歴史的な建造物が残り、函館山からの夜景も魅力の函館。12月になると、イルミネーションの灯りに包まれた“光のまち”に変貌します。特にクリスマスまでの約1カ月は赤レンガ倉庫群に巨大クリスマスツリーが立ち、毎夜聖夜に! また五稜郭もライトアップされて美しい星形を浮かび上がらせます。そのほか、まちの各所もライトアップ。そんな函館のロマンティックな冬を紹介します。
2024はこだてクリスマスファンタジー
<2024年11月30日〜12月25日>
■目次
赤レンガ倉庫群前海上に巨大なクリスマスツリーを設置
函館市内の人気観光スポット、ベイエリアの赤レンガ倉庫群。この一帯で毎年開催される「はこだてクリスマスファンタジー」は、函館の冬の始まりを彩る一大イベントです。赤レンガ倉庫群の目の前、函館港には海上に浮かぶ巨大なクリスマスツリーが登場。この木は、函館と姉妹都市を結ぶカナダ・ハリファックス市から、はるばる1万8000kmもの旅をして贈られたものです。
毎日18:00のツリー点灯時に行う花火による演出
この巨大クリスマスツリーには約15万球ものイルミネーションが飾られていて、さまざまな色で幻想的にきらめきます。イルミネーションは毎日16:30(11月30日のみ18:00〜)から灯りますが、その後、一度消灯。18:00〜再度ツリーが点灯されると、同時に花火が打ち上げられるという演出も! より一層、幻想的でロマンティックな雰囲気を楽しむことができます。
プレミアムレッドツリー点灯
さらに毎日3回、18:30と19:30、20:30の時間だけ、ツリーが赤く染まる「プレミアムレッドツリー」は一見の価値あり。ツリーに向かって願い事を唱えたら、もしかしたら思いが叶うかも!?
スープバーの出店
美しいクリスマスツリーのイルミネーションを見て、写真を撮っていると、だんだん身体が冷えてきてお腹も空いてきます。でも大丈夫。地元の人気飲食店数店が出店する「スープバー」があるから。地産地消をテーマに、豊かな道南の食材を使用した、温かいスープを提供しています。もちろん倉庫内やその周辺には飲食店やカフェもありますので、そこでゆっくり味わうのもおすすめです。
はこだてクリスマスファンタジーの開催に合わせ、イルミネーションが街を彩る
函館市内では、この「はこだてクリスマスファンタジー」開催に併せて、さまざまなイベントが各所で繰り広げられます。さらに、元町地区の「八幡坂」や「二十間坂」、「開港通り」などは「はこだてイルミネーション」(11月30日〜2月末予定)と題し、教会群や歴史的建造物が光に包まれます。その光景は、幻想的な光の回廊。街全体がロマンティックな雰囲気に彩られるのです。
場所/函館市末広町 赤レンガ倉庫群前 ※クリスマスツリーは海上に設置
問い合わせ/0138-27-3535(はこだてクリスマスファンタジー実行委員会・一社)函館国際観光コンベンション協会内)
時間/【ツリーイルミネーション点灯時間】16:30~17:45、18:00~22:00※11月30日は18:00〜【花火の打ち上げ】期間中、毎日18:00〜【プレミアムレッドツリー】毎日18:30、19:30、20:30〜約15分【スープバー】16:30~20:00(場所:BAYはこだてイベント広場)
料金/入場無料
五稜星の夢
<2024年12月1日〜2025年2月28日>
五稜郭がイルミネーションで縁取られる「五稜星の夢」
「五稜郭」の堀がイルミネーションで彩られる「五稜星の夢(ごりょうほしのゆめ)」。 「はこだてクリスマスファンタジー」と併せて、冬の函館の夜を彩るおすすめのイベントです。
数々の歴史の舞台となった特別史跡「五稜郭跡」には、星形にめぐらされた堀がありますが、その堀が冬の間、イルミネーションでふちどられ、その形を幻想的に浮かび上がらせるというものです。
18:00まで開館している「五稜郭タワー」の展望台からは、日没後のダークブルーから夜空へと色濃くなる時の変化とともに、美しい星形のシルエットを眺めることができます。また、堀の外周に設けられた歩行者専用道路を散策すると、冬の初めから堀が凍り、雪が積もるまでの季節の変化とともに、イルミネーションの光方も変化するので、行く時期により違った雰囲気が楽しめるというわけです。
2000個の電球で彩られた五稜郭の美しさは格別。ぜひ、ここでしか見ることのできない光の演出を楽しんでください。
場所/函館市五稜郭町44 特別史跡五稜郭跡(五稜郭公園)
問い合わせ/0138-51-4785(五稜星の夢実行委員会・五稜郭タワー内)
開催日時/2024年12月1日〜2025年2月28日 日没~19:00
料金/公園散策は無料。五稜郭タワー展望料金:大人1000円、中高生750円、小学生500円(団体割引あり)