳥の楽園です。
バードウォッチングに絶好のスポットとして人気です。
近くにはコムケ国際キャンプ場があり、炊事場はもちろん、シャワーや水洗トイレなど快適に過ごせる設備が揃っています。
例年10月末まで利用できるので、キャンプとサンゴ草を一緒に楽しむこともできますよ。
スポット名 | コムケ湖 |
所在地 | 紋別市沼の上 |
料金 | 無料 |
駐車場 | なし |
詳細情報 | コムケ湖のぐうたびスポット情報 |
ワッカ原生花園/北見市
森林、草原、砂丘、そして湿地が混在する国内最大級の原生花園
オホーツク海とサロマ湖を隔てる砂州に広がる海浜植物の一大群生地。
約300種類の草花が四季折々に咲き誇る様子がとても美しい場所で「北海道遺産」に指定されています。
野鳥の繁殖地にもなっていて、自然観察をしたり、レンタサイクルでネイチャーウォッチングをしたりと、贅沢な時間をたっぷりと過ごせます。
スポット名 | ワッカ原生花園 |
所在地 | 北見市常呂町字栄浦242 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり (150台・無料) |
詳細情報 | ワッカ原生花園のぐうたびスポット情報 |
レンタサイクルや開花情報を知るには「サロマ湖ワッカネイチャーセンター」
ワッカネイチャーセンターは、ワッカ原生花園を探勝するためのセンターハウス。
ワッカ原生花園の案内やレンタサイクルはここで。大自然が作った花畑をより堪能できる施設です。
スポット名 | サロマ湖ワッカネイチャーセンター |
所在地 | 北見市常呂町字栄浦242-1 |
営業時間 | 4月~5月、9月~10月 8:00~17:00 6月~8月 8:00~18:00 |
レンタサイクル料金 | 中学生以上 650円、小学生以下 320円 |
駐車場 | あり (150台・無料) |
詳細情報 | サロマ湖ワッカネイチャーセンターのぐうたびスポット情報 |
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