採れたてを味わう本格農園レストラン『アグリスケープ』、札幌に誕生!

アグリスケープの新鮮野菜

札幌・円山公園駅から車で約15分の小別沢に本格農園レストランが誕生!店名は、農風景を意味する「Restaurant AGRISCAPE(アグリスケープ)」。シェフ自らが「食材を育てる」新しいレストランで、自家菜園はもちろんのこと、果樹園や畜舎を備え、養蜂まで行う徹底ぶりです。

札幌円山の人気フレンチ「SIO」の姉妹店だけあって、農園レストランといっても、洗練された本格フレンチ。早速、ランチに行ってきたのですが、素敵で美味しい時間を堪能してきました!

「理想の食材は自分たちの手で作る」~農園レストラン「アグリスケープ」の新しい挑戦!

アグリスケープの外観

円山公園駅から車で約15分。街の中心からたったそれだけの距離なのに、とてものどかな農村風景が広がっています。そんな小別沢地区の畑の中を進むと突然、農園レストラン「アグリスケープ」が現れます。

自家農園の畑

オーナー&シェフは食材の美味しさを追求するうちに「鮮度に勝るものはない」という思いに行きつき、「理想の食材は自分たちの手で作ろう」と決意。その実現のために農業法人AGRISCAPEをたちあげ、食材の生産から加工、調理まで、最も美味しいと思える食材づくりに挑戦しています。

レストランの周りには畑が広がり、ビニールハウスや鶏舎もありました。

野菜はもちろん果物や生みたて卵、平飼いの鶏や豚~抜群の鮮度をお皿の上に!

笑顔で対応してくれた吉田夏織シェフ

お店のコンセプトを楽しそうに話してくれた吉田夏織シェフは、はつらつとした笑顔が、すごく印象的!オーナーシェフ佐藤陽介さんの愛弟子です。

「イルギオットーネ丸の内」「ル・ミュゼ」「レストランSIO」と修行を重ねた吉田シェフは、強い意志と女性ならではの繊細な感性で自ら食材を育て、最高の鮮度と美味しさを伝えようと奮闘しています。

生みたての名古屋コーチンの卵

名古屋コーチンの、健康的な生みたて卵。今は、名古屋コーチンとフランス原産の黒毛鶏プレノワールを平飼いで飼育していますが、夏には子豚も来るそうです。

札幌限定のイチゴ「さとほろ」

こちらも採れたてイチゴ。札幌限定の幻のイチゴと言われる「さとほろ」です!甘酸っぱい香りがたちこめて、美味しそう~。

店内のテーブル席と個室の画像

緑に包まれた空間には陽がたっぷりと差し込み、テーブルがゆったりと配置されています。家具や器はナチュラルで北海道の森や大地を感じさせ、食材の元気な色をイメージさせる絵画も、この雰囲気にピッタリ。
「個室もあるので、子供連れでも気兼ねなくどうぞ」とのこと。うれしいですね。

贅沢で美味しい農園ランチは「畑でとれた日替わりジュース」でスタート!

料理に使う新鮮食材

いよいよ、ランチタイム!予約したのはランチ限定の「楓コース」(4000円)です。

最初に吉田シェフが、今日使う食材を持ってきて、見せてくれました。
「おー、これはクレソンの花ですか!?」期待が一気に膨らみます。

畑でとれたジュースと札幌黄のフィネンシェ

ランチは「畑でとれたジュース」でスタート。小松菜をベースに、春に採った白樺の樹液や増毛のりんごなどで作ったジュース、うーん、美味しい!食材の状況次第で、その日のベストジュースが出てくるんですって♪

最初の一皿は「ふきのとうを練り込んだクッキー」や「キャラメルゼした札幌黄(タマネギ)のフィナンシェ」など、素材の存在感ありあり。なんと、予約時間に合わせて焼き上げるのだとか!

摘みたて野菜のサラダ

美味しいモノって、キレイ!すべて摘みたて。葉野菜も食用花も、ピン♪としています。

ネギボウズのフリット

ネギボウズのフリットはバジルで香り高く。甘い越冬メークインやビシソワーズも隠れています。

小松菜のパスタ

小松菜のパスタは、もちろん手打ち麺!名古屋コーチンの卵がドンと乗っていますが、卵は麺にもたっぷり練り込んであるんです。

小松菜のパスタの上にのった半熟卵

プリッとした卵を崩すワクワク感★そしてこのトロトロ感。たまりません~。

メイン料理の黒毛鶏プレノワール

メインは自慢のプレノワールを2色のアスパラと一緒に。黒毛鶏プレノワールは肉質がしっかりしているのが特徴。なのに、すごくなめらかでジューシー。これがフランスの品質評価で最高ランクを得ているという鶏肉の味なのね!

越冬じゃがいもの焼立てパンやイチゴ「サトホロ」のラベンダーゼリー仕立てのデザート、自家製ハーブティー

大好きなホワイトアスパラはカルダモンとオレンジの風味に包まれ、越冬じゃがいもの焼き立てパンは甘くてモッチモチ。
デザートは、実の中まで真っ赤な珍しいイチゴ「サトホロ」のラベンダーゼリー仕立て。締めを飾るのは自家製のハーブティーです。

食材はその日によって変わるのですが、ランチのコースでこの満足感!ディナーにも来てみたい、と強く思いました。

店舗入口で購入できる野菜や管もあの、手作り加工品

お店の入口には直売所もあり、採れたての野菜や果物に手作りの加工品、シェフと親交のある生産者さんのトマトジュースなどが並んでいます。こちらも、オススメ。

ランチには車で行きましたが、夜なら、円山公園駅からタクシーにしようかな。運転しなければ、アルコールも楽しめます(*^^*)

北海道神宮や円山動物園からもすぐ。札幌の都心に近い場所で、農風景を感じながら、ゆっくりといただくフレンチ。ココにしかない、とても贅沢な時間です!

Restaurant AGRISCAPE(アグリスケープ)
電話/011-676-8445
住所/札幌市西区小別沢177(地下鉄円山公園駅より車で約15分、駐車場無料)
営業時間/12:10~15:30(L.O.13:00)、17:40~22:00(L.O.19:30)
定休日/不定(直売所は10:00~16:00)
料金/ランチ4,400円~、ディナー13,200円~(完全予約制)

※2021年11月一部情報修正

WRITER/村澤 規子(ぐうたび北海道 編集長)

 

◆Restaurant AGRISCAPEの関連ブログはこちら

ぐうたび編集部の“おいしいランチレコ”☆2019年6月編

2019年6月1日

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アグリスケープの新鮮野菜