【札幌ラーメン最新事情2016③】スパイスが広げるラーメンの新世界

麺将 清正

さて、札幌ラーメン最新事情2016も折り返しの3回目。

一昨年、昨年と2年連続で取り上げた「175°DENO」が早くも札幌駅北 口にオープンしたり、台湾ラーメン(後述)の清正のオープンや辛いラーメン専門の「辛いラーメン14」のオープン・・・そして、スープカレー店とラーメン 店のコラボも多く登場したりと、文字通り「HOT」な話題が多かったように思います。

・175°DENOの一昨年の記事はこちら
・175°DENOの昨年の記事はこちら

ということで、今回は「スパイス」というテーマを切り口にしてみようと思います。

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麺将 清正

 

皆さんは「台湾ラーメン」とか「台湾まぜそば」って聞いたことがありますか?

「フランスパン」はフランスの食文化、「韓国海苔」は韓国の食文化。
「アイリッシュコーヒー」はアイルランドのコーヒー・・・。

何言ってんだろね?そんなの当たり前だよね!┐( ̄ヘ ̄)┌

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てなことを書くと大体天邪鬼は・・・
「いやナポリタンはナポリにないらしいぜ!」
「スイスロールってスイスのケーキじゃないだろ?」
「そもそもジンギスカンだってモンゴル料理かよっ!」
なんてこの先のオチが想像できそうな事を言うんだろうね(-_-)

話が初手からつまんなくなってしまったね。

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はいはい。
ご想像の通り、台湾には台湾ラーメンはありませんよっ!┐( ̄ヘ ̄)┌

気を取り直して・・・・。

台湾ラーメンは名古屋のご当地ラーメンなんです!

発祥は名古屋の「味仙(みせん)」という中華料理店。
そのお店で台湾は台南市生まれの担仔麺(たんつーめん)という麺料理をヒントに日本人向けに作られたメニューと言われています。

特徴はたっぷりのニンニクと唐辛子とともに炒められた挽肉、通称「台湾ミンチ」というものが使われ、スープにはたっぷりのニラが使用される激辛の麺料理です。

札幌でもいくつかのお店がメニューの一つ、あるいは限定メニューなどで提供することがあるのでご存知の方もいると思います。

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(飛燕で限定提供されていた台湾ラーメン)

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(men-eijiで提供されている台湾ラーメン)

前段が長くなってしまいましたが、昨年オープンした「麺将 清正」は台湾ラーメン&台湾まぜそばでオープン直後から人気を博しているお店なんです!

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冒頭の写真は台湾ラーメン!
台湾ミンチのコクにニラの風味・・・クセになる味わいです。

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ちなみに本場名古屋の味仙ラーメンは標準だとメチャメチャ辛いんです(^^;
もちろんハマる人はこの辛さがたまらないらしいですが、初心者にはちょっとツライかもしれません。

で、同店ではアメリカンコーヒーよろしく「アメリカン」という辛さを控えたオーダーが可能。
最近はコチラがかなりの人気らしい。

清正の台湾ラーメンも慣れない札幌っ子向けにややアメリカンタイプで提供されています。
この方がスープそのものの美味しさを楽しめるのですが、辛イモノスキーさんにはちょっと物足りないかも。

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辛いのがお好きな方!

ご安心ください(^o^)
オプションで「激辛」や更に辛い「超辛」に辛さをアップすることができます。

個人的には辛さ増しで食べた方が更に魅力が増し好きです(^^)

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続いてもうひとつの看板メニュー!
台湾まぜそばもご紹介。

実は台湾まぜそばの歴史は浅く、2008年に名古屋の麺屋はなびというお店で誕生した。

同店で、失敗した台湾ミンチを店主さんが廃棄しようとしたら、当時のアルバイトスタッフさんが
「もったいないから」ということで茹で上げた麺に絡めて食べることを提案したことで生まれたそうな。

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今では名古屋で提供するお店も多く、東京でもブレークし始めているという。
失敗から生まれた名作・・・チャンスってどこにあるかわからないものですね。

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さて、そんな台湾まぜそばの本格的なものが清正のお陰でここ札幌で食べられるってのはありがたいですね。

上に乗ったキレイな黄色い卵の黄身が美しい・・・崩すのがもったいない・・・。

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なんてね!
ここはぐっちゃぐちゃにかき混ぜてくださいっ!

きっちり混ぜることでタレの複雑な旨みが渾然一体となって更に美味しくなります!

ちなみに、本家麺屋はなびではタレがよく絡むように、麺を茹で上げたザル(テボといいます)の中で棒を使って傷をつけるのですが、ここ清正でも同じく麺の表面に傷をつけ、タレとの絡みをよくしてくれています。

この一手間が嬉しいですね。

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途中で卓上の酢や自家製ラー油を追加して自分好みにカスタマイズ!!
酸味好きな私はちょいと酢を多めにかけるのが好きだったりします(^^;

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さて、台湾まぜそばを食べていると最後にどうしても具が底の方に残ってしまうのですが・・・
ご安心ください(^^)b

追い飯と呼ばれるレンゲ一杯ほどのご飯が無料でもらえちゃいます!

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ニラやにんにくの風味・・・挽肉のコク・・・そしてそれらを余すことなくご飯が吸い取ってくれて最後の最後まで美味しくいただけちゃいます!

台湾ラーメン&台湾まぜそば・・・未経験の方は是非一度体験してみてはいかがでしょうか?

それにしても、冒頭の台湾ラーメン・・・。
見た目はかなり辛そうですが、先に書いたとおり、札幌っ子向けに辛さをマイルドに仕上げています。

つまりは
「”名古屋”発祥の”台湾”ラーメンを”札幌”で”アメリカン”スタイルで提供」
ってことになるんですよね(^^;

・・・地理のお勉強みたいで複雑ですね(笑)

【麺将 清正】
住所:北海道札幌市中央区南9条西12-1-35
営業時間:【平日】11:30~15:00 17:00~23:00
【土・日・祝】11:30~23:00
定休日:水曜日・第2木曜日
TEL:080-4917-2333

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辛いラーメン14

 

続いてご紹介するお店がコチラ!
店名が直球勝負の「辛いラーメン14」

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店名に「辛いラーメン」となっている通り、辛いラーメンがウリのお店。
でも「抜き」という辛くないメニューもありますので辛いのが苦手な方でもご安心ください!

辛さは「抜き」→「普通」→「2倍」→「3倍」→・・・・「14倍」と14倍の辛さまでありますので、どんな辛いモノスキーさんでも自分のレベルにあわせて十分に楽しめます(^^)

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それぞれ辛味噌・辛醤油・辛塩と3味あって、そこから辛さを選べるので自分にぴったりの味を探してくださいね!

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ちなみに上が辛味噌、下が辛醤油、それぞれ3倍の辛さです。

見た目でスープの色の違いがはっきり・・・わかりませんね(笑)

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ここで使用されている唐辛子は「中澤農園」さんという鵡川にある農家さん。

このお店で初めて食べたときの感想を一言で言えば
「唐辛子の美味しさを再発見させてくれた!」
という感じかな。

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確かに辛い!
多分口からロウソクに火がつけられる程度に火は出ていたと思う(^^;

でも唐辛子そのものの持つ旨味、そして辛い刺激の後に来るスープの甘み・・・・。

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辛い!→美味い!→火を噴く!→旨味が広がる!→美味っ!→また一口食べたい!→辛い・・・・のループが止まらない!

ちなみに、醤油はダイレクトに辛さが来るので上記のようになるのだが、味噌だと

ん?美味い?→辛い!→火を噴く!→以下同文・・

と辛味が襲ってくるのがほんの一瞬遅れてくる印象かな。
やや味噌の方がマイルドな辛さになりますね。

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いずれにしても、食べ終えるまで無限ループがとまらない(^^;

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そしてThe札幌麺という印象の森住製麺の麺。
このプリッとしたやや固めの食感との相性が抜群だ!

しっかりした強いインパクトのスープに負けない食感と個性・・・。
この組み合わせはテッパンだね!

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そしてオススメトッピングがこちら!

四川山椒と国産の青山椒をブレンドした「痺れ(50円)」
唐辛子の「辣(ラー)」な辛さに、山椒の痺れる「麻(マー)」な辛さの組み合わせは最高!

さらに味に奥行きが生まれますのでお試しあれ・・・。

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もう一つのオススメトッピングは「ライス」
辛い味わいとの相性は今更説明するまでもありませんね(^^)

・・・・え?ライスって「トッピング」って言わないの?(*o*)
だって、スープの入った丼に投入すr・・・・

いや、深堀はやめておこう。
いずれにしても、この辛さにライスは必須です!

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ところで、こちらのお店の「14」ってどういう意味かわかりますか?

「14倍までの辛さがあるから!」って答えは不正解。
「辛いラーメン14」だから「14倍までの辛さ設定にしてある」のであって、店名の由来は別にあります。

実は店主さんは「石田さん」という方であだ名が「イッシー」だそうで・・・。
「14=イッシー」なんですって(^^;

店主さんの名前が九十九(つくも)さんとか百田(ももた)さんじゃなくて良かったなぁ・・・。
辛いラーメン100で100倍までの辛さ設定とか・・・自分には絶対無理(^^;

はっ!(*o*)
もし、店主さんの名前が「千田さん」だったら・・・・(*o*)

眠れなくなるからこの辺にしておこう。

【辛いラーメン14】
住所:北海道札幌市中央区南7西2丁目2-22 豊水ビル
営業時間:
【月~木】11:30~14:30 18:00~23:00
【金・土】11:30~14:30 21:00~翌2:00
定休日:日曜日
TEL:011-596-6377

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ラーメン・餃子 ハナウタ

 

続いてはこちら。
オープンから約一年。2015年1月オープンの「ラーメン・餃子 ハナウタ」をご紹介します。

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すぐ近くには人気店「らーめん心繋(しんわ)」をはじめ、この近辺は激戦区エリア。
例え美味しいお店でもそれだけでは中々新店が参入するのは難しい場所と言っていいんじゃないかな。

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こちらのお店の醤油&塩ラーメンは札幌ではちょっと珍しいアジ節を使っており、豚骨+アジ節のとてもクオリティの高いラーメンを提供している。

これだけでも普通に勝負できる美味しさだと思うのだが・・・・
そこは激戦区!
事はそんなに簡単ではなかったのかも知れない。

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メニュー筆頭には「薬膳香辛(ヤクゼンシャンカラ) 味噌」(中辛・大辛)の文字。
「薬膳ラーメン」という新しいジャンルで参入して、勝負をかけてきた!

一年経った今、結果はといえば・・・・週末の昼時はかなりの待ち時間が必要なこともあり、完全に地域の支持を得られている「人気店」と言っても良いと思う。

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さて、こちらの「薬膳香辛 味噌ラーメン」

「薬膳」の名前の通り、お店に入ると独特な香りが漂っています。
ラーメン屋というより、漢方薬店や本格中華料理店の香りに近いかな。

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見た目は真っ赤ですが、大辛でもそれほど無茶な(?)辛さではない。
むしろ桂皮・ナツメ・八角etc.漢方などに感じるスパイスの風味が印象的。

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どちらかと言えば火鍋や薬膳鍋の香りなのだが、それがきちんと「札幌スタイルのラーメン」になっているから面白い。

札幌ラーメンの一つのジャンルです!と言われれば十分にそんな気がする。
味噌の風味や、炒め野菜、札幌麺・・・・

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それらを効果的に使うことで、どんぶりの中には札幌ラーメンの世界観がきちんと表現されているね。

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私の素直な感想。

お店に入ったときの違和感・・・・
一口目の今までのラーメンとの違い・・・
そんなものに最初だけ戸惑いはあったが、二口三口と食べ進むうちに・・・「ハマった」ね!

そう!
ハマる味わいなのである。

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加えて、半分も食べる頃には汗ダクどころか・・・・汗ダクダクダクなのである。

フェイスタオルは大き目のを用意したほうがいいと思う・・・自分の場合にはバスタオルでも良かったかな?ってぐらい汗をかいたね。

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身体が冷えやすいこの時期は特にオススメかも。
説明書きには「疲れて元気が出ないときのパワーチャージに・・・」なんてかかれているがその通りかもしれない。

漢方薬と同じ効果が期待できるんだったら、なんてありがたいお薬なんでしょ!
『良薬口に美味しっ!!!』

汗ダクダクダクの状態なので、デトックス効果やダイエット効果も期待できちゃうんじゃない?

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パワーチャージについでに餃子もいただく!
店名でウリにしているだけあって、この餃子がまた美味しい!

餡にはほのかに薬膳系のスパイシーな香りがし、この風味も癖になるね。

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ちなみにこの日はランチで2軒目の訪問だったのだが・・・・。
ラーメンも餃子も楽勝でお腹に収まった。

多分漢方の効果で胃腸がもっとも活発になったせいだと思う。

こんなことならライスも頼むべきだった。。。
それすらも「ハナウタ」交じりで完食できたことと思うのだ。

うん。
デトックス効果は期待するとしてもダイエット効果はあまり期待しないでおこうかな(-_-;

【ラーメン・餃子 ハナウタ】
住所:北海道札幌市白石区栄通10丁目1-1
営業時間:11:00~15:30 17:00~20:30
定休日:水曜日・第1第3火曜日
TEL:011-858-7072

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ラーメン店×スープカレー店コラボ

 

さて、続いてのお店ですが・・・。
今度はお店一つをご紹介するというより、一つのキーワードにスポットを当ててみたいと思います。

ここ最近ラーメン店とスープカレー店のコラボが非常に目に付く札幌。

ラーメンと並んで人気のご当地料理のスープカレー。
もちろん私も大好きです!!(^ー^)

吉山商店の店主さんとGARAKUの店主さんは幼馴染と伺っています。
それは一つの特殊なコラボ例として、ラーメン店とスープカレー店がコラボした背景には、どちらもスープに手間隙がかかっていることもあり、店主さん同士意気投合したというのもあるのかも知れませんね。

そんなコラボメニューをいくつかまとめてサラっとご紹介しましょう。

=吉山商店 札幌らーめん共和国店=

2月14日までらーめん共和国では「LOVE北海道らーめん」と題して限定メニューを提供中。

ラーメン共和国は季節ごとにこういった限定メニューを提供してくれるので、何度も足を運んでいる人でも飽きること無く楽しめるからありがたいですね。

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今回のテーマは大きく3つ
「らーめん×ワイン」「らーめん×北海道グルメ」・・・
そして「らーめん×スープカレー」です!

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白樺山荘は「らっきょ」とのコラボ、空は「奥芝商店」とのコラボ、吉山商店は上でも少し書きましたが、店主さん同士が幼馴染の「GARAKU」とのコラボです。

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コラボしているスープカレー店は3店とも人気&実力店。

札幌での人気の高いお店ばかり!

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写真は吉山商店×GARAKUのコラボですが、さすがに息のあったコラボメニューという印象。

ベースのスープとスパイスのバランスが絶妙!

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もちろんこのままライスでも美味しいでしょうが・・・。

やっぱりきちんと「ラーメン」として成立するようにチューニングされていますね。
そのひとつのまとめ役として役立っているのが、トッピングされているチーズかな。

決してチグハグにならずに札幌定番の縮れ麺ときっちりまとめてくれています。

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そしてたっぷり入った肉や野菜が嬉しくなっちゃう(^^)
栄養バランスもばっちり!!

トロトロの炙り角煮もかなり美味しい!

ちなみに、この日の私の失敗は・・・ライスを注文しなかったこと(-_-)
期間中にもう一度行って「角煮×ライス」&「スパイス×ライス」のコラボを楽しんじゃおうと思っています!!

2月14日までの限定です。
お早めに・・・。

【吉山商店 札幌らーめん共和国店】
住所:北海道札幌市中央区北5条西2-1 札幌エスタ 10F
(札幌らーめん共和国内)
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:45)
定休日:年中無休
TEL:011-213-2716

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=らーめん虎=

続いてご紹介するお店はコチラ。
らーめん虎!

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こちらでもスープカレーとの名店との強力タッグの一杯が食べられます。

以前に某雑誌の企画として人気を博した商品。
あまりに好評で、お客様の要望に応えて2015年7月待望の復活!!

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コラボ相手は平岸の人気店「スープカレーキング」です(^o^)

スープカレーキングは、鶏+豚のしっかり目の「動物系スープ」にカツオ節などの「魚介系スープ」を合わせたWスープ。
そこに効果的にスパイスを効かせた「しっかり目の味わい」で評判のお店。

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で、らーめん虎と言えば「パンチの効いた豚骨ベースのスープ」が評判のお店。

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ほらね(^^)
クリーミーな豚骨ベースのスープと効果的なスパイスのきかせ方・・・。

合わないはずが無い!

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そして、この札幌縮れ麺との相性!

抜群です(^ー^)
限定メニューから復活を望む声が多かったのも納得です。

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スパイスの香りやバジルの風味・・・一口目をすする直前までは「かなり辛い」ものを想像していたが・・・。
その実、風味はありながら実にマイルドで優しい味わい。
良い意味で第一印象とは違う美味しさだった。

ちなみに、らーめん虎の店主もスープカレーキングの店主も一見強面・・・。
まぁ、「若い頃は確実にヤンチャだった」と思われる(^^;

でも、その実とても優しく礼儀正しい二人の店主さん。
これまた、良い意味で第一印象とは違うお人柄なんです。

なんとなく似たオーラを発するお二人。
二人の店主の持つオーラが似ているんだもの・・・この両者のコラボは相性がいいに決まっているね(笑)

【らーめん 虎 (TORA)】
住所:北海道札幌市清田区北野3条3丁目15-30
営業時間:11:00~15:00(L.O.) 18:00~22:00(L.O.)
※スープがなくなり次第終了
定休日:木曜日
TEL:011-376-0730

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=らーめん きちりん大通り店=

ラーメン×スープカレーコラボ、最後にご紹介するのはコチラ。

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オープン時は二代目きちりんとして鶏白湯スープを提供していたお店。

昨年6月にあらためて「らーめん きちりん大通り店」として、本店・花川店と同じく「鶏がらあっさり系」ラーメンを主軸にリニューアルオープンしたお店。

きちりんの鶏がらベースのらーめんの美味しさは今更説明するまでも無いと思う。

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そのきちりん大通り店がこのお店だけの限定メニューとして「MATALE(マタレー)」とのコラボメニューを発表した。

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「MATALE(マタレー)」のスープはクラシック・オリジナル・トマト・ココナッツの4種.
クラシックは確か鶏がらや豚骨・野菜などを使っていながら「あっさり」した味わいだったはず。

素人のあさはかさで「クラシックのあっさりした味わいに使われているスパイスなら、きちりんとのコラボも一発であっさりはまったんだろうな」と思ったのだが・・・。

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きちりんの店長さんのお話によると
「そのままあわせたら何故か美味くはまらず・・・調整に苦労した」
とのこと。

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なるほど!

スープカレーに限らず「美味しい料理」を「美味しいラーメン」に仕上げるには、物凄く高いハードルがあるんですよね。
今更ながら当たり前の事を言われたような気がしました。

きちりんと言えば鶏がらスープの美味しさは定評があるし、鶏がらスープはどこか「万能選手」のような印象があったけど、話はそんなに単純じゃないんだよね。

きちんと麺との相性を考えてチューニングしているというがすごいところかも知れない。

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さて!
こちらのラーメンには「焼きチーズライス」なるものがついてくる。

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実はこれを食べた時、先に書いた「麺との相性を考えてチューニングしている」というのがよくわかった。
試しにチーズのかかっていないライスだけの部分をいただくと、麺ほど相性が良くないのだ。

なるほど・・・麺との相性を考えて調整してあるんだなぁ・・・。

しかーし!!
スープと麺の相性がよければ、ご飯と相性が悪くても仕方ない・・・と妥協しないのがきちりん流!

ここで「焼きチーズ」が良い働きをしてくれる!
このスープとご飯の縁を取り持つ素晴らしい仲人役を果たしてくれているのが焼きチーズなのだ!

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スプーンで浸して食べるも良し、〆に雑炊っぽくしていただくのも良し!
最後の最後まで美味しさを提供してくれる!

スープとライスの相性を考え・・・それぞれの個性を上手く活かしてくれる職人技をこんなところにも感じた。

ちなみに、ものすごくどうでも良い話だが。。。
「お見合いの仲介が趣味」と言っていた、実家の近所のおばさんの事を思い出してしまった。

男性と女性のそれぞれの個性を見抜き、縁を取り持ってくれて、かなりの数のカップルを成立させたとか・・・。
こういう方こそ、今の日本に必要なのかもしれない。

おばさーん!!私も独身d・・・・いや、いよいよもってどうでも良い話になりそうなのでこの辺にしておこう。

【らーめん きちりん 大通店】
住所:北海道札幌市中央区大通西9-3-35
営業時間:11:00~20:00
※スープがなくなり次第終了
定休日:月曜日
TEL:011-231-8628

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ということで、「スパイス」をキーワードに取り上げてみた札幌ラーメン最新事情3回目でした。

「ハナウタ」のところでも書きましたが、スパイスの効果は「デトックス」や「ダイエット」に期待できるものもあるはず。

ダイエットに期待できる!?だって?

・・・どうかダイエットに期待させて!!
希望を持たせて!!

え?スパイスには「食欲増進作用に期待できるものもある!?」だって?

どうやら、後者の効果は大いにあったようだが、前者は。。。。期待しない方がよさそうだな。

【札幌ラーメン最新事情2016】
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WRITER/大石 敬(札幌ラーメンコンシェルジュ)

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