「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」に泊まってきた! <2>

大沼鶴雅オーベルジュ エプイ_レストラン

道南のリゾート地・大沼の大自然を楽しむオーベルジュ

「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」に泊まってきた! 

今回はエプイ宿泊のメインイベント!

ディナーの紹介です。

旅先での食事の醍醐味といえば、

やはり地の物をいただくこと。

ましてエプイはオーベルジュと銘打っているので、

否が応でも期待は膨らみます。

1_大沼鶴雅オーベルジュ エプイ_レストラン入り口2.JPG

エプイのレストランは宿泊施設のある建物から一度外に出て、

屋根のある通路を渡った反対側にあります。

今回、宿泊した部屋、スパリビングもそうですが、

一度外に出て次の空間へ移動する時、

その都度、風を感じたり、野鳥のさえずりを聞いたり、

大沼の自然を感じることができるのが

とても良い気分転換になります。

2_大沼鶴雅オーベルジュ エプイ_レストラン45.JPG

レストランはガーデンが見える広いスペースと個室があり、

私は個室に通されました。

18:00スタートのディナーなので、

外は真っ暗ですが、時折通り過ぎるJRの車両の音が

旅の風情を感じさせます。

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まずは食前酒にシャンパン。

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そして、本日のメニューはこちら

「白いニマ」という料理9品のスタンダードコースです。

エプイは「大沼50マイルスローフード」を掲げており、

大沼を中心に半径50マイル=約80km圏内の食材を使った

創作料理を楽しむことができます。

道南といって真っ先に思い浮かべるのは、

やはり魚介類です。

7_ボタン海老とズワイ蟹のサラダ 和風コンソメゼリー.JPG

9_魚介の和出汁香るブイヤベース 鉄鍋仕立て.JPG

(上)ボタン海老とズワイ蟹のサラダ 和風コンソメゼリー

(下)魚介の和出汁香るブイヤベース 鉄鍋仕立て

ボタン海老は背中を開いたところにズワイガニのほぐした身を挟んでいて、

その上にキャビアが添えられています。

なんて贅沢な料理でしょう。

ブイヤベースには道南の魚介がたっぷり。

11_北海道産牛フィレ肉のポワレ 山ワサビクレーム添え.JPG

メインは

北海道産牛フィレ肉のポワレ 山ワサビクレーム添え

6_山川牧場のモッツレアチーズとタラバ蟹のカナッペ.JPG

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(上)山川牧場のモッツレアチーズとタラバ蟹のカナッペ

(下)イチゴのムースとバニラグラス

意外と知られていないのが、

このエリアが酪農が盛んだということ。

道南は近代酪農がスタートした地でもあり、

大沼から北へ50km進んだ八雲町は

尾張徳川家が明治時代に開拓した「徳川牧場」があります。

8_王様しいたけといろいろなキノコのナージュ.JPG

王様しいたけといろいろなキノコのナージュ

最近、なにかと話題の「王様しいたけ」は、

エプイのある七飯町の福田農園で作る

肉厚の大きなシイタケ。

生シイタケの品評会で日本一にも輝いた、

道南を大小する食材です。

道南の食材をたっぷり楽しんだ後、

もう少しワインでも飲んでのんびりしたいところですが、

今夜はもう一つ、楽しみたい空間があります。

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レストランから外に出ると、

昼間は晴れていた大沼にも雪がしんしんと降り始めていました。

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エプイの食を楽しむ空間としては、

ベーカリーとレストラン、そしてこのバーラウンジがあります。

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このセンターテーブルの鉄道ジオラマは

かつて大沼が鉄道の要地としてSLが走っていた頃を再現しているそうです。

ボタンを押すと模型の車両がジオラマの中を走り出します。

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このジオラマが、バーカウンターの下にも設置されていて、

カウンターでグラスを傾けながら、鉄道ジオラマを楽しむことができます。

ジオラマにばかり目が行きがちですが、

お酒のメニューもビール、カクテル、ウイスキー、ブランデー、

カルヴァドス、マール、グラッパと、かなり充実していています。

16_大沼鶴雅オーベルジュ エプイ_バー4.JPG

食後の1杯はウイスキーと決めていましたが、

せっかくなのでオリジナルカクテルを1杯。

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シングルモルトウイスキーと

りんごのブランデー・カルヴァドスを1杯ずつ。

若いバーテンダーでしたが、

彼が学生時代に勉強したというコーヒーの話で盛り上がり、

美味しい水出しコーヒーの淹れ方を教わって、

1日を締めくくりました。

エプイの夜はもう少しだけ続きます。

◆「大沼鶴雅オーベルジュ エプイ」の宿泊プランはこちら


WRITER/木村 一哉(ぐうたび北海道 副編集長)

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