北海道で1番、小さな村「音威子府(おといねっぷ)」へ。
「砂澤ビッキ記念館」は世界に誇れる必見スポットだと思う!
「きたいっしょモニターツアー」ブログ・第4弾
北海道で1番小さな村、音威子府へやって来ました。
この村に移り住み、廃校になった校舎をアトリエにして
意欲的に創作活動をしていたのが「砂澤ビッキ」です
そのアトリエや作品群が
エコミュージアムおさしまセンター「砂澤ビッキ記念館」
となって現存されています。
ココは「砂澤ビッキ記念館」の「風の回廊」。
彼がココで制作した木彫り作品が数多く展示されています。
動き出しそうな伊勢海老
実際にヒゲや関節がしなやかに動きます。
生き生きとした鮭。これもヒレや尻尾がなめらかに動きます
実際に、音威子府駅前にあった「オトイネップタワー」
(トーテムポール)。この展示では、木はやがて風化して
土に還ることを表現しているのだそうです
木から魂を彫り出し、風を刻んだといわれるモダンアートの彫刻家、
砂澤ビッキ。旭川駅のギャラリーにも作品があります。
札幌国際芸術祭でも、彼の作品が展示されていましたね。
今まで、道内各地でビッキの作品には出会っていたものの
モダンアートへの苦手意識もあって、正直なところ、
これがそんなに芸術的なのかなあ、という印象でした
でも、この記念館はスゴイ
空間全体に、魂を揺さぶられる力強さがあります
ビッキの息遣いがそこかしこに残っていて、
ほとばしる創作意欲や鬼気迫る情熱が感じとれるだけでなく、
自然への賛美やこの土地への愛着、
生活に密着した茶目っ気までもが作品にあふれています
この木の枝は自由に抜いて、
好きに刺し込んでいいんですって
アイヌ文様にも似た「ビッキ文様」のオリジナルな美しさ。
芸術家のひらめきと想像力がそのまま形になった
「午前3時の部屋」と名付けられた不思議な空間と作品たち。
ただただ、感動です
昔、小学校だった形跡がそのまんま残っている一角。
珈琲を飲んで休むことができる、こんな素敵な一角も
これは、ビッキが装飾を手掛けたススキノにあったバー
「INAI INAI BAR」(いないいないばあ)を移設したものなんですって
大人気だった伝説の1号店が焼失。そのあと、
だいぶ時間が経過して再開した2号店は時代の波に乗れず
オーナーがすぐに閉めたのだとか。
その2号店がココに来たそうです。
店名もロゴマークも愛くるしいけど、
小物達も全てビッキの作品。この可愛らしさは、
きっと楽しんで作っていたんだろうなあ
こんなにも素晴らしく芸術的な空間に出会えるなんて
訪れる価値・大。 驚きです
ビッキが愛した音威子府の、のどかな自然も感じ取れる空間
ぜひ1度、足を運んでみてください
次のブログでは、音威子府町の黒い名物そばを紹介します!