■目次
様似町(さまにちょう)はこんなところ
雄大な太平洋と日高山脈を望む「海と山」のある様似町は、夏は涼しく、冬は雪が少ない、道内でも住みやすい穏やかな気候の町です。道内有数の好漁場である日高沖で獲れる新鮮な魚介類と、町のシンボルである「アポイ岳」の麓で育まれた農畜産物が自慢です。
様似町の老舗水産加工会社「丸富水産株式会社」に注目!
1950年創業。地元の鮮度抜群の海産物をその日のうちに加工し、日高の海の恵みを全国に届けている丸富水産。
自慢の釜茹でタコのほか、日高ブランド鮭“銀聖”(ぎんせい)やイクラ、ホッケ、サバなど、近海で水揚げされる水産物を多く取り扱っています。
高橋幸宏さんに聞きました!
『地元の様似町が好きで、少しでも力になればと思い業務に携わりました』
社長である父(求幸さん)の姿をみて、一緒に様似町を盛り上げていきたいと感じた幸宏さん。3年間の修行を経て入社して2年目、まだ分からないことも多く、模索しながら事務や現場での作業に務めているそう。
『水産物により方法が異なりますが、大まかな流れは、
原料(水産物)搬入→内蔵除去→塩もみ→洗浄→ボイル→冷却→金属検出器(1回目)→計量箱詰→ ー40℃で急速冷凍→金属検出器(2回目)→グレーズ→ ー30℃で冷凍保存→出荷 となります』
グレーズとは、薄い氷の膜のことで乾燥や酸化を防ぐ効果があります。ボイルをしてからも徹底した品質管理、急速冷凍・保存方法にこだわりをもってやっているのがよくわかります。
どの工程でも気を付けているのが「鮮度保持のため、早く効率的に加工を行う」という点だそうです。
家庭や店頭、店舗で新鮮な海産物を味わえるのは、積み重ねてきた技術、そしてそれを行う職人技(スピード)に守られているのですね。
『季節で色々な水産物があり、それぞれ加工方法が異なります。たくさんの知識を学んでいくことが楽しいです』
道内有数の漁場である日高沖。水揚げされる水産物は、コンブ、タコ、サケ、ウニ、真ツブなど1年を通して大変種類が豊富です。北海道の代名詞である新鮮な海産物を支える水産会社に携わっている方が、楽しんでお仕事をされているのは、道民として安心することができます。
伝統製法にこだわった「ヤナギダコ(柳蛸)」に注目!
『昔ながらの釜茹でにこだわった、ヤナギダコ(柳蛸)が自慢です』
北海道の大自然で育った柳蛸の素材が活きるように、昔ながらの伝統製法で旨味を閉じ込めた丸富水産の冷凍煮ダコ。程よい塩味で歯切れもよく、長く愛されている商品です。
『スチームでの大量加工ではなく、釜で1度に100~150㎏ずつ茹でられたヤナギダコ(柳蛸)は、きゅっと身が引き締まり、程よい歯ごたえに。噛めば噛むほどタコの風味を口の中いっぱいに感じる丁度いい塩加減に茹で上がります』
おすすめ返礼品 北海道産 冷凍煮ダコ
主に北海道、特にえりも岬以西の太平洋沿岸での漁獲が盛んなヤナギダコ(柳蛸)の足をたっぷりと約2.5㎏お届け。3個の小分けになっているので使い勝手も良いですよ。
タコには血液中の中性脂肪や余分なコレステロールを排出する働きがあり、動脈硬化や血栓を予防するアミノ酸の一つ、タウリンが豊富。タコが持つ数々の栄養は老化防止や肌ツヤに効果があるといわれています。
高橋さんイチオシの食べ方は?
『いつも薄くスライスして醬油とわさびで食べています。1㎝ほどのぶつ切りで何もつけずそのまま食べてもおいしいです』
シンプルに食べるのが一番!素材の良さと、釜茹でだからこその旨味を味わうには、まずはそのまま食べてみてください。
様似町のここが好き!
『山、海、川があり自然豊かな町です。澄んだ空気がとても心地よく、地域の方々は人情深い人が多いと感じます。そして、水産資源は全国でもトップレベルの物であると自信を持っています』
皆様に様似町の魅力を食べて知っていただき、是非一度様似町にお越しください。今後とも丸富水産株式会社をよろしくお願いします。
TEL:0146-36-3221