【日帰り】函館を徒歩と市電で巡る!気軽に行けるお花見スポット|北海道モデルコース

点在する観光地を結ぶように市電が走る函館の街。歴史が残る街並みそのものに味わいがあるので、市電に揺られながら街並みを眺めたり、歩いて巡ったりしてのんびり楽しむのがおすすめです。

ぐうたびキャラクター・ぐうキチ
北海道で一番早く桜前線がやってくる道南。函館の桜名所を楽しむ春のコースをご紹介!

日帰りのコース地図
※準備中

※取材時点での情報です。最新情報をご確認のうえお出かけください。
※各ルートの所要時間は、Googleマップを参考にした時間です。季節や道路状況などによって異なります。

【1日目】9:15 函館市
JR函館駅でランチ用の「駅弁」を買って、いざ出発!

「鰊みがき弁当」1,000円

▲昭和41年の発売以来、 不動の一番人気を誇る「鰊みがき弁当」1,000円

レトロ感が函館の街にぴったり。郷土料理を盛り込んだ駅弁の数々

函館散策のお供におすすめしたいのは、函館ならではの駅弁です。「函館みかど」の「鰊みがき弁当」は、昭和41年から変わらぬ製法を守り続ける不動の人気No.1弁当。天日干しした身欠き鰊の甘露煮はお箸で崩れるほど柔らかく、自家製数の子の食感との相性も抜群です。

2023年2月に復刻したばかりの「函館みかどのいかめし」(980円)も、輪切りになっている駅弁なら手軽に食べられます。

施設名 駅弁の函館みかど JR函館
所在地 函館市若松町12-13 函館駅駅舎内
アクセス JR函館駅構内
営業時間 6:00〜18:00
定休日 なし
料金
駐車場 あり(函館市函館駅前広場駐車場40台・入庫から30分まで無料)
詳細情報 駅弁の函館みかどの公式サイトを見る
問い合わせ先 080-3609-7954


移動時間 市電と徒歩で約30分

【1日目】10:00 函館市
春の息吹を感じながら 「函館山」の遊歩道を歩いて登る

旧登山道コース

▲全長2,230mの旧登山道コース

春の花や観音像を探しながら登る、標高334mの函館山

お弁当用の駅弁を買ったら、まずは函館山へ向かいます。ロープウェイや車で山頂を目指すことが多い山ですが、森の芽吹きが美しい春は歩いて登れば発見がいっぱい!標高334mの山には全10コースのハイキングコースがあります。

中でもおすすめしたいのは変化に富んだ全長2,230mを、約1時間で登れる「旧登山道コース」。階段や緩やかな坂道、遊歩道を歩く際は、足元に咲く春の野草探しも楽しみの一つ。歩きやすい靴と飲み物を準備して出かけましょう。

施設名 函館山ハイキングコース
所在地 函館山
アクセス 市電「十字街」電停より徒歩約10分
営業時間
定休日
料金
駐車場 あり(函館山登山口駐車場21台・無料)
詳細情報 函館山緑地の公式サイトを見る(函館市住宅都市施設公社)
問い合わせ先 0138-22-6799(函館ふれあいセンター)


移動時間 徒歩で約1時間10分

【1日目】11:00 函館市
軍事要塞が築かれ、かつては立入禁止だった函館山の「砲台跡」を歩く

第2砲台跡からの眺め

▲函館山8合目、つつじ山駐車場近くにある第2砲台跡からの眺め

山の遺構や自然を眺めつつ、ベンチに腰掛けて駅弁ランチタイム

全国的に有名な函館山ですが、明治期から太平洋戦争時にかけては軍事要塞として利用され、終戦までの47年間は立ち入ることが禁止されていました。

砲台跡

▲明治時代に津軽海峡を見渡す要塞として作られた「砲台跡」

今でも複数の洞窟式掩蔽壕(どうくつしきえんぺいごう)や砲台の台座が残されており、山中の緑の陰に、突如コンクリートやレンガ造りの要塞が現れます。役目を終えた砲台の跡は、「函館山と砲台跡」として北海道遺産にも指定されています。

施設名 砲台跡
所在地 函館市函館山
アクセス 函館山山頂から徒歩約10分


移動時間 徒歩で約15分

【1日目】11:30 函館市
「函館山」を散策してたっぷり楽しんだ後は「ロープウェイ」で下山

ロープウェイ

▲ロープウェイは大型のゴンドラが15分間隔で運行

山頂まで歩いて登った後に眺める市街地の景色は格別!

函館山の山頂からは、函館湾と津軽海峡に挟まれた函館市街地から駒ヶ岳、本州までが見渡せます。景色を眺めたり、山頂ショップのソフトクリームを味わったりして体を休めたら、下山はロープウェイの空中散歩を楽しみましょう。

上空から眺める春の函館。双眼鏡を持参すれば観光名所が見つかるはずです。15分間隔の運行だから、細かいタイムスケジュールも気にしなくて大丈夫。

施設名 函館山ロープウェイ
所在地 函館市函館山元町19-7
アクセス JR函館駅より徒歩約25分
営業時間 4月20日〜9月30日 始発10:00、上り最終21:50、下り最終22:00
10月1日〜4月19日 始発10:00、上り最終20:50、下り最終21:00
※15分毎に運転(毎時00分、15分、30分、45分)。混雑時は5〜10分毎
定休日 なし ※法定整備点検の為10月中旬頃より2週間程度運休期間あり
料金 大人(中学生以上) 往復1,800円、片道1,200円、小人 往復900円、片道600円
※0〜2歳までの幼児は無料。3歳以上の未就学児は大人1名につき1名無料、2名からは小人扱い
駐車場 あり(市営47台・有料)
詳細情報 函館山ロープウェイの公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-23-3105(総合案内)


移動時間 ロープウェイで約3分+徒歩約8分

【1日目】12:00 函館市
レトロな遊具はフォトジェニック!子どもも大人も楽しい遊園地

桜が咲く函館公園の全景

▲明治12年(1879)開園。春は400本の桜が色付きます

春は桜の名所。博物館などの有形文化財や動物飼育施設などが集まる公園

函館山を下山して向かうのは、函館公園内にある子ども向けの遊園地です。「病人に病院が必要なように健康な人には休養する場所が必要」というイギリス領事ユースデンの呼びかけにより、賛同した市民らの協力を得て造られた公園。

園内には博物館や図書館などの文化施設がある憩いの場として、函館市民に愛されています。春は地元市民も訪れる桜名所としても親しまれており、出店で賑わうほか、一帯を覆う桜の花が見事な景色を見せてくれます。

楽しい施設が集まる地域住民の憩いの場。北海道初の洋式公園

登録有形文化財に指定されている「空中観覧車」

▲日本最古の観覧車として登録有形文化財に指定されている「空中観覧車」

北海道初の洋式公園に残る、赤ちゃんから遊べるレトロな遊園地

北海道初の洋式公園である函館公園内に「こどものくに」が開園したのは1956年のこと。入園は無料なうえ遊具に身長制限がないため、お母さんやお父さんと一緒なら0歳から乗ることができるのだとか。大人も懐かしくなるカラフルな遊具は、今や他ではなかなか見られない貴重なものばかり。

施設名 函館公園こどものくに
所在地 函館市青柳町17-4
アクセス JR函館駅から市電で10分、市電青柳町駅から徒歩2分
営業時間 平日 10:30〜16:30
土曜、日曜、祝日 10:00〜17:00
※春休み、夏休み、ゴールデンウィークは祝日扱い
定休日 雨天時、12月〜3月中旬
料金 入園料無料、きっぷ1枚350円、得々きっぷ8枚2,500円、フリーパス2800円
※1つの遊具につき、きっぷ1枚で乗車可能
駐車場 あり(障害者用4台・無料)※繁忙期は公共交通機関利用を推奨
詳細情報 函館公園こどものくにの公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-22-5039


移動時間 徒歩で約3分

【1日目】13:00 函館市
公園と同じ敷地内にある「市立函館博物館」で函館の歴史に触れる

市立函館博物館の外観

▲桜の木に囲まれた市立函館博物館

開拓使時代からの資料を豊富に所蔵。函館の歴史を留める博物館

函館公園の開園と同じ1879年(明治12)、開拓使函館仮博物場開場からの歴史をルーツに持つ博物館です。動植物や地質鉱物などの自然誌資料をはじめ、北海道内外で出土した考古資料から箱館戦争に関する歴史的資料、民俗資料から美術工芸まで、実に多彩な資料が所蔵されていることが特徴。

2024年3月30日~10月13日までは、五稜郭築造160年を記念したパネル展「五稜郭レベル160」を開催しています。

所蔵資料は約70万点。研究者や篤志家に支えられてきた博物館

北海道志海苔中世遺構出土銭

▲1,500年も幅広い年代の古銭が詰まっていた「北海道志海苔中世遺構出土銭」

鉢に詰まった古銭は38万枚以上!

箱館戦争関係の展示写真や歴史的な資料のほか、国指定重要文化財であり出土銭貨としては日本最大量を誇る「北海道志海苔中世遺構出土銭」も展示。また、公園内に現存している「開拓使函館仮博物場建物(旧函館博物館1号)」は、年に1~2回ほど一日限定で内部公開されることも。

施設名 市立函館博物館
所在地 函館市青柳町17-1
アクセス 函館市電青柳町電停から徒歩約7分
営業時間 11月~3月 9:00~16:00(16:00までに入館の方は、16:30まで観覧可)
4月~10月 9:00~16:30(16:30までに入館の方は、17:00まで観覧可)
定休日 月曜・毎月最終金曜(特別展・企画展等期間中は除く)
祝日(ゴールデンウィーク期間中、11月3日等は除く)
年末年始(12月29日~1月3日)※その他展示替えなどによる臨時休館あり
料金 一般100円、学生・生徒・児童50円 ※詳しくは公式サイトを確認
駐車場 なし(函館公園利用者用駐車スペースとして土木部用地を開放。19:00〜翌8:00は施錠)
詳細情報 市立函館博物館の公式サイトを見る
問い合わせ先 0138-23-5480


移動時間 徒歩で約15分

【1日目】15:00 函館市
3面のガラス窓から海を眺める「café 海と硝子」でひと休み

店内

▲すべてのカウンター席から海が見える

カラフルドリンクやクレープが名物。ガラス作家のギャラリーカフェ

函館を訪れたら、山や桜の景色以外にも海の景色が欠かせません。窓際のカウンター席から水平線を見渡すガラスギャラリー兼カフェへ向かいましょう。海の向こうに見えるのは湯の川エリア。目を凝らせば、ミニチュアのように見える函館空港を離発着する航空機が見つけられるかもしれません。

カラフルなオリジナルドリンク

▲海色ライチソーダフロート(左)と、茜色レモンソーダフロート(右)

写真を撮ったり、移り変わる海の景色を眺めたり。ゆったり時間が流れる絶景のギャラリーカフェで、ガラス色のドリンクをどうぞ。

果物やネコをモチーフにした「美鈴硝子」の作品にご注目

ガラス作品

▲ガラスを電気炉で溶かす、ガラスフュージングの技法で作られた作品

ガラス作家さんの「好き!」を詰め込んだ作品の数々

店内に並んでいるのは、店主でもあるガラス作家「美鈴硝子」の作品です。溶かす温度で表情を変えるガラスで作る小皿や箸置きは、どれもフレッシュなみずみずしさが感じられるものばかり。イベント以外は店頭でしか入手できないので要チェックです。

施設名 café 海と硝子
所在地 函館市住吉町15-2
アクセス 市電谷地頭電停から徒歩約7分
営業時間 時期により異なる ※公式サイト参照
定休日 不定休 ※公式サイト参照
料金
駐車場 あり(7台・無料)
詳細情報 café 海と硝子の公式サイトを見る
問い合わせ先 なし


移動時間 徒歩で約7分

【1日目】16:30 函館市
地元民の社交場 「谷地頭温泉」で、一日の疲れを癒やす

浴場

▲鉄分の多い茶褐色の湯が特徴。体育館のように広い浴場は開放感たっぷり

早朝から夜まで地元客が訪れる、源泉かけ流しの温泉

丸一日歩き疲れた体を休めるために、大人460円で源泉かけ流しの湯が楽しめる「谷地頭温泉」へ。大浴場に入って驚くのは、その広さ。広々とした浴場には、高温と中温、気泡風呂があり、好みの湯温を選んでのんびり浸かれることも魅力です。

特別史跡五稜郭の形を模した星型の露天風呂やサウナを楽しんだ後は、湯上がりのビン牛乳や生ビールで一日を締めくくってはいかが?タオルなどがセットになった「手ぶらセット」(500円)もあります。

施設名 谷地頭温泉
所在地 函館市谷地頭町20-7
アクセス JR函館駅から徒歩約40分
営業時間 温泉 6:00〜22:00(最終受付21:00)
食堂 平日11:00~14:30、17:00~L.O.19:00(毎週金曜日は昼営業のみ)、土曜・日曜・祝日 11:00~14:30、16:30~L.O.19:00
定休日 第2火曜(食堂は毎週火曜休)
料金 大人460円、7歳〜12歳140円、3歳〜6歳70円、3歳未満無料
駐車場 あり(101台・無料)
詳細情報
問い合わせ先 0138-22-8371


GOAL!

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