「江差・松前 千年北海道手形」でバスの旅・第5弾!
旧中村家や土方歳三嘆きの松など「いにしえ街道」を散策
いよいよ、江差のまち歩きスタート。
最初に見学したのは、国の重要文化財「江差町旧中村家住宅」。
ニシン漁全盛時代を今に伝える廻船問屋です
こ~んな大きな蔵があるのです。なんと4重扉
奥に長~く、母屋から文庫倉、下の倉と棟続き。
一番奥はハネ出しで、浜から直接、魚を運び込んだ
入口が残っています。
「いにしえ街道」に建つ、この堂々たる店構え。
さすが歴史の残る大商人、立派ですよね~
共通入館券500円でまわれるのが、旧中村家と旧檜山爾志郡役所と
旧関川家別荘の3施設。
そこでお次は、「旧檜山爾志郡役所」(江差町郷土資料館)へ。
歴女にはたまらない、かの有名な
「土方歳三 嘆きの松」は、ココにあるのです
開陽丸が沈むのを見て、土方歳三が無念の思いでこの松を叩いた。
その思いが、この松をこんなにも曲げてしまった。。。
この建物は当時、
警察も兼ねていて、
留置所が残っています。
こういうこと、
してもいいのよ
素敵だったのは、壁や天井に貼りめぐらされた華麗な布クロス
部屋ごとに違うクロスは、当時の端切れから、
相当な苦労をして復元されたもの。美しくて、うっとり~
2階のテラスから、土方歳三も眺めた江差の海が見渡せます。
このあとは、いにしえ街道をぶらぶら歩き。
「遊工房ささおりや」さんをはじめ、昔語りをしてくれるお店が
たくさんあります。
姥神大神宮は、370有余年続く道内最古の祭
「江差・姥神大神宮渡御祭」の舞台です
いよいよラストは「旧関川家別荘」へ
関川家は松前藩一の豪商で、貴重な調度品や古文書が大量に
保存されています。
実は中村家の蔵にあったお宝も、ほとんどが関川家から借りたモノだとか
その宝物も見応えあるのですが、私が感動したのは、この庭園
コイが泳ぐ池や川にかかる太鼓橋など、すごく広くて、キレイなのです。
一度でいいから、こういう家に暮らしてみたいな
庭を眺めながら、松前藩一の豪商のお嬢様気分に浸ったりして~
開陽丸に北海道文化遺産の横山家など、江差の見どころは
他にもたくさんあるのですが、伝えきれない
嬉しいです
いにしえ街道まちあるきガイドは、ひとりでも多くの方に
江差の栄華をたどる魅力に触れていただけたらと、
なんと無料のプログラムなのです
ガイドしてくださった中川雄平さん、本当にありがとうございました
これは私なりの使い方ですが、これで2日間という充実ぶり
ぜひ、「松前・江差 千年北海道手形」を活用して
道南西部の魅力を体感してくださいね~
(2015年時点の情報です)