皆さんは足湯が好きですか?定山渓温泉に行っても、日帰り温泉は利用するけれど足湯には入らない、という人が多いかも知れませんね。
ですが、体を徐々に温めてくれる足湯には冷え性改善が期待でき、リラックス効果もあると言われているんですよ。また、秋や冬の寒い時期に温泉街を散策がてら利用してみると、冷えた手足がじんわりと温まってとても気持ちいいんです。
そこで、今回は定山渓にある足湯と手湯をご紹介します。
※予告なく営業時間・料金等が変更になる場合があります。公式サイトをご確認のうえおでかけください。
■目次
定山渓温泉の足湯スポット4ヵ所
まず最初に、足湯からご紹介します。定山渓温泉には無料の公共の足湯と、有料の足湯があります。
最近はカフェに足湯を併設しているホテルも多くなっていますよね。今回はホテルの中に入らなくても気軽に利用できる足湯をピックアップしました。
※国道230号線から定山渓温泉街に入って突き当りにあった「長寿と健康の足つぼの湯」は2020年3月に廃止となりました。
足のふれあい 太郎の湯<無料>
「足のふれあい 太郎の湯」は2003年11月にオープン。足湯を通して「心のふれあい」を楽しんでもらいたいという思いと、「かっぱ太郎」の像があることからこの名前が付けられました。
タオルの自動販売機(1枚200円)が設置されているので準備が無くてもふらっと立ち寄ることができるのも魅力です。訪れる人の密かな楽しみになっているのは、おみくじの販売機。話が弾むきっかけになりますよね。
アクセス:国道230号線から定山渓大橋方面へ右折した角
駐車場:なし(定山渓公共駐車場より徒歩5分)
営業時間:7:00~20:00
料金:無料
タオル貸し出し:自動販売機あり
定山源泉公園<無料>
定山渓温泉の開祖とされる僧侶、美泉定山(みいずみ じょうざん)の生誕二百年を記念して2005年に開園した足湯です。
温泉たまごが作れる「おんたまの湯」
園内には「美泉定山の像」や「美泉の滝」のほか、80℃以上の源泉を利用して自分で温泉たまごを作ることができる「おんたまの湯」があります。
生たまごは月見橋を渡った対岸にある「定山渓物産館」で網に入った状態の3個入りを購入できますよ。
アクセス:「ぬくもりの宿 ふる川」の前を通り国道230号線へ向かう道の途中の右手に入り口あり
駐車場:なし(定山渓公共駐車場より徒歩3分)
営業時間:7:00~21:00
料金:無料
定山源泉公園のぐうたびスポット情報
エクスクラメーションベーカリー(山ノ風マチエリア)<無料>
「山ノ風マチ」エリアとは、第一寶亭留グループが運営する「エクスクラメーションベーカリー」「雨ノ日と雪ノ日」「旅籠屋定山渓商店」「食堂いち」「ハレとケ洋菓子店」が集まった一帯のことです。
いま人気上昇中のこのエリアにある「エクスクラメーションベーカリー」は、2021年4月にオープンした定山渓の原生林に囲まれたベーカリーカフェ。足湯はお店の入り口近くにあります。
すべて手作りのこだわりのパンと惣菜
ランチ時に行くと平日にもかかわらずすでに売り切れのパンが続出していて、人気のほどがうかがえます。マーガリンやショートニング不使用の個性派パンが約30種類が並び、価格は300~400円のものが多め。
ランチタイム(11:30~15:00)に数量限定で販売される「エクスクラメーションバーガー(1375円)」や、14:00以降から販売が始まり、注文を受けてから北海道産生クリームを詰める「2時のクリームパン(429円~)」が大人気です。
アクセス:「雨ノ日と雪ノ日」の駐車場から徒歩1分
駐車場: あり(「雨ノ日と雪ノ日」共用駐車場15台)※道路を一つ挟んだ場所にあります
営業時間: 10:00~17:00
定休日:水曜日、不定休
料金:無料
エクスクラメーションベーカリーのぐうたびスポット情報
心の里 定山<有料>
「心の里 定山」は「ぬくもりの宿 ふる川」が運営する有料の足湯施設です。利用料には、重厚な木の質感が落ち着くヒーリングラウンジと屋外の足湯、「東洋古美術 中島文庫」の入館料が含まれています。これはお得!!
ロケーションや大きさが異なる8ヵ所の足湯があり、利用時間に制限はありません。
※利用できる足湯を制限している場合があります。
贅沢な「お菓子の重箱」を食べながら♪
焼き菓子、季節限定スイーツなどが入った「お菓子の重箱」付き!滞在中好きなタイミングで食べることができます。
足湯など好きな場所で食べられるのも魅力的。
タオル、ひざ掛け、足袋ソックスも無料で貸し出ししているので、手ぶらで行けるのも嬉しいですね。
アクセス:国道230号線から定山渓温泉街に入り、「ぬくもりの宿 ふる川」の併設カフェ「ジェイグラッセ」を左折
駐車場:あり(正門の向かいの専用駐車場/無料)
利用時間:10:00〜18:00
料金:大人1500円 ※小学生以下は利用不可
足湯&ラウンジ利用、茶菓子&お飲物料金、東洋古美術 中島文庫入館料込
+「ぬくもりの宿ふる川」日帰り入浴料で2400円
心の里 定山のぐうたびスポット情報
定山渓温泉の周辺にある手湯スポット2ヵ所
ここからは手湯スポットをご紹介します。靴を脱いだり裾を捲りあげる手間もなく、ハンカチさえあればOK!足湯よりさらに手軽に温泉を楽しめるのが手湯の魅力です。
かっぱ家族の願かけ手湯<無料>
札幌軟石で造られたこちらの手湯は、2001年に定山渓温泉街のシンボルとして完成。定山渓温泉開湯150周年を迎えた2016年にリニューアルしました。
こちらの手湯では、温泉で手を清め、二見公園のかっぱ大王の方角に向かい呪文を唱えると願い事が叶うといわれています。
願掛けの手順
1)かっぱ大王の方角に向かって手を合わせる。QRコードの盤面の正面に立つと、かっぱ大王に向かって立つことができます。
2)ひしゃくでお湯をすくい、かっぱの頭のお皿にお湯をそそぐ。
3)かっぱの口から流れ出るお湯で手を清める
4)「オン・カッパヤ・ウンケン・ソワカ」と3回唱え、願い事を祈る。
5)かっぱ大王があなたの願いをきっとかなえてくれるでしょう。
引用元:定山渓観光協会
アクセス:国道230号線沿い、「章月グランドホテル」そば
駐車場:なし
利用時間: 24時間利用可能
料金:無料
かっぱ家族の願かけ手湯のぐうたびスポット情報
法泉の湯(第一寶亭留前)<無料>
「定山渓 第一寶亭留 翠山亭」の入り口脇にある手湯です。こぢんまりとしていますが、木製の立札や湯の花が固まった台座に老舗温泉宿の風情を感じます。
アクセス:「定山渓第一寶亭留翠山亭」前
駐車場:なし(宿泊者用のみ)
利用時間:24時間利用可能
料金:無料
ちょっと切ない定山渓の河童伝説
ここまでご紹介してきた写真のいたる所に、河童の像が写り込んでいることに気づきましたか?実は、定山渓には河童にまつわる伝説があるんです。
豊平川は、明治42年銚子の口発電所のダムが出来るまでは、この奥から胴木(柾の原木)を流送する程、流れも多く、至るところの深淵には大きな川魚類が沢山棲息していた。 その頃道路工事に従事していた青年、瀬山某がこの淵で魚取りしていた時、 足すべらせた訳でもないのに、急に引込まれるように、川底に沈んでいった。(中略)そして一年、一周忌の当夜、件の青年が故郷の父の夢枕に立って、「私は今かっぱの妻と子供と一緒に幸せに暮らしている」と語った。
引用元:定山渓観光協会
定山渓温泉PR隊長「かっぽん」
定山渓温泉の公式キャラクターも河童なんです。本名は「定山河童小吉兵衛(じょうざんかっぱこきちべぇ)」で、2012年7月に札幌市南区長から特別住民票も交付されているんですよ。
足湯に行くときのおすすめ服装と持ち物
最後に、スタッフの経験による足湯を利用しやすいおすすめの服装と、忘れずに持参してほしい持ち物についてご紹介します。
おすすめはパンツスタイル
足湯の時はゆるめのパンツスタイルがおすすめ。スカートは楽に思えますが、座ったり立ったりする時にかなり気を使います。
また、パンツでも裾がタイトだと膝まで上がらなくて服が濡れてしまったり、お湯につかるのに手間取ったりします。
タイトなフォルムのボトムスでも、ストレッチが効いていれば利用しやすいかもしれません。
タオルは必須!大きすぎないものを選んで
「足のふれあい 太郎の湯」のようにタオルの自販機があったり、「心の里 定山」のようにタオルを無料貸し出ししている施設以外では、タオルが必需品。
大きすぎるタオルだとかさばりますし、広げる時に隣の人にぶつかってしまうかもしれないので、さっと拭けるフェイスタオルくらいの大きさが便利です。