【日帰り】桜咲く北海道唯一の城下町へ!春の道南ドライブ|北海道モデルコース

約1カ月間に渡って桜が開花する、道南の松前町。江戸時代に、本州から渡ってきた人々が故郷を偲んで植えた桜だといわれています。町内には桜名所が点在し、4月下旬から5月下旬にかけて多くの花見客で賑わいます。

ぐうたびキャラクター・ぐうキチ
北海道で一番最初に桜の便りが届く場所!日本さくら名所100選にも選ばれ、250種類、100万本が咲き誇る「さくらの里」松前町の松前公園を目指すドライブコースをご紹介♪

日帰りのコース地図
モデルコースマップ

※取材時点での情報です。最新情報をご確認のうえお出かけください。
※各ルートの所要時間は、Googleマップを参考にした時間です。季節や道路状況などによって異なります。

【1日目】8:00 函館市
JR函館駅でドライブのお供に「はこだて雪んこ」を購入

はこだて雪んこ

▲「はこだて雪んこ」は冷凍で販売。プレーン味6個入り1,782円

厚沢部町生まれの野菜から手作りする、ふわふわ新食感スイーツ

函館のスイーツメーカー「嘉福堂キッチン」が、近隣農家から直接仕入れた白いさつまいもやカボチャから作る「はこだて雪んこ」。

裏ごしした野菜に「函館牛乳」を合わせたペーストを求肥でくるんだスイーツです。まるでふわふわの雪のようにやわらかな食感と素材の味が引き立つ味わいが魅力。アイス感覚の半解凍、ふわふわ感を味わう完全解凍で2つの味を楽しんで。

原料は、寒暖差と澄んだ空気、清流が流れる豊かな土地で育った野菜

白いサツマイモやカボチャ

▲雑味が少ない白いサツマイモ「黄金千貫」 が主原料

地元の土付き野菜を仕入れ、菓子作りは皮むきからスタート

「はこだて雪んこ」の看板商品は「プレーン」と「カボチャ」。ほかにも「抹茶」や「あんバター」などフレーバーは豊富です。「ヨーグルト」や函館美鈴珈琲コラボの「コーヒー」はいずれもJR函館駅内のキヨスク限定品!2024年2月には新商品「カボチャの雪んこプリン」も登場しました。

施設名 北海道四季彩館JR函館店
所在地 函館市若松町12-13 函館駅駅舎内
アクセス JR函館駅舎内
営業時間 7:00〜21:00
定休日 なし
料金
駐車場 函館市函館駅前広場駐車場 あり(40台・30分無料)
詳細情報 嘉福堂キッチンの公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-62-6077(嘉福堂キッチン)


移動時間 車で約49分

【1日目】9:00 木古内町
「道の駅みそぎの郷きこない」で道南9町の特産品を購入

店内道の駅みそぎの郷きこないの売り場

▲特産品から旬の味覚までが勢ぞろい

道南エリアの限定品を買い、テイクアウトグルメを味わう!

函館を出発して木古内町に入ったら、大人気の道の駅を目指します。某旅行雑誌が発表した「道の駅ランキング2022」では総合1位!北海道新幹線木古内駅の前にある、道南杉の建物が「道の駅みそぎの郷きこない」。店頭に並んでいるのは、道南西部9町の特産品です。

道の駅内のレストラン「どうなんde’s 」の人気イタリアンは次回のお楽しみ。軽いランチに「キッチンキーコ」の「はこだて和牛コロッケ」や「男爵いもカレーパン」などのワンハンドフードを購入。ドライブしつつ小腹を満たします。

海産物から和牛、和洋スイーツまで、豊富な地元食材を実感

みそぎの塩ソフトクリーム

▲みそぎの塩ソフトクリーム300円

道の駅セレクトの上質な商品が魅力。限定品チェックもお忘れなく

木古内町産の米「ほのか224」を原料にした純米酒「みそぎの舞」(300ml675円)は、町内でしか流通していない限定品。毎年寒中みそぎが行われる「みそぎ浜」沖合の海水から作る塩のソースがかかった「みそぎの塩ソフトクリーム」もぜひ!

施設名 道の駅みそぎの郷 きこない
所在地 木古内町字本町338-14
アクセス JR木古内駅の南口正面
営業時間 9:00〜18:00、12月1日から2月28日は〜17:00
定休日 年末年始以外は無休
料金
駐車場 あり(143台・無料)
詳細情報 道の駅みそぎの郷 きこないの公式サイトを見る
問い合わせ先 01392-2-3161


移動時間 車で約6分

【1日目】10:00 木古内町
「道南トロッコ鉄道」の旧江差線線路を「軌道自転車」で走る

トロッコ乗車の様子

▲道南トロッコ鉄道 キーコの郷駅付近

トロッコ体験の魅力は、本物の線路で風を切って走る爽快感!

次の目的地「道南トロッコ鉄道」は、2014年に廃止されたJR江差線の線路上を、旧国鉄・JR北海道が保線用に使用していた車両を改良したトロッコ(軌道自転車)で走れる施設です。

旧JR渡島鶴岡駅を改装した鶴岡公園駅〜キーコの郷間の、約1000mを復路のみ足こぎ乗車する体験ができます。4月下旬〜11月上旬の週末だけで開催し、所要時間は往復約20分。自分で足漕ぎ可能な10歳以上が対象です。

※沿線での農作業等により、鶴岡公園駅〜北鶴岡・令和鶴岡間での運行になる場合あり

お寺の境内や線路脇の、のどかな畑の景色を眺めを楽しんで

はこだて和牛の側を通過するトロッコ

▲地元特産のあか毛和牛「はこだて和牛」に出合えることも!

鶴岡公園駅きっぷ売場で、乗車券を買って体験スタート

廃線となった施設を生まれ変わらせたのは、「北海道夢れいる倶楽部」のみなさんです。コースの行きはスタッフが運転する動力付軌道自転車によって移動。帰りは各自が足漕ぎの「快速便」に乗る仕組み。硬券(こうけん)の乗車券(当日券)購入は現金のみ。小銭と千円札の用意を忘れないようにしてくださいね。

施設名 軌道自転車体験施設 道南トロッコ鉄道
所在地 木古内町鶴岡73-5
アクセス JR木古内駅から車で5分
営業時間 2024年4月27日〜11月上旬の10:00〜16:00(最終受付15:30)予定
定休日 11月中旬〜4月中旬
料金 ■鶴岡公園駅〜キーコの郷往復
10歳以上一般席・体験席 700円(帰路のみ足漕ぎ体験可)、3歳以上9歳以下 400円(足漕ぎ体験は不可)
※3歳未満の子どもは、抱っこ紐またはおんぶ紐で保護者と一体になれる場合は利用可(抱っこ紐の貸し出しは1セットのみ用意あり)
駐車場 あり(50台・無料)
詳細情報 道南トロッコ鉄道の公式サイトを見る
問い合わせ先 070-2422-1006(北海道夢れいる倶楽部)


移動時間 車で約41分

【1日目】11:30 福島町
「青函トンネル記念館」で実際の工事に使われたリアルな重機を見学

トンネルボーリングマシン

▲館内で出迎えてくれる「トンネルボーリングマシン」

海底240m、総延長53.85kmの海底トンネル工事の軌跡を学ぶ

北海道と青森を結び、津軽海峡の海底を貫く「青函トンネル」。開業当時は世界一長い海底トンネルだった工事の軌跡が感じられる、さまざまな資料が展示されています。

注目したいのは、工事中に使われていたトンネルボーリングマシンやトンネル掘削工事の記録映像。1988年に開通し、今では北海道新幹線も走るようになったトンネル工事にまつわるドラマを辿りましょう。

施設名 青函トンネル記念館
所在地 福島町字三岳32-2
アクセス JR木古内駅より車で約30分
営業時間 9:00〜17:00
定休日 12月1日~3月16日
料金 記念館入館料 大人400円、小学生〜高校生200円
駐車場 あり(70台・無料)
詳細情報 福島町の紹介ページを見る
問い合わせ先 0139-47-3020


移動時間 車で約30分

【1日目】13:00 松前町
「松前公園・桜見本園」で種類の異なる桜のグラデーションを楽しむ

桜見本園

▲松前公園の中にある桜見本園ならピンクに染まるトンネルを歩ける

最北の城下町・松前で約110品種、300本の桜コレクションを堪能 

いよいよ、桜三昧の松前町に到着!松前の花見期間は4月下旬からの早咲きに始まり、5月上旬から中旬の中咲き、5月下旬の遅咲きまでの約1カ月間。春が短い北海道でも花見が長く楽しめるその秘密は、250種、約1万本という種類の多さにあります。

中でも約110品種、300本の桜が植えられている桜見本園。昔ながらの品種から近年開発された新品種まで、異なる桜色のグラーデーションが楽しめます。品種改良の技が生み出してきた桜コレクションは圧巻。

施設名 松前公園・桜見本園
所在地 松前町松城
アクセス 松前城から徒歩約5分
営業時間 松前城資料館 9:00〜17:00
定休日 松前城資料館 12月下旬〜3月下旬
料金
駐車場 あり(150台・無料)※さくらまつり期間中は有料
詳細情報
問い合わせ先 0139-42-2726(北海道まつまえ観光物産協会)


移動時間 徒歩で約5分

【1日目】14:00 松前町
北海道唯一の日本式城郭「松前城」で城と春爛漫の桜を愛でる

桜と松前城

▲内堀越しに桜と天守が見える角度で撮影してみてはいかが?

松前城付近の桜は早咲きがメイン。早めの時期に出かけるのがおすすめ!

北海道の中で唯一、城と桜の絶景が楽しめるのが松前町の魅力。北方警備のために造られた松前城は、安政元年(1854)に完成した国内最後の日本式城郭です。かつての国宝であった木造天守閣は火事による消失後の昭和36年に再建。現在内部は松前城資料館(有料)になりました。最上階3階の天守閣から眺める津軽海峡と桜の景色は必見です。

ライトアップも進化した夜桜も見どころ!桜専用の照明が日中の色合いを再現

サクラテラスでライトアップされた桜

▲「サクラテラス」 に照らされる満開の桜

日中の桜の色を特殊な波長で再現する「サクラテラス」のライトアップ

松前城付近の桜を、桜専用のLEDライト「サクラテラス」で照らすライトアップは2023年からスタートしたばかり。設置場所を変えながら見頃の桜を照らします。松前城のライトアップとともに夜桜を楽しみたいなら、早咲きの時期に出かけるのがおすすめ。

※2024年4月20日〜5月6日に開催される「松前さくらまつり」の期間中は日没〜21:00にライトアップ予定

施設名 松前城
所在地 松前町松城
アクセス 松前城付近
営業時間 2024年4月10日~12月10日 9:00〜17:00(入館受付16:30)
定休日 冬期閉館2024年12月11日〜2024年4月9日
料金 松前城資料館 高校生以上360円、小学生〜中学生240円、幼児無料
※松前藩屋敷の入館料を含む共通券は、 高校生以上620円、小学生〜中学生420円、幼児無料
駐車場 あり(200台・無料)※さくらまつり期間中は有料
詳細情報 松前町の紹介ページを見る 
問い合わせ先 0139-42-2726(北海道まつまえ観光物産協会)


移動時間 徒歩で約12分

【1日目】15:00 松前町
北前船が富をもたらした「松前藩屋敷」で城下町体験

上空から見た松前藩屋敷

▲武家屋敷や番屋、廻船問屋などが並ぶ城下町が再現されている

仙台以北で最大規模。幕末には人口3万人で賑わった城下町を歩く

国内各地の特産品や文化を運んだ北前船によって、「松前の春は江戸にもない」といわれるほど豊かで華やいだといわれる幕末の松前町。

当時の賑わいを垣間見られるのが、武家屋敷や廻船問屋、商家をはじめとした14棟の建物で城下町を再現されたテーマパーク「松前藩屋敷」です。建物のしつらえも細かく再現されているので、ぜひ中まで覗いてみてください。

おすすめは、テーマパークをさらに楽しむ体験メニュー

甲冑着付け体験中の様子

▲武士気分で町を歩ける「甲冑着付け体験」

江戸の世界に入り込む「松前藩入国ガイド」や「甲冑着付け体験」

世界観に深く入り込みたいなら、江戸の語り部となる名物歴史ガイドの案内のもと、松前藩屋敷をめぐる「松前藩入国ガイド」や、松前城や寺町をめぐる「歴史ガイド」がおすすめ。

殿様や町娘など好きな衣装に着替えて写真撮影ができる「甲冑着付け体験」も人気。町民になりきるほど、楽しめますよ。

施設名 松前藩屋敷
所在地 松前町字西舘68番地
アクセス 松前城から徒歩約12分
営業時間 4月上旬〜10月下旬 9:00〜17:00(最終入館16:30)
定休日 11月〜3月は冬期閉館 ※外観のみ無料見学可
料金 松前藩屋敷 高校生以上360円、小学生〜中学生240円、幼児無料
※松前城資料館の入館料を含む共通券は、 高校生以上620円、小学生〜中学生420円、幼児無料
■松前藩入国ガイド(所要40分)
お一人様1,000円(最少催行人数2名、2日前までに要予約)
■歴史ガイド(所要90分)
お一人様2,000円(最少催行人数2名、事前要予約)
■甲冑着付け体験(所要60分)
お一人様1,000円〜2,000円、幼児500円〜1,500円
駐車場 あり(200台・無料)※さくらまつり期間中は有料
詳細情報 松前町の紹介ページを見る
問い合わせ先 0139-42-2726(北海道まつまえ観光物産協会)


GOAL!

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